私の愛用品

これはもう“世紀の発明品” 湯山玲子さんが見つけたCHACOLIのバッグ

  • 2017年1月16日

 本や雑誌のコラムの執筆のほか、テレビのコメンテーターとしてもおなじみの湯山玲子さん。主に女性の生き方について繰り出される鋭い考察は、痛快かつ爽快! 共感したり、ときに打ちのめされたりしつつ、独特な湯山節の中毒状態となっている人も多いのでは。今回は、湯山さんらしいユニークな買い物観を交えながら、愛用品について語ってもらいました。

 

よくぞ取材を依頼してくれました!

――本日はバッグとスマホのストラップケースをお持ちいただきましたが、それぞれどんなものですか? まずはバッグから伺いたいと思います。

 つい1カ月ほど前、外苑前のショップ「シボネ」で見つけたCHACOLI(チャコリ)のバッグです。元々このブランドの白の大きいタイプを「シボネ」で購入していて。コーティングされた生地だから汚れが付きづらいし、ノートパソコンがそのままドンと入るから、DJイベントをやるときすごく便利なの。それでいつもの“シボネチェック”中に……あ、私いつも色々な店のパトロールをするんですけど(笑)、限定のデニム地バージョンが売られていて、小さいタイプが圧倒的にかわいかったので即買いしました。でもこのサイズでしょ?「ちょっと押さえておくか」程度の気持ちで買ったのに、すごく使えるのよ。もう「世紀の発明品だ!」と思って。最近はもっぱらこれ。そんなタイミングで今回の取材の話が来たんですよ。

――おお、タイムリーですね。よかったです。お気に入りのポイントは?

 まずは自立するところ。ぐにゃっとならない。それから、仕切りがたくさんあって、中が一目瞭然。内側に細かいものを入れられるポケットもあるし、とにかく「何かを探す」ということがないんです。今までの人生、かなりの時間をものの捜索に費やしてきたので(笑)、これは本当にいい。大きい化粧ポーチもすとんと入るし、見た目からは想像できないほど収納力があって、服も選ばないんですよね。

  

――いいことづくめ! さっき、スカーフを被せて使われているのを見て、とてもおしゃれだと思いました。

 バッグの上部が開いているから、目隠しで布ものをかけることもあるんですけど、いいでしょ? ファッションのアクセントになるんですよね。いつも思うんだけど、日本人ってこういうところにチャックを付けがちじゃないですか、恥ずかしいからって。あと化粧用の小さい鏡だったり、余計なアクセサリーをつけてしまう。通販番組で売られているようなものによく見かけるけど、あれいらないんですよ。このバッグは小規模の工房で日本人デザイナーが作っているものだそうですが、そういう無駄な機能が一切ないのも気に入っています。

  

――こちらのストラップケースも素敵です。

 これ、ちょっとやらかしちゃいました系エピソードなんですけど。今年8月にイタリアに行って、ローマでスマホを盗まれたんです。電車でちょっと高いところに荷物を置こうと奮闘していたら、小ぎれいな学生風の若い子たちが手伝ってくれたんですよ。「わー、感じいいなー」なんて思ってたら、私がリュックサックのポケットにスマホを入れたのを見ていたらしくて。電車を降りてタクシーに乗ったら、ポケットが全開。それで帰国してすぐ、ネットで首から下げられるケースを探したの。特に飛行機によく乗る人は、手荷物検査の時に、荷物を出すのにごたついて、結構、ケータイをうっかり置き忘れるという笑えない話をよく聞くので、マストですよ。

――旅や出張が多い人にはいいですね。レオパード柄のレザーがこれまたおしゃれで。

 ネットで検索したら、「セレブに人気!」って出てきて、とほほ、なんだけど使える(笑)。肩にも首にもかけられるし、新幹線の切符もカードも入るし。移動のとき本当に便利なんですよ。バッグの中に入れていても、紐を引っ張れば出せるしね。ほかにもスタッズやスワロフスキーが付いたストラップのデザインが色々あって、迷いました。私みたいにものをすぐ無くす人は、買った方がいいです!

研ぎ澄まされた“ファッション動体視力”で愛用品をキャッチ

――さきほど、よく店のパトロールをするとおっしゃっていたのが気になりました(笑)。

 色々な店を回ってチェックするんです。どんなマーケティングより、今流行っているものが分かりますよ。「シボネ」もだし、「無印良品」も。あれば必ず入っちゃうのは本屋もおんなじ。無印は定点観測していると、アップデートのされ様が面白い。たまに売れなかったのかすぐ無くなる商品もあるんだけど、その中に幻の名品とかがあったりして。ヘアメイクのプロが愛用するドデカいメイクバッグとか。それいいね~って話すんだけど、考えてみたらプロじゃなければ、そんなに収納いらないじゃんって(笑)。あとは「コム・デ・ギャルソン」の本店も必ずのぞきますね。ディスプレーも面白いですし。ファストファッションの店もすごく使いますよ。今日のこの服も、「ザラ」と「H&M」。

――ええ!? すごくお高いものかと思っていました……

 「ユニクロ」も「フォーエバー21」も使いまくってます。今スタイリストを付けていないから、全部自分でコーディネートしていて、スタイリング観点で自分の服を選ぶ面白さに目覚めています。

  

――そういうセンスは、昔からですか? ファッションは、失敗を重ねて勉強したりしますよね。

 やっぱり、自分の見た目が悪くて苦しんだ分、その中から編み出した“似合うもの”だから。コンプレックスって勉強になるんですよ。実は私、制服というものを着たことがなくて、小学校の時から服を選んでいるからさ。その結果、“ファッション動体視力”が鍛え上げられていて、自分に似合うものがパッと目に入ってくる。愛用品になるものは、基本その“動体視力”でキャッチしたものですね。

――愛用品ができると、ついそればかり使ってしまい、ほかのものを手に取る機会が減りますよね。その分買い物を控えたりしますか?

 それでも、どんどん買っちゃうんですよ。この断捨離ブームの中、買い続ける私ってなんなんだとは思うけどね。何にもない方が落ち着くという人もいるんでしょうけど、私は自分の美意識にあふれたモノに囲まれていた方が精神衛生上、いい。とにかく、私の仕事はアウトプット命ですから、その分、インプットは多くなる。身体的インプットにはやっぱり所有のインパクトは大きいです。

――なるほど。でも、家の中が大変なことになりそうです(笑)。買ったけれど使わないものたちは、眺めて楽しむ感じでしょうか。

 うん、“寝かしどころ”に置いておくんですよ。日ごろからチェックして置いておくと、あるときそのトレンドが来るの。今の自分には必要なくても、将来の自分に必要になるから。ヴィンテージっていう考え方です。

――未来の愛用品ですね。そう考えると、買い物もより楽しくなる気がします。

 買い物って、出合いですよね。自分の足で動かないと出合えない。人と同じですよ。ネットも使うけど、やっぱり出かけて買う方がいい。どんどん買うので、お金はかかりますけど。でも、あえて言いますと、お金の使い方のバランスは取らない方がいいですよ。私、旅行の宿泊先は「Airbnb」でしか予約しないの。なんならカプセルホテルでもいいくらい。家具も、どうせ埋まって見えなくなるし(笑)、「ニトリ」でいい。その代わり、浮いた分を美味しいものや好きなことにかける。バランス取ろうとするから、ちまちまとした出費がかさむんです。

(取材・文 唐澤 理恵、編集・スケロク)

<今回紹介した愛用品>

CHACOLI(チャコリ)/バッグ

Bandolier(バンドリヤー)/iPhone6ケース

  

紹介者のプロフィール

湯山玲子

著述家、プロデューサー。出版、広告の分野でクリエイティブ・ディレクター、プランナー、プロデューサーとして活動。同時に評論、エッセイストとしても活躍。メディア、アート、表現文化ジャンルにおける、幅広いネットワークを生かして、近年は、PR、企業のコンサルティングも多く手がけている。著作に『女ひとり寿司』、『クラブカルチャー!』、『女装する女』、『四十路越え!』など。日本大学藝術学部文藝学科非常勤講師。クラシック音楽の新しい聴き方を提案する、「爆クラ!」イベントを開催中。2017年2/22(大阪)、25(東京)にて、「爆クラ!presents ジェフ・ミルズ×東京フィルハーモ二ー交響楽団×バッティストーニ クラシック体感系Ⅱ-宇宙と時間編-」をプロデュース。公演のホームページはこちらhttp://www.promax.co.jp/bakucla/02/index.html

[PR]

この記事を気に入ったら
「いいね!」しよう

今、あなたにオススメ(PR)

Pickup!