写真のツボ

これで足長! スマホで人物を撮るコツ

  • 文・写真 LockUP大塚
  • 2018年6月7日

スマホで人物をスタイルよく撮ろう!

近年のスマホカメラは画質の向上も素晴らしく、最近は風景も食事も、全部スマホで撮ってる、という方も多いのではないでしょうか。美肌補正や輪郭補正までこなすカメラアプリも人気で、人物写真もスマホでほどよくきれいに撮れてしまいます。でも、実はアプリの補正機能だけではカバーできないところに、人を美しく&かっこよく見せるコツがあるのです。
今回は、そんなポートレートのコツをご紹介しましょう。

こんなに短足!?とならないために

【写真(1)】スマホを構える位置で、スタイルがまったく変わってしまう。顔の前でスマホを構えて撮ると頭が強調されて短足に!?

スマホでコーディネートなどの全身写真を撮る時に、ついつい顔の前でスマホを構えて、全身が入るように撮ってしまいがちです。でも、実はこの撮り方、必要以上に短足&顔デカになってしまうNGな撮影方法なのです。

【写真(1)】では、モデルさんの全身が入るように撮影しました。どれも同じ人なのですが、頭の大きさや足のバランスがまったく違って見えますよね。これは、撮影した時のスマホの位置が原因なのです。

スマホを顔の前で構えて近くで撮ったのが一番左の「少し上から」です。明らかにほかの写真より顔デカ&短足に見えてしまっています。実はスマホのレンズは「広角タイプ」で遠近感が強調されて写ります。手前のものはより大きく、遠くのものはより小さく写るのです。このため、顔は大きく、足は短く見えてしまいます【写真(2)】。

【写真(2)】少し離れて、腰の位置くらいで撮るとバランスよく撮れる。下から撮ると足が長く見えるが、やり過ぎると足が太く見えるので要注意

これを回避するには、少し離れたところから、スマホの位置を腰まで下ろして撮るのがおすすめです。【写真(1)】中央の「離れて真横から」は、数歩下がって全身が入るように撮影しました。このくらいの位置から撮るのが、一番自然なバランスになっています。

右の「少し下から」は、スマホの位置をもっと下ろしてヒザくらいの位置から撮影しました。足が長く見えますが、やり過ぎると足ばかり大きく写ってしまうので、注意が必要です。

スマホを使うと、つい顔の前で持って撮影してしまいがち。全身を撮る時は、胸~腰の前でスマホを構えるようにしてみましょう。

ポーズひとつで見栄えが変わる

【写真(3)】椅子に座った時は、足の置き方で長さや太さが違って見える

人間の体は不思議なもので、少しポーズを変えるだけで印象がガラリと変わります。男性でも女性でも、写真を撮る時に映える姿勢を教えてあげられれば、きっと喜ばれるはずです。

例えば、椅子に座っている時の写真は、つい足を真下にそろえてしまいがち。でもこの座り方だと、足が短く、そして太く見えてしまうことも【写真(3)】。

これを解消するには、ヒザより前につま先を伸ばすだけでOK。美しくスラリと見せるなら、左右を少し重ねて斜めにすることで細めの印象になります。

もちろん男性でも座る時に少し足を前に出すことで、足長に見せる作戦は有効。ズボンの裾がずり上がらないように、注意しながら座ってください 【写真(4)】。

【写真(4)】足首がヒザより前に出るように座るのがポイント。斜めに傾け、さらに左右の足を前後に少しずらして重ねると、よりスラリとして見える

そして、立ち姿でもポーズは重要です。正面からレンズを見つめるのは、証明写真のようでイマイチになりがち【写真(5)】。まずは少し体を斜めにしてもらいましょう。そこから、腕を少し曲げたり足を組み替えたりして動きをつけると、生き生きとしたイメージになります。

【写真(5)】少し斜めに立ってもらうと、動きも出てより自然なイメージになる

レンズを向けるとどうしても緊張してしまう人は、あえて遠くを見てもらってもいいでしょう。リラックスして、自然な横顔になりますよ。

ポーズを美しく見せるなら、「S字を意識する」などとも言われます。腕を腰に当てる、腰をひねる、などで体のラインが美しい弧を描くように意識すると、生き生きとした躍動感が表現しやすくなるでしょう。作例写真は女性ですが、男性の場合でも基本の考え方は同じです。棒立ちにならず、手足を使って動きを作ってみましょう。

背景選びも大切

【写真(6)】背景が雑多だと人物が埋もれてしまいがち。背景にも気を配って撮影したい

せっかくのいいポーズも、背景がイメージと合っていないと残念なことに。例えば【写真(6)】左のように背景がカラフルでゴチャゴチャしていると、人物の印象が弱くなってしまいます。人だけをメインで見せたいなら、シンプルな背景の方が人物が引き立つでしょう。特に町中の看板やロゴ、イラストなどは印象が強いので、できるだけ画面に入らないように位置を調整します。

旅行先などで風景と一緒に人物を撮りたい場合も、どこを背景にするかでイメージがガラリと変わりますので、色々と撮り比べてみてください。

スマホのカメラは便利で手軽でだいたいキレイに撮れますが、ほんの少し撮り方に気をつかうだけでもっとすてきな写真になります。友人や家族を撮る時は、ぜひ今回のポイントを思い出して撮影してみてください。

モデル:大西真央(劇団GAIA_crew)/6月29日~7月3日、2人芝居「メビウス」出演 詳細はこちら

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