男の調理道具

キッチンでも活躍するロッジの鋳鉄アイテム

  • 文・栗山琢宏
  • 2018年2月27日

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アウトドアユーザーには有名なロッジだが、家庭用の調理道具としてもダッチオーブンやスキレットは使い勝手が広く、しかもおいしく作れるアイテムだ

  • この分厚い鋳鉄素材が、しっかり熱を蓄えて、ムラなく食材を加熱する。とくにスキレットで焼き色をつけるような調理には、抜群の効果を発揮する

  • 素材の旨みを含んだ水蒸気が、フタの裏にある突起によって、食材にふりかけられる。スキレットカバー(フタ)は別売りだが、あると調理の幅が広がる

  • ハンバーグは焼き色をつけるのに強火で、そのあとじっくりと弱火で加熱することで、ふっくらとした仕上がりになる。スキレットをそのままテーブルにだしてもかわいい

  • 餃子もしっかりと焼き色がついて、外はかりっと、中はジューシーという専門店なみの仕上がりになる。餃子がこれくらい並ぶこの大きさが「スキレット9インチ」のサイズ感だ

  • はじめに肉に焼き色をつけたら、あとは野菜と一緒に入れて、オーブンに入れるだけの簡単料理。この「サービングポット 2QT」は内径20cmで、オーブンに入れやすいサイズ

  • 味付けが塩、コショウだけでも十分。素材の旨みを引き出したごちそう料理になる。煮る、焼く、蒸すなどが全部できる利用範囲の広い万能調理器具だ

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 キャンプやアウトドアのブームによって、スキレットダッチオーブンといったアイテムもすっかり認知されてきた。テーブルにそのまま置いてもおしゃれになると人気だが、調理器具としても実用性が高く、料理がおいしくできあがる。今回はアウトドアだけでなく、キッチンでも活用できる、ロッジのスキレットとダッチオーブンを紹介する。

120年以上の歴史を持つロッジ

 ロッジは1896年にアメリカで創業され、キャストアイアン(鋳鉄)製品で圧倒的な人気を誇っている。アウトドアのキッチン用品といえば、最初に選択肢にあがるブランドのひとつだろう。スキレットは鋳鉄製のフライパンのことで、一般のフライパンより深さがあり、素材も分厚く重みがある。ダッチオーブンは、鋳鉄製の深鍋のことで、煮込み料理のほか、蒸し焼きや無水調理もできる。

 鋳鉄の特徴は、分厚い素材による蓄熱性の高さ。ロッジの製品は、鍋の厚みが5ミリもあり、一度温まると冷めにくく、鍋全体からの熱で包み込むように調理できる。つまり、食材をじっくりと加熱して、素材のおいしさを引き出すのが得意なのだ。もちろんオーブンにそのまま入れても使えるし、アウトドアではフタの上に炭を載せて、上下から加熱するという使い方をしている。

 スキレットもダッチオーブンも鋳鉄製の重たいフタを使ってしっかり閉じると、蒸気がもれにくく圧力がかかり、食材をやわらかく調理できる。そして、このフタの裏には突起がついており、調理中、素材の旨みを含んだ蒸気が突起にたまり、その水滴が鍋の中の食材全体に降り注ぐ。蒸発した素材の旨みを戻しながら、ジューシーに仕上がる仕組みだ。

分厚い素材が焼きムラをなくしてふっくら

 実際に調理に使ってみよう。スキレットはふつうのフライパンと同じようだが、分厚い素材ならではのメリットが大きい。まず素材に厚みがあるので、一度熱を蓄えると、食材を入れても温度が下がりにくい。さらに熱源のあたっている部分だけが温度が高くなることがなく、均等にムラなく加熱できる。これによって食材を焼くときに場所によって、焼き加減が異なるといった失敗がなくなる。ステーキやハンバーグといった肉類、パンケーキや餃子のような焼き色が決め手の料理などにはとても効果的だ。

 たとえばハンバーグは、表面に強火で焼き色をつけたあとは、フタをして弱火でじっくりと加熱。するとレストランのような、肉汁がとじこめられたふっくらとした仕上がりになる。付け合わせの野菜なども一緒に入れて焼き上げ、できあがったらそのままテーブルに持っていけば、おしゃれなおもてなしになる。

 また専門店の餃子は、分厚い鉄板を使って焼くことで、かりっとしてムラのない焼き上がりになる。分厚い素材のスキレットを使うことで、専門店と同じように、焼き色がしっかりついているのに、中はジューシーという餃子が楽しめる。

 さらにオーブンに直接入れて調理することができるので、グラタンのような料理もできるし、スキレットカバー(フタ)を使えば、パエリアなども作れる。非常に用途の広い調理アイテムだ。

手入れが必要だが慣れれば面倒はない

 一方、ダッチオーブンはサイズ違いのほかに種類もいろいろある。キャンプなどで使いやすいように足がついたタイプや、炭や熱した石を乗せやすいようにフタが平らになっているものなども選べる。今回使用したのは「サービングポット 2QT」という家庭のキッチンで使いやすいサイズとデザインの製品だ。

 ここではチキンを使ったオーブン調理をしてみた。はじめに鍋を加熱したらチキンを焼いて色をつける。いったん取り出して、タマネギやジャガイモなどの野菜を入れて、そこに先ほどのチキンを戻す。塩、コショウ、オリーブオイルをふりかけて、最後にハーブを乗せてフタをする。あとはオーブンに入れて45分ほど加熱するだけだ。ハーブの香りと野菜の甘みがしっかり出ており、味付けは塩、コショウだけで十分。材料を切って入れたら、オーブンで調理するだけだから、手間はまったくかからない。それでも、とてもごちそう感の高い一品になる。

 もちろん煮込み料理などにも活躍する。高級鍋として人気のストウブやル・クルーゼなどのホーロー鍋も、素材は同じ鋳鉄。表面のホーロー加工の有無の違いはあるが、分厚い素材でじっくり加熱して、重いフタによって素材の旨みを循環するというおいしさを引き出す仕組みも同じだ。価格面ではダッチオーブンは圧倒的に安く購入できるので、コストパフォーマンスは抜群だ。

 ただし鋳鉄そのままの製品なので、利用にあたっては、最低限の手入れが必要だ。使いはじめは、しっかり加熱してから油を塗る。調理のあとも、洗剤は使わず水洗いで、一度火にかけて乾燥させてから薄く油を塗っておきたい。こうすることで表面に油の膜ができて、使うほどになじんでくる。このへんは鉄のフライパンと同じで、慣れればそれほど面倒ではない。

 鋳鉄製のスキレットやダッチオーブンは、料理をおいしく仕上げる調理道具であり、利用範囲も広く、いろいろな使い方ができる。キャンプやアウトドアにまったく関心がなくても、家庭用のキッチンツールだけの用途で購入しても後悔しないおすすめアイテムだ。

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