くらべて選んで

髪と地肌を守る最新ドライヤー選び

  • 文・栗山琢宏
  • 2017年1月23日

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ダイソンの「Dyson Supersonicヘアードライヤー」は、ドライヤー市場に新風を吹き込んだ斬新なモデル

  • パナソニックの「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA98」は、ドライヤー市場では圧倒的に人気のモデル

  • シャープの「IB-GX9K」は、頭皮ケア用にかっさアタッチメント」を搭載し、地肌をマッサージできる

  • コイズミのダブルファンドライヤー「KHD-W710」は、風量の強さで定評があり、マイナスイオン機能も搭載

  • 日立のナノイオンドライヤー「HD-NS900」は風量を無段階で調整できるので、微妙なコントロールがしやすい

  • テスコムのプロテクトイオンヘアードライヤー「TID2500」は、マイナスイオン搭載で2.2m3/分の大風量モデル

  • リュミエリーナのヘアビューザー エクセレミアム 2D Plus プロフェッショナル「HBE2D-P」は美容室で人気のモデル

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 女性に比べると男性のドライヤー使用率はかなり少ない。タオルでふくだけで、生乾きのままにしている人も多いだろう。しかし、そのまま布団に入るのは衛生的にも髪にもよくないという。髪を大事にするために、男女問わずしっかりドライヤーを使いたい。ドライヤー市場は、ダイソンの参入などもあって活性化されている。最新のドライヤー選びについて紹介してみよう。

実は自然乾燥よりも髪と地肌にいい

 男性の中には、髪が短いのでタオルでふくだけの自然乾燥ですませる人も多い。ドライヤーで熱を加えることで髪を傷めるから、自然乾燥のほうが髪のためにもいい、と思っている人もいる。だが、髪がきちんと乾いていないデメリットもかなり大きいのだ。

 人の頭皮にはもともと多くの種類の常在菌が一定バランスで存在していて、表皮を弱酸性に保ったり、細胞の新陳代謝を促したりしている。濡れた髪をそのままにしておくことで、高温多湿の状態になり、常在菌が繁殖してしまうのだ。これによってフケ、かゆみ、においのもとになり、皮脂が増えて毛穴をつまらせるなどで代謝を悪くする。こうした皮脂トラブルが、抜け毛の原因になることもあるという。

 また、髪が濡れている状態でいると、毛髪の表面を覆っている保護膜(キューティクル)が開いている状態ではがれやすく、髪が傷みやすくなってしまう。保湿がしにくくなりぱさぱさになって、切れ毛や枝毛の原因になる。さらに、乾くときに髪型が決まるので、濡れた状態で寝てしまうと朝起きたときに寝癖がついてしまう。寝る前の乾燥を怠ることで、朝の忙しい時間に寝癖直しの時間がかかることになる。

 もうひとつ問題になるのが寝具だ。髪が濡れたまま布団に入れば、布団や枕も濡れた状態になって、身体を冷やし血行を悪くする。さらに濡れた寝具は、雑菌の繁殖を招き、ダニなどを増やすことにもつながる。健康面や衛生面でも問題を起こす可能性があるのだ。

 このように髪が濡れたままの状態でいるよりは、タオルできちんと水分をとったあとに、短時間でさっとドライヤーで乾かすほうが髪や地肌のためにもいいと言えるだろう。

ドライヤー選びのチェックポイント

 ドライヤー売り場に行くと、1000円程度で購入できるものから、数万円もするモデルまである。基本的には、ファンで取り入れた外気をヒーターであたためて送風するという仕組みはどれも変わらない。その風量の違いや付加機能によって価格差が生まれてくる。

 短時間で髪を乾かすためには、風量の強いドライヤーが有利だ。風量のスペックは、1.9立方メートル/分といった数値で表示され、数値の大きいほうが強い風を送ることができるモデルだ。

 次にマイナスイオンなどの髪を保護する機能の有無。マイナスイオンを発生させることで、髪に保湿効果を与え、静電気も抑えられてまとまりやすくなる。パナソニックの「ナノイー」や、シャープの「プラズマクラスター」などもほぼ同等の機能だ。マイナスイオンの効果は科学的にはまだ実証されていないが、ドライヤーで髪がさらさらになるなどは実際に体験できることから、髪を守る補助機能として認識しておくといいだろう。

 そのほかに旅行に持ち運べるコンパクトなタイプや、女性向けの髪をスタイリングするカールドライヤーなどもあるが、今回は家庭で髪の乾燥に使うタイプのモデルに限定してセレクトしている。各社のモデルをチェックしてみよう。

各社の高機能ドライヤー

 ダイソンの「Dyson Supersonicヘアードライヤー」は、高級ヘアドライヤーとして大きな話題になったモデル。同社の羽根のない扇風機と同様の「エアーマルチプライアー」技術を採用し、高速の気流を生み出す。風量は最大で2.4立方メートル/分と非常に強力だ。熱によって髪にダメージを与えない「インテリジェント・ヒートコントロール」を採用し、風温を毎秒20回測定し設定温度より高温にならないように制御。またマイナスイオン機能も搭載しており、静電気を抑え髪のまとまりをよくする。他社のモデルと異なり、モーター部分がヘッドではなくハンドル部分にあるので、618gの重量ながら、操作時に重さを感じにくい。スタイルも含めて新世代のドライヤーという印象だ。

 パナソニックの「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA98」は、市場でとても人気の高いモデル。同社の「ナノイー」搭載モデルの上位機種で、従来より約20%ナノイー発生量が増え、ドライヤー使用後の髪のうるおいとなめらかさがアップしている。風量は1.3立方メートル/分と強力ではないが、髪の表面を整えつやを出す「温冷リズムモード」や、室温によって自動で温度調節する「インテリジェント温風モード」、地肌をやさしく乾かす「スカルプモード」などさまざまなモードが用意されている。ナノイーの効果は髪だけでなく、地肌の保湿にもよいと言われ、髪に悩む男性としても気になるところだ。

 頭皮をケアするアタッチメントのついたシャープの「IB-GX9K」は、プラズマクラスターによるうるおい効果と静電気抑制効果を地肌のケアに生かしたモデル。皮膚表面を心地よい強さですべらせる「かっさアタッチメント」を搭載。通常のヘアドライののち、マッサージしながら、髪の毛をかきわけて、高濃度プラズマクラスターイオンを頭皮に届け快適な状態に保つという。頭皮のケアを重視したモデルだ。最大風量は1.7立方メートル/分。

 風量の強さで定評があるのは、コイズミのMONSTERシリーズ。ダブルファンドライヤー「KHD-W710」は、ダブルファンを搭載することで最大2.0立方メートル/分の大風量を実現している。短時間のドライで髪へのダメージを軽減し、マイナスイオン機能も搭載してつやのある髪を作れる。買いやすい価格も魅力的。

 日立のナノイオンドライヤー「HD-NS900」は、最大1.9立方メートル/分の大風量を実現しながら、騒音低減システム「SEAN」によって騒音を抑えたモデル。風量を無段階で調整できるのも特徴だ。こちらも同社の「ナノイオン」によって髪のうるおい+大風量を実現している。頭皮を優しく乾燥するスカルプモードも搭載するなど、オールラウンドなモデルだ。

 テスコムのプロテクトイオンヘアードライヤー「TID2500」は、2.2立方メートル/分の大風量モデル。独自のプロテクトイオン機能は、プラスとマイナスのイオンを同時放出し、静電気を抑制するという。乾燥が気になるときには、マイナスイオンモードに切り替えることも可能。同社はNobbyという美容室向けの業務用ドライヤーブランドも持っており、ドライヤーでは実績のあるメーカーだ。

 美容室で人気といえば、リュミエリーナのヘアビューザー エクセレミアム 2D Plus プロフェッショナル「HBE2D-P」。同社の独自技術「バイオプログラミング」で、3万円を超える高額モデルながら高い人気を呼んでいる。家庭で女性と共用するなら、選択肢にあがるモデルだろう。

 目的とする用途と価格によって選択するモデルは異なってくるだろうが、ドライヤーをかける習慣のない男性も、これをきっかけにぜひ自然乾燥からドライヤー乾燥に移行してみよう。

PROFILE

ライター 栗山琢宏

パソコンや家電製品などのほか、調理器具やベビー用品などモノ全般を得意とする雑食ライター。調理家電のレビューを行ううちに料理に目覚め、料理道具への偏愛もはじまる。料理道具は実際に料理してみた、リアルな使い勝手を重視する。Windows以前からパソコンを使いはじめ、デジタル機器や家電の動向を追い続けている。商品を買うときに比較検討しているときが至福。

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