くらべて選んで

コーヒーやお茶がおいしくなる高機能電気ケトル

  • 文・栗山琢宏
  • 2018年7月19日

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バルミューダの「BALMUDA The Pot」は、デザインのよさで人気を博し、電気ケトルのマーケットを広げたアイテム

  • ラッセルホブスの「電気カフェケトル 1.0L」はステンレスのボディーにクラシカルなデザインが美しいモデル

  • ハリオの「V60 温度調整付きパワーケトル ヴォーノ」は 、V60を使ったこだわりのコーヒーを淹れるのに最適のモデル

  • OXOの「ドリップケトル 温度調整&タイマー機能付」は、豊富な機能を持つフルスペックの電気コーヒーケトル

  • 山善の「電気ケトル 0.8L(YKG-C800)」は、基本機能はすべて備えながら、価格も手ごろなコスパに優れるモデル

  • ティファールの「アプレシア エージー・プラス コントロール」は、7段階の温度コントロールと、60分間の保温もできる電気ケトル

  • レコルトの「スマートケトル」は、5度刻みで温度設定ができ、保温も可能など、豊富な機能と使いやすさを両立させている

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今やお湯を沸かす道具としてすっかり定着した電気ケトル。水を温めるだけのシンプルな機能の家電なので、安いものなら1000円台から購入できる。従来はどれを購入しても大きな違いはなかったが、近年のコーヒーブームからか、コーヒーやお茶などを淹(い)れるのに適したタイプの電気ケトルが登場しはじめ、電気ケトルの高級化がはじまってきている。今回は、お茶やコーヒーをおいしく淹れるための電気ケトル選びを紹介しよう。

ハンドドリップがしやすい細口

電気ケトルは基本的にお湯を沸かすだけの機能なので、機能的な違いは少なく、結局のところは容量と素材やデザインで選択するケースが多かった。ところがコーヒーブームによって、ハンドドリップで淹れる人が増えてきたことで、市場に動きが出てきた。

コーヒーのハンドドリップは、器具も入手しやすく手軽にできる抽出方法だが、奥が深く、淹れ方ひとつで味が大きく変わってくる。とくに重要なのがお湯の注ぎ方で、一定の速度と量で注ぐことが大切だ。そのためコーヒーを淹れるために細長い注ぎ口を持つコーヒーケトルというものがある。それをそのまま電気ケトル化した商品が増えてきた。

バルミューダの「BALMUDA The Pot」は、デザインのよさと、コーヒーのハンドドリップのしやすさで、1万円を超える価格ながらヒットした。電気ケトルのマーケットを広げたアイテムといってもいい。0.6Lの容量はコンパクトなデザイン。ステンレスに塗装をしたボディーは高級感があり、曲線を生かしたデザインで、キッチンに置いたときのたたずまいが美しい。注ぎやすいハンドルと注ぎ口の形状は使いやすく、湯量をコントロールしやすい。

ラッセルホブスはイギリスで、1955年に電気ケトルを発売し、電気ケトルを普及させた老舗ブランド。「電気カフェケトル 1.0L」はステンレスのボディーにクラシカルなデザインで、2017年にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞している。ほかのコーヒーケトルよりは少し太い注ぎ口だが、湯量はコントロールしやすく、コーヒードリップにもカップ麺などの用途にも、どちらにも使いやすい形状だ。

温度調整できる高機能コーヒーケトル

お茶やコーヒーをおいしく淹れるためには、温度も重要な要素だ。たとえばコーヒーは沸騰したお湯で淹れると苦みが強く出たり、抽出が安定しなかったりする。ペーパードリップの適正温度は諸説あるが、一般には80~90度くらいがいいと言われることが多い。お茶の場合は、ほうじ茶や紅茶などは100度のお湯で香りや渋みの成分を引き出し、煎茶は70~80度、玉露は50~60度くらいがいいと言われる。

このように淹れる飲み物によって適正の温度が異なるので、最近では温度調整できる電気ケトルも登場している。いったん沸騰させたお湯を冷ますなどの手間をかけずに、そのまま適正な温度ですぐに抽出できるので手間がかからない。

ハリオの「V60 温度調整付きパワーケトル ヴォーノ」は 、世界中のバリスタに愛用されているドリッパー「V60」シリーズの電気ケトル。コーヒードリップに最適の形でデザインされたコーヒーケトルをそのまま、温度調整可能な電気ケトルにしたモデル。温度は60~96度の範囲で、1度単位で設定可能。ボディーの波打つようなフォルムはV60のコーヒーサーバーでも使用されているデザイン。こだわりのコーヒーを淹れるために作られた製品だ。

OXOの「ドリップケトル 温度調整&タイマー機能付」は、40~100度の範囲で、1度単位で設定できるモデル。ハンドドリップで抽出するときに便利なカウントアップタイマーも搭載。重心バランスのとれた持ち手と、柔らかく握りやすいハンドルなど、ユニバーサルデザインが特徴のOXOらしいデザイン。注ぎ口も先端が少し絞ってあり、湯量を細かくコントロールしやすい。30分の保温機能を持つなど、フルスペックの電気コーヒーケトルだ。

山善の「電気ケトル 0.8L(YKG-C800)」も、60~100度の範囲で1度単位で温度調節ができる電気ケトル。ドリップコーヒーが淹れやすい細口ノズルを採用。6段階の温度がプリセットされている「温度選択」スイッチや、60分の保温機能などなど使いやすさにも配慮。マットブラックなボディーは主張しすぎないので、どんなインテリアにも調和する。豊富な機能を持ちながら1万円を切る価格で販売されており、コストパフォーマンスの高い製品だ。

従来型スタイルのモデルにも温度調整機能付き

コーヒーより、紅茶や日本茶などでの使用頻度が高いなら、ドリップ用の細い注ぎ口でなくてもいい。そんなユーザーには従来と同じ太めの注ぎ口の温度調整機能付きモデルもある。カップ麺などにすばやく注ぐならこのほうが便利というニーズもあるだろう。

電気ケトルで圧倒的なシェアを持つティファールにも、温度調整機能付きの高機能モデルがある。「アプレシア エージー・プラス コントロール」は、7段階の温度コントロールと、60分間の保温もできる電気ケトル。細菌による匂いや着色を防ぐ機能や、水あかが付着しにくい機能など、衛生面へのこだわりも強いモデルだ。

レコルトの「スマートケトル」は、50~100度の範囲で5度ずつ温度設定して沸かすことができ、さらに30分間の自動保温機能が付いたスマートな電気ケトル。温度設定のスイッチなどは、ハンドル部分に集まっていて操作しやすい。

ただお湯を沸かすだけの従来型の電気ケトルが、実際の使い方に沿って、よりおいしくコーヒーを注げるような形状になったり、飲み物に応じた適切な温度のお湯を沸かせるようになったりと大きく進化している。コーヒーやお茶が好きなら、それに適した電気ケトルを使うことで、味が大きく変わるだろう。ぜひ買い替えを検討してみよう。

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PROFILE

栗山琢宏ライター

パソコンや家電製品などのほか、調理器具やベビー用品などモノ全般を得意とする雑食ライター。調理家電のレビューを行ううちに料理に目覚め、料理道具への偏愛もはじまる。料理道具は実際に料理してみた、リアルな使い勝手を重視する。Windows以前からパソコンを使いはじめ、デジタル機器や家電の動向を追い続けている。商品を買うときに比較検討しているときが至福。

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