後悔しないモノ選び

次に狙うは味わいレザーのトートだ!

  • 文・横山博之
  • 2018年2月20日

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Sot「シナイ ウォッシュ レザー トートバッグ」 W37×H35×D12.5cm

  • 開口部を閉じられる天ファスナー仕様。片側にあおりポケットも備えている。

  • チェレリーニ「2779」 W44×H31×D18cm

  • 開口部はホックボタンで留められる仕様。両側にファスナーポケットを備える。

  • チマブエ グレースフル「アルフレッド」 W44×H36×D13cm

  • 内装は現代的なカモフラージュ柄。PCポケットも備えている。

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 関係者からの話では、バッグ業界では流行を極めたバックパック需要が一巡し、ここ最近は売り上げが鈍化。その代わりに注目を集めつつあるのが、産地やタンナーが確かで質感も魅力的なレザー製トートバッグだという。バックパック人気が実用性に立脚していたことから、実用性以上にモノとしての満足感を満たせるレザートートがひとつの反動として浮かび上がったものと思われる。今回は、今後さらなる人気を呼びそうなバッグ3点をご紹介する。

艶感満点のイタリアンレザーを使ったソット「シナイ ウォッシュ レザー トートバッグ」

 革を厳選し、縫製を日本で一貫して行なっているバッグブランドのソット。「シナイ ウォッシュ レザー トートバッグ」がなんとも重厚な雰囲気を醸し出しているのは、イタリアが誇る2種類の高級革を組み合わせたためだ。本体はオリーチェ社製「ウォッシュ」で、洗いをかけることで程よくオイルが抜け、シボやシワを上品に表現。そこに、比較的厚めの成牛のショルダー革を使うことで深いツヤを生み出したワルピエ社「ブッテーロ」を付属。両者とも、革本来の質感を表現する植物タンニンなめしの素材ながら、仕上げや部位、タンナーが違うことで別の味わいがあり、お互いを引き立てるようデザインされている。真鍮に革巻きしたハンドル部分のバックルなど細部にもこだわっており、ポケットは多めで実用性も高い。

フランスの高級革を起用したチェレリーニ「2779」

 チェレリーニはイタリア・フィレンツェが拠点の革ブランドだ。同地はかつてタンニンなめしの手法を生み出し、今なお多くの革工房が世界最高峰の技術力を競い合っている。その地で1956年に創業したチェレリーニは技を熟練レベルにまで磨き上げ、世界の富裕層からも愛されるようになった。エレガントなトートバッグ「2779」には、フランスの老舗タンナーであるデュプイの「アルチェレザー」を起用。生後3~6カ月以内の仔牛革の自然なシボ模様を強調したもので、厚みがありながらキメが細かく、手触りもソフトに仕上げてある。発色の良さや艶のある質感も魅力的で、まさに高級革の代表だ。ハンドルは肩掛けも手持ちも使いやすい絶妙な長さで、開口部両端には間口を狭くできるホックボタンが備わり、シーンや荷物量に応じてシルエットを変えられたりと、トートとしての基本性能も優れている。

エイジングが楽しめる栃木レザー製のチマブエ グレースフル「アルフレッド」

 もちろん日本も負けていない。革素材を使ったバッグや小物を展開するチマブエ グレースフルの「アルフレッド」では、素材に栃木レザーを採用している。栃木レザーは、世界でも数少ない昔ながらのピット槽なめしを継承する老舗タンナー。現在主流のドラムなめしよりも数十倍の手間がかかるものの、丁寧ななめし加工によって繊細な表現が可能で、革の芯までタンニンの成分が浸透することで堅牢な革に仕上がっていく。しだいに色が濃くなり、飴色のような表情へと変わっていくのも特徴だ。そこには、どれだけ使い込んだのかというバッグの関係性が現れており、自分だけのモノに育てていく楽しみがある。着脱可能なショルダーストラップを備えた2WAY仕様で、PCポケットを備えるなど使い勝手の面でも優秀だ。

 魅力的な革素材は、気分も上がる。品質の確かなレザートートを持てば、休日の街歩きも足取りが軽くなるかもしれない。

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PROFILE

横山博之(よこやま・ひろゆき)ライター

カバン、靴、時計、革小物、アウトドアギアなど、こだわりのライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。デザイナーやディレクター、職人、経営トップなど、モノづくりに関わるキーパーソンへのインタビューも豊富にこなす。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

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