くらべて選んで

新生活にぴったりの格安SIMスマートフォンを選ぶ

  • 文・栗山琢宏
  • 2018年3月15日

商品画像をクリックすると外部サイトへ移動します

HUAWEI「nova lite 2」は、5.65インチの18:9ワイドディスプレイを搭載したモデル。価格も安くコスパに優れる

  • ASUS「ZenFone Max Plus(M1)」は、18:9を採用した5.7インチ液晶を搭載し、「nova lite 2」よりも少しスペックと価格が高い

  • モトローラの「Moto G5s」は5.2インチのフルHD液晶搭載モデル。高級感のあるフルメタルのボディを採用している

  • シャープの「AQUOS sense lite SH-M05」は、5インチのフルHD IGZO液晶搭載モデル。液晶テレビ譲りの映像の美しさ

  • HUAWEI「Mate 10 Pro」は18:9の6インチの有機ELに、Leicaのダブルレンズを搭載し、6GB RAMと128GB ROMと高いスペック

  • OPPOの「R11s」も6.01型の有機ELディスプレイを搭載した18:9のワイドディスプレイモデルで高機能なカメラのハイエンドモデル

[PR]

 春の新生活シーズンになって、スマートフォンを新しくしたい、家族用のスマホを増やしたい、というニーズは増えてくる。通信費削減のために、格安SIMの利用を考えている人も多いのではないだろうか。そこで今回はどうやって格安SIMを選ぶかといった基礎知識と、最新のコストパフォーマンスのいいSIMフリースマホを紹介しよう。

格安SIM選びの基本

 格安SIMは、NTTドコモやauなどの通信キャリアの通信網を借りて、安い価格で回線を販売する業者(MVNO)によって販売されている。その最大のメリットは通信費が安いことで、スマホを利用した場合に大手キャリアの通信費が5000円程度はかかるのに比べて、MVNOなら通話込みのプランでも1000円台からある。データ通信や通話にかかる費用は別途かかるが、月々のランニングコストは大きく下がる。

 格安SIMには、データ通信専用SIMと音声通話SIMがあり、大手キャリアの電話番号を移行(MNP)して利用するなら、音声通話SIMを選択しよう。ただし、格安SIMの通話料金は「20円/30秒」程度で設定されていることが多く、大手キャリアの通話料に比べると高めだ。各社とも通話料金を安くするオプションなども用意されているが、通話の利用が多いユーザーは割高になることもある。

 電話番号は引き継げるが、キャリアメール(「~@docomo.ne.jp」「~@ezweb.ne.jp」「~@softbank.ne.jp」)のアドレスは使えなくなる。これはGmailなどのフリーメールを利用することになる。

メリットとデメリット

 格安SIMを使うことで月々の料金は安くなるが、デメリットもある。まず、お昼休みの時間や朝夕の通勤時間帯などは、通信速度がかなり落ちることがある。それ以外の時間帯ではそうした不便を感じることは少ないが、時間帯によってはウェブページを開くのにとても時間がかかることがある。

 その点、大手通信キャリアは、昼休みだからといって、速度が遅くなるようなことはあまりない。

 auのサブブランド「UQモバイル」と、ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」は、MVNOと比較すると月々1000円くらいは高くなるが、通信速度の点でストレスを感じることはない。

 またサポートが弱いのもデメリットのひとつ。MVNOでは問い合わせが電話かメールだけになる。大手通信キャリアのように各地にショップがあって、店頭で質問したり、設定を代行してもらうようなことはできない。価格は安いが、通信速度が速くてサポートも万全、などというMVNOはない。そのあたりは何を重視するかで選択が変わってくるだろう。

 ただし、いくら速度が遅いといっても、LINEなどのSNSや、ニュースサイトを見る程度なら、とくに不自由は感じない。またサポートにしても、多くのユーザーは日常的にサポートに頼ることなどほとんどないだろう。そう考えると、月々のランニングコストが安くなるのは、大きなメリットだ。

コスパのいい機種が狙い目

 格安SIMのほとんどはNTTドコモの回線を使用しているので、同社のスマホを使っているなら、カードを差し替えればたいていはそのまま使える。どの機種なら使えるのかは、SIMブランドのサイトに記載されている。auやソフトバンクの場合は、利用できるMVNOはぐっと少なくなる。

 もし2年以上前の機種を利用している場合は、新たにSIMフリー端末を用意した方が格安SIMを快適に使えるだろう。MVNOでも通信回線と端末の分割払いをセットにしたプランもあり、端末代金を含んだ価格でも、大手通信キャリアで支払っていた額よりはかなり安くなるはずだ。ここでは各社の最新モデルを紹介しよう。

 HUAWEI「nova lite 2」は、18:9のワイドディスプレイを搭載したモデル。5.65インチで2160×1080ピクセルの大画面ながら、細長い形状なので手の小さい人でも片手で持てるのが特徴。カメラ部分が1300万画素と200万画素のダブルレンズになっており、ボケのあるきれいな写真を撮れるのもポイント。OSはAndroid 8.0で、CPUはオクタコアCPU、メモリに3GB RAMと32GB ROMを搭載。このスペックで2万円前後という超コスパ優良モデルだ。

 ASUS「ZenFone Max Plus(M1)」は「ZenFone」シリーズ初の18:9、5.7インチ液晶を搭載したモデル。1600万画素+800万画素広角120度カメラという、デュアルレンズカメラを採用。カメラや被写体の位置を変えずに、ボタン1つでアングルを切り替えて撮影できる。CPUはオクタコアの「MediaTek MT6750T」、メモリーが4GBと32GB ROM。2枚のSIMとmicroSDカードを同時に使用できるトリプルカードスロットを搭載している。実売価格は3万円程度とコスパが高い。

 モトローラの「Moto G5s」は5.2インチのフルHD液晶を搭載したモデル。カメラは1600万画素で高速オートフォーカスのPDAF(像面位相差オートフォーカス)を採用し、シャッターチャンスを逃さない。ボディはフルメタルで持ったときの高級感がある。CPUはオクタコア、メモリは3GB RAMと32GB ROM。2万円台で購入できるバランスのいいモデル。

 国内メーカーからは、5インチのフルHD IGZO液晶を搭載したシャープ「AQUOS sense lite SH-M05」をご紹介。液晶テレビの技術を受け継いだリッチカラーテクノロジーで、表現できる色彩が大幅アップ。高精細で美しい映像を映し出す。CPUはクアッドコアで、メモリは3GB RAMと32GB ROMを搭載。国産モデルならではのおサイフケータイなど充実した機能を搭載し、約3万円程度と購入しやすいモデル。

 ここまではコストパフォーマンスを重視したモデルを紹介したが、以下は高機能なハイエンドモデルを紹介する。価格の高い高機能モデルを選んでも、通信費が大幅に下がる分で機種代金にも回せるだろう。

 HUAWEI「Mate 10 Pro」は同社のハイエンドモデル。18:9のワイドディスプレイは6インチの有機ELでコントラストが高く美しい発色。カメラ部はf1.6の明るいLeicaのダブルレンズを搭載。CPUは同社が開発したクアッドコアのKirin 970でメモリーは6GB RAMと128GB ROMと高スペック。写真と美しい液晶、さくさく動く高速性が魅力のモデル。

 OPPOはスマホ市場で急成長し、現在世界4位のブランド。日本参入の第一弾モデルがこの「R11s」。6.01型の有機ELディスプレイを搭載した18:9のワイドディスプレイモデル。カメラ機能では、f1.7の明るい大口径レンズに、2000万画素+1600万画素のデュアルカメラを採用。夜でも明るく、美しいポートレート撮影ができる。またインカメラが高画質なのも特徴で、f2.0の2000万画素と美しいセルフィーが撮れる。

 格安SIMは、デメリットもあるので誰にでも向くとはいえないが、割り切って使えば通信費が格段に安くなる。子供にスマホを持たせる時などにも、ぜひ検討したい。

この記事を気に入ったら
「いいね!」しよう

PROFILE

栗山琢宏ライター

パソコンや家電製品などのほか、調理器具やベビー用品などモノ全般を得意とする雑食ライター。調理家電のレビューを行ううちに料理に目覚め、料理道具への偏愛もはじまる。料理道具は実際に料理してみた、リアルな使い勝手を重視する。Windows以前からパソコンを使いはじめ、デジタル機器や家電の動向を追い続けている。商品を買うときに比較検討しているときが至福。

今、あなたにオススメ

Pickup!