後悔しないモノ選び

高品質バッグはデザイナーで選ぶ!

  • 文・横山博之
  • 2017年5月18日

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ガレリアント「ボリューム GEQ-3801」

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 使用目的や価格を中心に、デザイン、機能、素材、ブランドといったものが、バッグ選びで重要視する要素だろう。これはアパレル商品とほとんど同様だが、唯一異なるのが作り手に対する意識だ。アパレルの場合、デザイナーの存在を内外に打ち出しているケースが少なくないが、バッグの場合はほとんど例を見ない。しかし、専門知識や経験を持つ人物がデザインを手がけていることは事実だ。今回は、あえてバッグ作りの根幹に携わるデザイナーに注目して、ブランドや展開商品を紹介してみたい。

25年以上にわたって手作業にこだわってきた千田聡氏

 国内のバッグ業界で知らぬものはいないデザイナーが、この業界で25年以上のキャリアを持つ千田聡氏だ。デザインの世界でもデジタル技術が流行する昨今においても、0.1mm単位の修正までアナログの手作業にこだわり、緻密に仕上げたデザイン画や図面を元にクオリティーの高いバッグを生み出している。数多くのブランドに携わり、現在ではクラシック&モダンをコンセプトとする「ガレリアント」を始動。もっちりとした味わい深い触感をしたイタリア・マストロット社製ステアシュリンク革の「ボリューム GEQ-3801」や、ソフトで手になじむ独特の触感を持ったゴート革仕様の「テネッロ GAN-3402」など、素材にもこだわったバッグを提供し、バッグに上質感を求める男性から厚い支持を得ている。

飽くなき追求心で独創的なバッグを生み出す冨士松大智氏

 アーバンライフに資する優れた機能性・デザイン性で、90年代より若者を中心に絶大な人気を集めた「マスターピース」。これを率いたのが、冨士松大智氏だった。2013年には独立し、現在はその手腕を「アッソブ」などで発揮している。冨士松氏のモノ作りの根幹にあるのは、飽くなき追求心だ。現代的なニーズを把握した上で、ユーザー本位に使える機能を実装。強靭なコーデュラナイロン、経年変化が楽しめるベジタブルタンニンレザーなど上質素材もふんだんに採用した上で、ファッショナブルなデザインに落とし込む。 色や素材もさまざまな別売ポーチを正面に取り付けることで、デザイン性や機能性をアレンジできる「アタッチメントバックパック」や、防水性を高めるためにオリジナルで生地から開発した「ウォータープルーフ コーデュラ 305D 3WAYバッグ」などに、冨士松氏の思いが見て取れる。

ファッションデザイナーとしての創造性を生かす坂井一成氏

 オリジナルで開発した上質レザーに加え、付属の金具に砂型で1点1点形成させる真ちゅう鋳物を起用することで、独特の風合いとエレガンスを宿したのが「トフ アンド ロードストーン」だ。デザイナーの坂井一成氏は、当初は渡英を経て洋服のデザイナーとして活動していたが、一時期からバッグのデザインにも着手。そちらのほうが自身の創造性を発揮できると考え、2004年に同ブランドを設立した。「ファッションの世界を熟知したデザイナーが手がけるバッグブランド」はあまり存在せず、実用性を担保した上でファッションの一部にもなるバッグは、多くの女性を魅了。後年、男性向けラインも誕生する。ふんわりとしたシルエットを見せるフラップ付きの「ルーフボタン」や、美しく弧を描いた前胴一体型のファスナーポケットが印象的な「Mr.ブリーフ」など、どれも優れた気品にあふれている。

 モノ作りに携わった人を知れば、そのモノの理解も深まってくる。デザイナーが追い求める理想にも思いをはせれば、モノへの愛着もさらに増すはずだ。

<問い合わせ先>

●クレアーヴェ(ガレリアント)

03-3401-9280

http://galleriant.com/

●アンバイ PR(アッソブ)

03-6434-0709

https://www.unby.jp/

●ティーアンドエル(トフ アンド ロードストーン)

03-6455-5520

http://www.toffandloadstone.com/

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PROFILE

横山博之(よこやま・ひろゆき)ライター

カバン、靴、時計、革小物、アウトドアギアなど、こだわりのライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。デザイナーやディレクター、職人、経営トップなど、モノづくりに関わるキーパーソンへのインタビューも豊富にこなす。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

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