使ってわかった

暗めの場面でも撮影できる超高感度アクションカメラ!

  • 文・コヤマタカヒロ
  • 2017年1月12日

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  • カメラ部とコントローラー部が分離できる。

  • オプションのマルチアングルベルト「EAM-3」で頭に固定できる。

  • 三脚穴などに固定できるトライポッドマウンター「EAM-1」とマルチアングルクリップ「EAM-2」。

  • 3.0型の液晶ディスプレーに撮影カットを表示したところ。高感度撮影時のノイズの乗りもわかる。

  • マルチアングルベルトでカメラを頭に固定して撮影してみた。

  • ISO 40000、1/15秒で撮影した夜の公園。ノイズは強いが情報量も多い。

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 高い独自性により、デジカメ黎明期より現在までさまざまなデジタルカメラを展開してきたメーカー「カシオ」。そんなカシオの最新デジタルカメラのなかで、特に筆者が注目しているのが、カメラとコントローラー部が分離できる機構を搭載したFRシリーズの最新モデル「EXILIM EX-FR110H」だ。

 新たに搭載したのが、最高ISO 51200の高感度撮影機能。これにより、暗いシーンでもより明るく撮影できるようになった。さっそく、実際に「EXILIM EX-FR110H」をテストしてみよう。

カメラ部とコントローラー部はワイヤレスで接続

 カシオのFRシリーズはカメラ部とモニターを搭載するコントローラー部が分離できるのが特長のデジタルカメラだ。それぞれにバッテリーを搭載しており、レンズを通した映像は、撮影中はもちろん、プレビュー中もワイヤレスで転送され、ディスプレーに表示できる。カメラとコントローラー部を接続することはできるが、データ通信はワイヤレスでおこなっており、あくまで固定しているだけなのが面白い。

 カメラ部には、180度開くヒンジユニットを装備しており、このヒンジを開閉することで、カメラを自由な角度で固定することができる。例えば、開いた状態でコントローラー部に取り付けた場合はボディーはストレートになり、ヒンジを折りたたむことで、カメラとディスプレーが反対に向き、一般的なデジタルカメラのようなポジションで使える。

 分離構造を搭載しているため、電源ボタンやシャッターボタンは、カメラ部、コントローラー部の両方に搭載。カメラ部だけを起動して撮影することはできるが、コントローラー部だけを起動した場合は、カメラ部の電源を入れるように促す画面が表示される。

 記録にはmicroSDカードを採用。カメラ部に装着する。カメラ性能は有効画素190万画素の1/2.8型CMOSセンサーを搭載。レンズはF2.8、焦点距離は20mm(35mmフィルム換算)とかなりの広角の仕様となっている。なお、光学ズームは搭載しておらず、最大2倍のデジタルズームを採用している。

 なお、コントローラー部には、3.0型のTFT液晶を搭載。タッチパネルとなっており、各種設定や機能の切り替えなどは画面タッチからおこなう仕組みだ。

超広角レンズでのスナップ撮影が楽しい

 実際に「EXILIM EX-FR110H」を持っていろいろと町歩きしてみた。コントローラー部を接続して持ち歩いたときは普通のカメラと同様の使い方だ。ただし、レンズが20mm相当と超広角なので、ちょっと変わった雰囲気で撮れるのが面白い。そして、慣れてくるといちいちディスプレーを見ることなく撮影できるようになる。撮影モードをパンフォーカスにしておくと、多くのエリアにピントが合うため、超広角レンズを生かした、スナップ撮影が楽しめるのだ。

 なお、「EXILIM EX-FR110H」では通常の静止画や動画撮影ができるほか、512×384ドット・240fpsの超スローモーション動画の撮影や5秒、15秒、30秒、1分、2分が選べるインターバル撮影機能も用意している。インターバル撮影したカットを使って、タイムラプス動画を作るといったことも可能だ。

 レンズ部だけを取り外して固定できる「EXILIM EX-FR110H」だからこそ、これら多彩な撮影モードをより楽しめるだろう。

ISO 51200の超高感度で夜間撮影が楽しめる

 「EXILIM EX-FR110H」の売りはISO 51200の高感度対応だ。そこで、夜間に持ち出して、暗い公園などで撮影テストしてみた。液晶ディスプレーには、目の前の暗い空間が、ハッキリ明るく写る。明らかに肉眼よりも明るく見えるのだ。とはいえ、真っ暗な部分が明るくなるわけではない。最低限ある程度の明るさは必要なようだ。ちょっと離れた遊具が見えないといったぐらいの暗さの公園は明るく、見渡すことができた。

 しかし、外灯の影になっている真っ暗な場所などでは、残念ながら黒くつぶれて写らない。あくまで、高感度で撮っているだけで、暗視カメラのような撮影ができるわけではないことは理解しておきたい。

 今回、ISO設定をオートにして暗い場面で撮影したが、写真の多くは、ISO 40000で撮影できていた。当然ながら、パソコンに取り込んで写真を見てみると、ISO感度が高いため、かなりノイズは出ている。ただ、日没が早い冬でも、「とりあえず撮れる」という安心感はやはりうれしい。なお、外灯を光源として撮影したカットはかなり緑かぶりとなっていた。これは光源の特性である以上しかたがないことだといえる。

アウトドアはもちろん宅内でも楽しい

 「EXILIM EX-FR110H」が想定している一番の利用シーンはアウトドアだろう。FRシリーズには、さまざまなアタッチメント(別売)が用意されており、胸元や頭部などにカメラ部を固定して、動画撮影やインターバル撮影しながら、山登りやハイキングを楽しむといったことができる。

 当然、山の中で撮影する場合、暗い場面もある。そんなときでも「EXILIM EX-FR110H」なら、高感度で撮影してくれるというわけだ。また、個人的に面白いと感じたのが、高感度を生かした子どもの撮影だ。夜寝ているところなどはフラッシュを光らせるわけにもいかない。しかし、「EXILIM EX-FR110H」なら高感度で撮影できる。子どもの寝姿をインターバルで楽しむといったこともできるのだ。

 最近では、通常の写真はスマートフォンのカメラ機能で十分といったことが多い。だからこそデジタルカメラには、スマートフォンでは撮れない特別なカメラ機能が求められるのだ。

 「EXILIM EX-FR110H」は分離構造による多彩な使い方ができるアクションカメラとしての機能も搭載。さらに高感度撮影機能により、暗いシーンにも強い。アウトドア用途はもちろん、ファミリー用途でも活躍してくれるはずだ。

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PROFILE

コヤマタカヒロフリーライター

小学生の長女を筆頭に幼稚園児、未就学児の3女を育てるパパライター。専門分野はデジタル製品と家電機器なので、家事や子育てにもそれらを駆使して奮闘中。自宅事務所で働くフリーランスで、子育てにも積極的に参加中。

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