くらべて選んで

毎朝のパンをおいしくするトースター選び

  • 文・栗山琢宏
  • 2018年5月22日

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バルミューダの「The Toaster」は、高機能トースターの先駆けとなったモデル。自宅でカリフワのおいしさを体感できる

  • シャープの「ヘルシオ グリエ AX-H2」は、過熱水蒸気で高温で中までしっかり加熱しながら表面をすばやく焼き上げる

  • アラジンの「グラファイト グリル&トースター」は、「遠赤グラファイト」を採用し、わずか0.2秒で発熱して高速で焼き上げる

  • シロカの「ハイブリッドオーブントースター ST-G121」は、高速で加熱するヒーターにコンベクションオーブン機能を搭載している

  • パナソニックの「コンパクトオーブン NB-DT51」はコンパクトなボディーに、遠近赤外線の「ダブル加熱」が特徴のモデル

  • 象印の「こんがり倶楽部 ET-GM30」は、上2本の遠赤外線ヒーターと、下3本の「5本ヒーター」を搭載した高出力モデル

  • デロンギの「ディスティンタコレクションオーブン&トースター EOI407J」は、シンプルな操作とデザインに優れるモデル

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 朝食や休日のブランチにおいしいトーストを食べたいと思ったとき、ちょっといい最新トースターに替えてみると、同じパンなのかと思うほどおいしく焼き上がることに驚く。バルミューダの「The Toaster」が切り開いた高級トースター市場は、いまや各社からさまざまな製品がリリースされてバラエティーに富んでいる。おいしいパンを食べるにはどんな製品を選べばいいのか、最新の高級トースター選びを紹介しよう。

圧倒的においしい最新トースター

 トースターには、大きく分けると、食パンを1枚ずつ入れるポップアップトースターと、オーブントースターがある。最近の高級トースターは、食パン以外のロールパンなどを温めたり、ピザを焼いたりといった用途に使えるオーブントースターが主流だ。従来のモデルは、上下にある電熱線によって、パンを焼くだけの簡単な構造で、価格も2000円程度から買えるほどだった。

 その市場に、独自のスチームテクノロジーと緻密(ちみつ)な温度制御によって、おいしさに徹底的にこだわり、2万円を超える価格ながら大ヒットしたのがバルミューダの「The Toaster」だ。従来は焼きすぎでパサパサになりがちだったトーストが、表面はカリッとして、中はしっとりふんわり焼けるということで、その味の違いが評判を呼んだ。それ以降、各社がさまざまなアプローチでパンをおいしく焼くための製品を投入してきている。焼くためのヒーターの性能や、スチームや過熱水蒸気といった方式の併用など、各社の取り組みも多彩だ。

 またオーブントースターを選ぶうえで、従来は一度に焼けるパンの枚数を重視する向きもあった。3人以上の家族で使うなら、一度に2枚しか焼けないのか、4枚焼けるかでは、大きく違った。だが、最近の高級トースターは、基本的には高温で短時間に焼き上げる傾向になっているため、焼き上がり時間が短くなっている。トースト2枚なら3~4分で焼ける製品が多いので、ちょっとした時間差ですむのではないだろうか。一度に4枚焼ける製品はそう多くはないので、そこにこだわって製品の選択の幅を減らすよりは、そこは割り切って、おいしさを追求するという手もあるだろう。それらをふまえて各社の製品をチェックしてみよう。

多彩な調理もできる高級モデル

 まずチェックしたいのは、やはりバルミューダの「The Toaster」だろう。表面はさっくりと焼けて、中には水分をたっぷり含んだトーストを実現するために、スチームを使った方式を採用している。運転が始まるとスチームが庫内に充満し、パンの表面が薄い水分の膜で覆われる。水分のほうが気体より速く加熱されるため、パンの表面だけが軽く焼けた状態で、中の水分をしっかり閉じ込める。ヒーターの温度管理も非常に細かく制御して焼き加減をコントロールする。この機能を活用し、フランスパンやクロワッサンなどの温め直しも非常においしく仕上げる。パンをおいしく食べたい、という点にこだわるならこの製品は外せない。

 シャープの「ヘルシオ グリエ AX-H2」は、過熱水蒸気で焼く製品。加熱した水蒸気をさらに熱を加えると過熱水蒸気になり、高温で中までしっかり加熱しながら表面をすばやく焼き上げ、外はサクサク、中はふんわりを実現する。またこの製品は調理も得意で、トーストと一緒に目玉焼きや焼き野菜をワンプレートで同時調理したり、総菜を温めたりと活躍する。トーストだけでなく広い用途で使いたいというニーズに向いている。また旧モデルのAX-H1もまだ販売されている。新モデルは手入れがしやすくなるなどの進化もしているが、基本機能は大きく変わらないので、数千円安い旧モデルを狙う手もある。

 アラジンの「グラファイト グリル&トースター」は、暖房機器で定評のあるアラジンが開発したモデルで、熱源に「遠赤グラファイト」を採用。わずか0.2秒で発熱し、庫内を一気に高温にし、短時間ですばやく焼き上げることで、外はカリッと、中はもっちりを実現している。「AET-G13N」はトーストの4枚焼きにも対応し、また330度のオーブン料理にも対応した専用容器が付属し、「焼く」「あぶる」「蒸す」「温める」などの調理も可能。専用容器のないトースト2枚焼きの「AET-GS13N」もある。

 シロカの「ハイブリッドオーブントースター ST-G121」は、アラジンと同じ0.2秒で発熱するヒーターを使用し、さらに庫内をファンで熱風を循環させるコンベクションオーブン機能を持つモデル。熱風循環でむらなく焼き上げるので、表面カリッと、中はもっちりの食感を実現する。コンベクションオーブンとして、ノンフライから揚げなど多彩な調理もできる。

シンプルな操作でおいしく焼ける

 パナソニックの「コンパクトオーブン NB-DT51」はコンパクトなボディーに、「ダブル加熱」が特徴のモデル。表面をこんがり焼ける上下の遠赤外線ヒーターと、中を温める近赤外線ヒーターの3本の熱源をメニューに応じて独立制御する。ワンタッチで火加減と時間をコントロールする7つのオートキーで手間いらず。焼き時間を自分で調整することなく、好みの焼き加減で仕上げる点がとても優れている。おまかせできっちり焼き上げたい人には最適だ。

 象印の「こんがり倶楽部 ET-GM30」は、上2本の遠赤外線ヒーターと、下3本の「5本ヒーター」を搭載した高出力モデル。マイコンによる自動温度調節によって、表面さくっ、中はふわっと焼き上げる「サクふわトースト」コースのほか、全部で7つの「マイコン自動コース」を搭載。トースト4枚が同時に焼けるビッグ&ワイドな庫内は、ピザなら25cm、グラタン皿なら3つまで焼ける。こちらも手軽にトーストを楽しみたい人向けで、かつ一度に焼ける枚数も重視する人向けだ。

 デロンギの「ディスティンタコレクションオーブン&トースター EOI407J」は、おしゃれなデザインが目をひくモデル。1200Wの出力のM字形ヒーターを搭載し、最大トースト4枚までカリッと焼ける。オーブン・グリル・保温の3つの調理機能と、45分のタイマーというシンプルな操作性。国産モデルの説明過多なデザインにうんざりしているなら、シンプルな操作とデザインでおすすめだ。

 最新トースターは今までのトースターに比べて、確実においしく焼けるようになっている。単にトースターとしてだけ使うのか、あるいは料理などにもっと活用したいのか、などによっても狙うモデルが変わってくるだろう。どのモデルを選んでも、いままでとはひと味違う極上の朝食を楽しめそうだ。

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PROFILE

栗山琢宏ライター

パソコンや家電製品などのほか、調理器具やベビー用品などモノ全般を得意とする雑食ライター。調理家電のレビューを行ううちに料理に目覚め、料理道具への偏愛もはじまる。料理道具は実際に料理してみた、リアルな使い勝手を重視する。Windows以前からパソコンを使いはじめ、デジタル機器や家電の動向を追い続けている。商品を買うときに比較検討しているときが至福。

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