写真のツボ

360度体験! 話題のVRで遊ぼう!

  • 文・写真 LockUP大塚
  • 2017年7月4日

手ごろになった360度カメラで、VR撮影を楽しもう!

  • 【イメージ動画(1)】360度写真をスマホの対応アプリで見たところ。上下に傾けると床や天井が、左右に動かすと周囲の様子が連動して映し出される

  • 【作例(1)】360度カメラの写真はメルカトル図法のように引き伸ばされて記録されている。竹林の上下がかなり歪んでいるのが分かる

  • 【作例(2)】スタジオセッションのような、狭い場所に大勢が入るシーンでも活躍!

  • 【作例(3)】魚眼レンズのように歪んだ描写は迫力がある

  • 【作例(4)】「リトルプラネット」と呼ばれる360度を圧縮した写真も人気

  • 【VRゴーグル参考】VRゴーグル用のアプリを使うと、スマホの画面が分割表示される。これをレンズを通して見る仕組み

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 近ごろよく耳にする「VR(バーチャルリアリティ)」。昨年はVR元年などとも言われ、本格的な訓練用のシミュレーターからゴーグルを使った体感ゲーム、そしてスマホでの手軽な体験まで、どんどん活用の幅が広がってきました。

 そんなVRも、自分で撮影して気軽に楽しめるツールが充実してきています。今回はスマホと家庭用360度カメラで楽しむVR体験をお届けします。

上下左右360度、その場を丸ごと記録できるカメラ

 超広角のレンズを使ってカメラの前後左右上下まで余さず記録できるのが、「360度カメラ」です。このカメラで撮影した写真を対応アプリやブラウザで再生することで、カメラの周囲をどこでも見渡すことができます。

 とはいっても、なかなかどんなものか分かりにくいですよね。まずは【イメージ動画(1)】をご覧ください。

 こちらは、スマホで360度写真を見ている様子を撮影しました。本体のセンサーの動きに反応して見える範囲が変わります。スマホを上下に傾けると床や天井が、横を向けば横が連動して見えるわけです。

 また、こちらの外部サイトに畑の360度写真をアップしてみました。マウスで視点を動かしてグルグルと周囲の様子を確認してみてください。【参考:360度写真

 FacebookやYouTubeも、このような360度コンテンツの再生に対応済みで、アップロードするだけでグルグルと写真や動画を動かせるのです。

 今回使ったのは、手軽さで人気のRICOH「THETA S(シータS)」。家庭用360度カメラの定番アイテムです。カメラの前後に2台のレンズを搭載し、それぞれが写した写真をデジタル処理して違和感なくつなげています。加工前の写真が【写真:作例(1)】の状態で、これを再生ソフトで球形に加工してシームレスに見せてくれる、というわけです。

 ほかにも、リアルタイムなライブストリーミング配信が可能な、サムスン「Gear 360(2017) 」。iPhoneに直接接続して撮影する「Insta360 Nano」など、手ごろな価格の360度カメラが発売されています。全天球(上下左右360度)ではなく全天周(半円状で180度だけ)のタイプもありますので、予算やスマホ、使い方に合わせて選びましょう。

こんなシーンにおすすめ!

 360度カメラの最大の特徴は、その場のすべてを記録できることです。撮影者も含め、周囲のものを余さず写真に残すことで、通常のカメラのようにシーンを「切り取る」ことなく全部を思い出にできます。

 楽しい飲み会だって、テーブルを囲む全員が同時に映ります。いままでほとんど自分が映ることがなかったカメラマンも、しっかりとその場にいるのがうれしいですね。

 また、バンドのスタジオセッションのようなシーンでも、全員をしっかりとらえられるのもポイントです。【写真:作例(2)】【参考:YouTubeにアップロードした360度スタジオ動画

 最近では、物件サイトに室内の360度写真を掲載するところも増え、ライブやイベントなどの速報に使われるのも見かけるようになりました。いままでのカメラとは違い、「その場にいる」体験を共有するためのツールとして広がっているようです。

360度コンテンツの楽しみ方

 グルグル動くVRを体験できるのは一部のWEBサービスやアプリだけですので、TwitterやInstagramに360度写真を投稿するなら、超広角を生かした加工がおすすめです。

 周囲に立ち並ぶビルを丸ごと画面に収めたり、全周を小さな惑星のように圧縮したりと、一味違うイメージをアピールできます【写真:作例(3)(4)】。

 撮影したVR写真や動画をスマホで見るなら、専用のVRゴーグルを使うのもオススメです。最近では百円均一ショップにも段ボール製の簡易ゴーグルが並んでいます。仕組みは簡単で、スマホを挟み込んで接眼レンズからのぞき込むだけ。VRゴーグル用のアプリを使うとスマホの画面が分割表示されるので、これをボックスの中央部に合わせて設置するだけです【写真:VRゴーグル参考】。高級モデルになるとコントローラーやヘッドホンなども装備されていますが、まず体験するだけなら紙製でも十分。もっと楽しみたくなったら、自分にあったゴーグルを探してみてください。

 なお、VRゴーグルは多くのものに対象年齢が設定されています。これはVR映像や3D映像が子供の発達に影響がある可能性が指摘されていることと、物理的に大人向けに作られていて子供のサイズではレンズなどが調整できないためです。楽しいツールですが、小さな子供が使わないように注意してあげてくださいね。

 「思い出を切り取る」写真から「思い出を丸ごと体験する」写真に。手ごろになった360度カメラで、夏の思い出を共有してみてください!

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