くらべて選んで

乗り換えは今!? SIMフリーの端末選び

  • 文 栗山琢宏
  • 2017年5月16日

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ASUSの「ZenFone 3 Max」は、実売価格が2万円台と購入しやすいモデル。

  • ASUSの「ZenFone 3 Ultra」はハイスペックなモデルで、ほかに5.2インチ液晶のモデルもある。

  • HUAWEIの「HUAWEI P9 lite」は、フルHD液晶でコストパフォーマンスがよい。

  • HUAWEIの「HUAWEI Mate 9」は、ライカダブルレンズ搭載の写真機能に優れたモデル。

  • VAIOの「VAIO Phone A」は、アルミ削り出しボディーを採用した仕上がりの美しい製品。

  • 富士通の「arrows M03」は、おサイフケータイ、ワンセグなど日本独自の機能を備える。

  • フリーテルの「Priori 4」は1万円台で購入できる格安モデル。コスト優先なら狙い目。

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 CMなどの影響で、最近ではすっかり認知されている格安SIM。NTTドコモやauなどの通信キャリアよりも低価格で利用できるため、月々の利用料金を大きく下げられる。こうした格安SIMを利用するにはどうすればいいのか、どんなメリット・デメリットがあるのかなどの情報を含めて、キャリアを選ばないSIMフリー端末を紹介してみよう。

格安SIMとは?

 格安SIMは、キャリアの通信網を借りて、通信回線を販売する業者(MVNO)によって販売されている。スマートフォンで利用する場合、NTTドコモなどのキャリアの料金が、安いプランでも5000円程度になってしまうのに比べ、格安SIMなら通話込みのプランでも月に1000円台で提供する会社は多く存在する。格安SIMなら月々のランニングコストを減らすことができるのだ。

 もちろん料金が安くなるというメリットだけではなく、デメリットもある。まずキャリアの回線に比べると通信回線が遅い。MVNO業者によって違いはあるが、特にユーザーのアクセスが集中する朝夕の通勤時間帯と、正午のランチタイム付近は速度がかなり落ちる。午前中に10Mbps以上の転送速度がでていても、正午になると1Mbps以下になってしまうという例は少なくない。こうなるとニュースサイトなどを見るのにも、非常に時間がかかることも。

 この集中している時間帯を除けば、メールやウェブサイトを中心にした利用者なら、通信速度の遅さを感じることはあまり多くないだろう。

 また格安SIMに乗り換えた場合は、通信キャリア独自で提供しているサービスは利用できなくなる。具体的には「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」などのメールアドレスが利用できなくなる。この場合は、ほかのメールアドレスに連絡先を変更する必要がある。「Gmail」などの無料メールアドレスを利用したり、「LINE」などを活用しよう。

 もうひとつ問題になるのがサポート体制だ。大手通信キャリアは全国にショップを展開しているので、トラブルになったときには店頭で対応してもらえる。だが、格安SIMの場合は基本的には電話やメールなどの対応になる。しかも電話もつながりにくいという事例が少なくない。故障の際にも代替機の貸し出しがなく、修理期間中は電話が使えないという事態に陥ることも。それらのリスクを踏まえて利用するなら、価格の安さは圧倒的な魅力だ。

利用できる端末

 格安SIMを利用するには、対応スマートフォンを用意する必要がある。ひとつは回線を選ばずに利用できるSIMフリー端末を使うこと。もうひとつは今使っている端末を、SIMロック解除することだ。SIMロック解除は購入した通信キャリアのショップで対応してもらえる。ただし2015年以前の古い機種ではSIMロック解除ができなかったり(例えばiPhone6以前のiPhoneなど)、解除してもMVNOでの通信がうまくいかないこともある。このあたりの情報はMVNOのウェブサイトから情報を収集しよう。

 また、MVNOが使っている回線が、現在使っている大手通信キャリアと同じなら、そのままSIMカードを差し替えるだけで利用できることもある。多くのMVNOはNTTドコモの回線を利用しているため、NTTドコモの機種ならそのままSIMを差替えるだけでOKということも。厳密にどの機種が利用できるかは、MVNOのウェブサイトで対応機種を確認できる。UQモバイルやmineoなどauの回線を使っているMVNOなら、au端末の多くが使えるだろう。

 もし2年以上前の機種を利用している場合は、新たにSIMフリー端末を用意した方が格安SIMを快適に使えるだろう。通信費はユーザーの使い方によって大きく違うが、例えば毎月8000円使っているユーザーが、格安SIMに変更して2000円程度になれば、月に6000円下がることになる。年間で7万円強の差額があるので、新たに端末を買い換えても十分もとがとれる。またMVNOでも通信回線と端末の分割払いをセットにしたプランもあるので、それらもチェックするといいだろう。以下にSIMフリー端末を紹介するので、それらを参考にしてみてほしい。

価格差の大きいSIMフリー端末

 SIMフリー端末は、おもに海外製のモデルが多い。そのため日本に固有のおサイフケータイやワンセグなどの機能が搭載されていないものがほとんどだ。またスペックの違いによって、1万円台で購入できるモデルから、10万円近いモデルまで価格差が大きい。例えば安価なモデルでは角度の傾きを検知するジャイロセンサーが非搭載で、ポケモンGOなどのAR対応ゲームができない、といったこともある。求める機能によって、製品を選びたい。

 ASUSの「ZenFone 3 Max」は、5.2インチ(1280×720ドット)の液晶、内蔵メモリ2GBに、OSはAndroid 6.0を採用したモデル。4100mAhの大容量バッテリーを搭載して長時間待ち受けが可能で、実勢価格は2万円台と購入しやすい。「ZenFone 3 Ultra(ZE552KL)」は、5.5インチ(1920×1080ドット)の液晶に、オクタコアのCPU、内蔵メモリ4GBを搭載したハイスペックなモデル。1600万画素のアウトカメラと光学手ぶれ補正で、ブレのない写真や動画を撮ることができる。

 HUAWEIの「HUAWEI P9 lite」は、5.2インチ(1920×1080ドット)のフルHD液晶に、内蔵メモリ2GBながら、オクタコアCPUにAndroid 7.0を搭載した最新モデル。ただしジャイロセンサーは非搭載だ。「HUAWEI Mate 9」は、5.9インチ(1920×1080ドット)のフルHD液晶ながら、幅78.9ミリとコンパクトなボディー。カメラはライカダブルレンズを搭載した写真撮影に優れたモデル。4Kビデオ撮影も可能。オクタコアのCPUにAndroid 7.0、内蔵メモリ4GBとハイスペックな製品だ。

 国産勢では、VAIOの「VAIO Phone A」が秀逸。アルミ削り出しのボディーに、オクタコアのCPU、3GB内蔵メモリ、5.5インチ(1920×1080ドット)のフルHD液晶と、ハイエンドモデル並みの仕様ながら、2万円台で購入できるコストパフォーマンスがすばらしい。富士通の「arrows M03」は、5インチ(1280×720ドット)の液晶、クワッドコアのCPUに2GBの内蔵メモリとスペック面では平凡。しかしワンセグやおサイフケータイといった国内仕様のサービスに対応しているのがうれしい。

 またとにかく格安で、という場合には、MVNOでもあるフリーテルの「Priori 4」なら1万円台で購入できる。仕様は5インチ(1280×720ドット)の液晶に、クワッドコアのCPU、2GB内蔵メモリ。メールやウェブサイトを中心とした使い方なら、十分活用できるだろう。

 SIMフリー端末は、ハイスペックなモデルから、格安なモデルまで種類は豊富にある。人気のiPhoneもアップルストアから購入するモデルはSIMフリー仕様になっている。どんなモデルを選ぶかは、ユーザーの使い方によって変わるので、用途をよく検討して選んでみたい。

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PROFILE

栗山琢宏ライター

パソコンや家電製品などのほか、調理器具やベビー用品などモノ全般を得意とする雑食ライター。調理家電のレビューを行ううちに料理に目覚め、料理道具への偏愛もはじまる。料理道具は実際に料理してみた、リアルな使い勝手を重視する。Windows以前からパソコンを使いはじめ、デジタル機器や家電の動向を追い続けている。商品を買うときに比較検討しているときが至福。

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