男の調理道具

シェフにとって“プジョー”は車ではなくペッパーミル?

  • 文・栗山琢宏
  • 2017年8月31日

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プジョーの電動ミル「エリスセンス」はステンレスボディーで美しいデザインだ

  • ペッパーミルとソルトミル。高さは約20cmで、ボディーを握って上部に触れるだけで動作する

  • プジョーの技術が詰まっているペッパーミルの刃の部分。ソルトミルは構造も素材も異なる

  • 左が粗挽き、右が細かく挽いたものだが、どちらもきれいに均一な粒になっている

  • 動作時にはLEDライトがつくので、食材にどの程度かかっているのかが分かりやすい

  • ステーキにシンプルに塩とコショウで味付けたが、ブラックペッパーがきいてさっぱり食べられる

  • 濃厚なカルボナーラもブラックペッパーの香りと、ぴりっとした辛さがアクセントになって美味

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 コーヒーは豆から挽くのがおいしいように、スパイスも本来の香りを楽しめるのは挽き立てに限る。特に料理の仕上げに使うことの多いコショウは、挽き立ての香りが料理の仕上がりをワンランクアップさせる。今回は世界中のシェフから圧倒的な支持を受けているプジョーの電動ミルを紹介しよう。

1800年代から続く世界的なブランド

 フランスのプジョーといえば、一般的には自動車を思い浮かべるだろうが、実はシェフの間では「プジョーといえばペッパーミル」なのだ。プジョーはもともと1800年代に、のこぎりやかんななどの工業製品のメーカーとしてスタートした。そこで培われた切削技術を生かして1874年にペッパーミルが生産を開始された。プジョーのペッパーミルには140年以上の歴史があるのだ。

 自動車が生産されたのは、その後1889年になってからで、現在では自動車部門とペッパーミルを含む工業部門は分離し、それぞれで事業を展開している。今でもプジョーのシンボルとなっているライオンのマークは、ライオンの牙のように鋭く切れるという意味からついたもので、1850年から採用されているマークである。

 プジョーのミルが高い評価を受けている理由は、刃の構造によるすばらしい切削能力だ。ペッパーミルは、独自のらせん形状による鉄製の二重構造刃を採用。コショウの粒がしっかり食い込まれて、均一に香り高く挽けるのが特徴。さびやすい塩を扱うソルトミルには、ステンレス刃が採用されている。今回紹介するのは、その伝統的な技術を電動式にした「エリスセンス」というモデル。ペッパーミルとソルトミルが用意されている。

調理中に圧倒的に便利な電動ミル

 一般的な手動ミルは、両手を使って本体を回して挽くのだが、電動ミルなら片手でつかんでスイッチを入れるだけで力を入れる必要もない。調理中の忙しいときに使用するなら電動ミルが圧倒的に便利だ。「エリスセンス」は、タッチセンサーを内蔵しているので、スイッチのオン/オフは、上部と側部にそっと手を触れるだけと、使い勝手を追求したモデル。

 ミルの挽き加減は、本体のダイヤルを回せば、パウダー状から粗挽きまで6段階に調整できる。粗挽きとパウダー状にして挽いてみた例を写真で掲載したが、どちらもとても均一に挽かれていているのがわかるだろう。挽き立てのスパイスは香りも高く、市販の粉状スパイスとはまったくの別物だ。この均一で香り高く挽ける切削能力の高さが、プジョー製ミルの魅力。安価な電動ミルには、挽き加減の調整ができなかったり、均一に挽けなかったりするものが多いが、エリスセンスはモーターがパワフルで、安定して均一に挽ける。

 また稼働時はLEDライトが点灯し、調理中に鍋に直接入れるときなどに使用量が見やすい。コショウにしても塩にしても、食材によってはかけた量が見えにくいときがあるので、使ってみるとこのLEDライトの便利さがよくわかる。

 キッチンに出しておくことの多いペッパーミルは、油汚れが付着して、木製のミルはどうしてもベタベタになりがちだ。その点、ステンレスボディーは清掃がしやすく、デザイン的に美しいだけでなく実用性にも優れている。

粉状のスパイスとはまったくの別物

 本製品を使って挽いたペッパーは香り高く、スパイスの存在感を強調する。この香りこそが挽き立てのスパイスの魅力であり、市販の粉状コショウと同じものとは思えないほどだ。香りが高いので、少量で香りと辛さを強く感じられる。必要以上にたくさん投入することも少なくなるだろう。

 ソルトミルのほうはクリスタルソルトという岩塩専用で、粗塩など湿り気の多い塩などには使えない。塩をしっかりときれいに挽くには、切削能力の高さがものをいう。プジョーのソルトミルは、その点でも非常に優れている。また料理の仕上げに塩を振りかけるときに、メニューによって細かさを変えるというのは、やってみると思いのほか効果が高く、口当たりの違いで料理の印象も変わるのが分かった。

 塩とコショウで引き立てる調理として、まずはステーキを焼いてみた。焼く前に振りかけるだけでなく、味付けもシンプルに塩とコショウだけにしてみた。食べる直前にブラックペッパーを少し挽いてかけることで、さわやかな香りが立ち、肉の脂っぽさをすっかり消し去った。スパイスが香り立つからこそ、シンプルに肉の味を楽しめた。

 もう一点は、カルボナーラを作ってみた。卵とパルミジャーノチーズを使う濃厚なカルボナーラには、ピリッとしたブラックペッパーが仕上げに欠かせない。挽き立てのブラックペッパーの香りが食欲を誘い、卵とチーズのまろやかな味を引き締めて、料理の味をワンランク引き上げてくれる。

 料理において塩とコショウは、数多くの調味料のうちのひとつでしかないが、洋食には欠かせない要素。これがしっかりしていると、料理の質も高まるのだ。そしてこのエリスセンスはデザインにも優れ、キッチンやテーブルにあるだけでも気分があがる。少し高価なアイテムだが、まずはペッパーミルを入手して、その効果の高さを実感してみてほしい。

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PROFILE

栗山琢宏ライター

パソコンや家電製品などのほか、調理器具やベビー用品などモノ全般を得意とする雑食ライター。調理家電のレビューを行ううちに料理に目覚め、料理道具への偏愛もはじまる。料理道具は実際に料理してみた、リアルな使い勝手を重視する。Windows以前からパソコンを使いはじめ、デジタル機器や家電の動向を追い続けている。商品を買うときに比較検討しているときが至福。

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