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アプリを活用して効率的に! 最新体組成計選び

  • 文・栗山琢宏
  • 2018年2月15日

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multifunの「体組成計」は、シンプルなデザインで測定表示も体重のみ。アプリに多彩な項目の計測が可能。価格も安く高機能なモデルだ。

  • 1byoneの「体組成計」も低価格・高機能で、コストパフォーマンスが高い。デザインもシンプルで薄型軽量モデル。

  • NOKIAの「Body+」は美しいデザインで高級感のあるモデル。アプリ連携もできるが、液晶上で体重の変化も表示できる。

  • タニタの「RD-906」は、測定精度も高く、アプリの「タニタヘルスプラネット」にデータが転送できるモデル。

  • 測定精度は、手と足の両方を使って測定するほうが精度が高い。「RD-800」はタニタのハイエンドモデル。

  • オムロンの「HBF-255T」も測定精度の高さと、アプリ転送の利便性を兼ね備えたモデル。

  • パナソニックの「EW-FA43」は測定項目が多く、画面表示も多彩なモデル。アプリ転送はAndroidのみというのが残念。

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 日々の体重を記録することで、少し増えてきたときには注意することができるし、減少すればモチベーションの維持にもつながる。最近では体重や体脂肪だけでなく、内臓脂肪や骨格筋率なども測定できる体組成計も増えている。今回はスマートフォンと連動できる機能をもつ最新モデルを紹介しよう。

基本データは同じ条件で測って比較

 体組成計は単に体重だけでなく、体脂肪率、BMI、筋肉量や内臓脂肪レベル、皮下脂肪率などさまざまなデータが測定できる機器。健康目的であれ、美容目的であれ、体重の管理は重要だが、体脂肪率のチェックも欠かせない。見た目はやせていても内臓脂肪の多い「隠れ肥満」の人も増えているからだ。

 脂肪量などは、微弱な電流を体内に流しその抵抗値を計測している。これは、脂肪は電気をほとんど通さないが、筋肉や血管など水分の多い組織は電気を通しやすい性質を利用したものだ。この抵抗値とあらかじめ入力した身長や年齢、性別などの情報をもとに、各社が独自にもっている基礎データから算出している。体重のような絶対値ではないため、同じ人が同じ条件で測定しても、体組成計のメーカーによって数値が異なることがある。タニタとオムロンでは、同じ人が測定しても、同じ体脂肪率になるとは限らない。

 体組成計の数値は体内の水分量などによっても測定値に影響がでるので、基本的には条件をそろえて測定しなければ意味がない。食後の体重と運動後の体重では数値が違うのは当然で、その数値を比較して「1kgやせた」といっても仕方ない。データは「毎日の起床直後」「就寝前」など同じ条件で測定して、そのデータの変化でチェックするのがもっとも正確だ。

アプリの対応の違いもチェック

 まずは体重などのデータを記録し、そのうえで食事や運動量などを記録するのが、ダイエットの基本だが、それらをいちいち手入力するのは面倒。こうした日々のデータは、スマートフォンで管理するのがもっとも手軽で便利だ。ということで、各社の上位モデルではスマートフォンのアプリと連動する機能を備えている。いちいち手入力するのではなく、測定したデータはBluetoothやWi-Fiなどでそのままアプリに転送される仕組みだ。

 アプリ自体にもいろいろな違いがある。アプリ単体で完結するものもあれば、ほかのアプリと連携できるものもある。iOSの「ヘルスケア」やAndroidの「Google Fit」に連携できるアプリは、それらを通じて多彩なアプリと連動できる。食事管理アプリ、ジョギング管理アプリ、活動量計アプリなどがすべて連動できるようになる。体重と食事、運動などをトータルで管理できるようになる。

 以前の体組成計選びは、タニタやオムロン、パナソニックといったメーカーの製品が主であったが、最近ではいろいろなメーカーから製品が登場している。とくにアプリとの連動という形では、むしろ従来メーカーよりも先行している面もある。しかも価格も手ごろで機能が高いという製品も増えている。こうした新しい製品も含めて各社のモデルを紹介しよう。

各社のモデルをチェックしよう

 multifunの「体組成計」は、機能が豊富なうえに、価格も安いという点で、非常にコストパフォーマンスに優れている。本体はボタンも何もないシンプルなデザインで、そのまま載っても体重しか表示されない。基本的には「Yolanda-Health Fitness Tool」というアプリを使って、さまざまな設定や、データを取得する形だ。測定できる項目は水分量、骨格筋、筋肉量、骨量、タンパク質、基礎代謝量、体内年齢の14種類と多く、ヘルスケアなどに連動もできる。

 1byoneの「体組成計」も多機能で価格も安い高コストパフォーマンスモデル。体重、BMI、基礎代謝量、体脂肪率、推定骨量、体内水分率、筋肉量、内臓レベルの8項目が測定できる。測定データはBluetoothで専用アプリ「1byone Wellness」に自動転送でき、iOSのヘルスケアとも連携できる。

 コストパフォーマンスに関してはこの2モデルは非常に優れている。ただし測定精度については、スポーツジムなどに置いてある高精度の体組成計の数値と少しずれるというユーザーコメントが多くでている。厳密な数値よりも、数値の推移で減量の成果を測りたいというユーザー向きだ。

 スマートフォン連携の体組成計といえばWithingsの体組成計がその先駆けだったが、現在はNOKIAが買収し、NOKIA「Body+」としてリリースされた。測定項目は体重、BMI、体脂肪、体水分率、骨量、筋密度で、スマートフォンのアプリと同期できる。本体のディスプレイ上で、直近8回の体重測定結果が表示できる。

 信頼性の高さで定評のあるタニタにもアプリ対応モデルはある。「RD-906」は「タニタヘルスプラネット」にデータを転送できるモデル。体重、BMI、体脂肪率、筋肉量、筋質点数、推定骨量、内臓脂肪レベルなどが測定可能。基礎代謝量や体内年齢、体水分率もアプリ内で確認できる。iOSのヘルスケアとも連携可能だ。さらにほかにも足と手の2か所で測定する、高精度モデル「RD-800」がある。全身と5つの部位ごとの体脂肪率や体組成を測定できる高機能モデルだ。

 医療用機器で実績のあるオムロンの「HBF-255T」もアプリ対応のモデル。体重、体脂肪、骨格筋率、体脂肪率、内臓脂肪、体年齢、基礎代謝、BMIなどの項目が測定できる。iOSのヘルスケアのほか、食事管理ソフトなど多くのアプリとの連携にも対応している。

 パナソニックの「EW-FA43」は、体重、体脂肪率、内臓脂肪、皮下脂肪、基礎代謝、BMI、筋肉レベル、骨レベル、身体年齢、体幹バランス年齢と測定項目の多いモデル。画面上の表示も多く、前回のデータなどと比較できたりする。ただしアプリ対応は、AndroidのNFC対応モデルに限っており、iPhoneユーザーには向かない。

 タニタ、オムロン、パナソニックのモデルは、体組成計の長い実績があるため、精度の高さでは優れている。ただし価格もはじめに紹介した2モデルの倍以上になる。推移を重視するか、精度を重視するかで選択肢は異なってくるだろう。いずれにしても、減量にはとにかく測定し、現在の状態を把握すること。体重の変化を見れば、自然と食事量も調整するし、数値がだんだん下がってくるのを見ればモチベーションも高くなる。減量には体組成計の買い換えが効きそうだ。

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PROFILE

栗山琢宏ライター

パソコンや家電製品などのほか、調理器具やベビー用品などモノ全般を得意とする雑食ライター。調理家電のレビューを行ううちに料理に目覚め、料理道具への偏愛もはじまる。料理道具は実際に料理してみた、リアルな使い勝手を重視する。Windows以前からパソコンを使いはじめ、デジタル機器や家電の動向を追い続けている。商品を買うときに比較検討しているときが至福。

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