使ってわかった

レジェンドが監修した「全自動コーヒーメーカー」

  • 文・コヤマタカヒロ
  • 2018年10月31日

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本格ミル機能を内蔵し、コーヒー豆からドリップまでできるツインバード工業の「全自動コーヒーメーカーCM-D457B」

  • 本体外観はマットブラックを採用。サイズは約W160×H360×D335mm、約4.1kg。本体側面に主電源を配置。水タンクは本体上部後方にあり脱着はできない

  • 低速回転の臼式ミルを採用。独自構造となっており、均一のサイズでコーヒー豆を挽ける

  • 本体前面下部にダイヤルスイッチを配置。左からメニューダイヤル、抽出温度ダイヤル、蒸らし湯量ダイヤル、メンテナンスダイヤルを配置している

  • 付属のカップでコーヒー豆の量をはかり、本体上部のミルに投入する

  • ドリップシャワー噴出口からコーヒー豆の中央に向かってお湯が落ちるようになっている

  • ゆっくりとコーヒーを抽出する、香り豊かな時間が楽しめる

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多くのキッチン家電が発売される中、近年盛り上がりを見せているジャンルがコーヒーメーカーだろう。特にここ数年で急増しているのがコーヒー豆をセットするだけで、自動的に挽(ひ)いてコーヒーを淹(い)れてくれる全自動タイプのコーヒーメーカーだ。以前はあまり選択肢がなく、高価なエスプレッソ専用機が中心だったが、最近では1万円台から全自動タイプが購入できるようになってきた。その中でも注目を集めているのが、ツインバード工業の「全自動コーヒーメーカーCM-D457B」だ。

カフェ・バッハの田口氏が監修

ツインバード工業は新潟県燕市に拠点を置く家電メーカーで、掃除機などの生活家電やトースターや電子レンジ、ホームベーカリーなどの調理家電を数多く手がけている。コーヒーメーカーもそのひとつで、これまでも数多くの製品を発売してきた。「全自動コーヒーメーカーCM-D457B」は今年9月に発表されたばかりの新製品。その最大のポイントと言えるのが東京・南千住にある名店、カフェ・バッハ店主の田口護氏監修により、ハンドドリップのようなコーヒーが淹れられることだ。田口氏はコーヒーに関する著書を多数持ち、国内外でコーヒーにかかわる仕事をしている方々が師事するまさにコーヒー界のレジェンドだ。

全自動コーヒーメーカーにはコーヒー豆を挽くミルの工程と、コーヒーを淹れるドリップの工程がある。「全自動コーヒーメーカーCM-D457B」は田口氏監修の下で工程を徹底して見直し、“自分だけの究極の一杯”に出会えるコーヒーメーカーとして登場した。

コーヒー豆を挽く工程ではステンレス刃による低速臼式ミルを採用。一般的なカッタータイプと異なり、粒がそろった状態でコーヒー豆を挽くことができる。コーヒー豆の挽き目は「粗挽き/中挽き/細挽き」の3段階で設定可能。低速で回転するため、ミル作動時の音も控えめで設置場所にも困らない。

挽いたコーヒーの粉はドリッパー上にセットしたペーパーフィルターの上に自動的に落ちる仕組み。その後、水タンクのお湯がゆっくりと粉の上に落とされ、コーヒーができあがる。

ドリップシャワーの噴出口とドリッパーの間にはあえて2センチの隙間が空いており、お湯が落ちるところが見える。ドリッパーが密閉されていないため、蒸らし時にコーヒーの香りが広がるのが楽しい。またお湯が注がれてコーヒー豆が膨らんでいく姿や、6方向から中央に向かってお湯が落ちるのも目で楽しめるのだ。

純喫茶で飲むような上質なコーヒー

全自動コーヒーメーカーCM-D457B」では、この抽出時の湯温を83度と90度の2種類から選ぶことができる。例えば、深煎りのコーヒー豆は高温のお湯で淹れることで、香り豊かですっきりした味にできる。それに対して、浅煎りのコーヒー豆は80度ぐらいのお湯でゆっくりと蒸らしながら淹れることで、まろやかな味に仕上げることが可能。コーヒー豆の挽き目が3種類に調整できるため、ひとつのコーヒー豆でも最大6通りの味に淹れられるというわけだ。

これらの設定は本体前面にあるダイヤルで簡単に切り替えられるため、朝起きてすぐに飲むコーヒーと昼間のリラックスタイムに飲むコーヒーで、それぞれ味を簡単に変えることができるのだ。もちろん、コーヒー豆に合わせて最適な淹れ方を探すのも楽しいだろう。

今回は、数種類のコーヒー豆を用意して「全自動コーヒーメーカーCM-D457B」でコーヒーを淹れてみた。田口氏のお店、カフェ・バッハが販売している「バッハブレンド」を90度で抽出すると、風味豊かで香りが高く濃いめの、まさに専門店のコーヒーが再現できた。さらに面白かったのがスーパーで買った安いコーヒー豆だ。あえて湯温83度で抽出してみたが、フレッシュな味わいが楽しめた。産地による違いを楽しみたいなら、浅煎り、中挽き、低温の相性が良さそうだ。「全自動コーヒーメーカーCM-D457B」があれば、高価なコーヒー豆だけでなく、安いコーヒー豆でも日常的にさまざまな味が楽しめる。

家庭用の全自動マシンの中では有力候補のひとつ

個人的に気になったのは、抽出できる量が1回に3カップ分(450ml)とやや少ないこと。ガラスサーバーに淹れる仕組みなので、もともと一度に大量に淹れておく使い方には向かないが、家族で飲むのには少し物足りなかった。

とはいえそれ以外の部分に大きな欠点は見当たらない。ミル機構も簡単に脱着して、内部にたまった粉を払えるなど、メンテナンス性も高い。操作はすべて本体前面にあるボタンとダイヤルで行えるため、見た目以上にシンプルに使えた。

さらに面白いのがミル機能だけを使える点だ。時間があってゆっくりとコーヒーを淹れたい時などはミル機能だけを使い、あえてハンドドリップを楽しむといったこともできる。本格派のミル機能だけでも、コーヒー好きには十分に価値があると言えるだろう。

現在多くの全自動コーヒーメーカーが登場しているが、「全自動コーヒーメーカーCM-D457B」はミル機能、そして細かな抽出設定などの組み合わせが、非常に魅力的な製品だと感じた。自宅で本格的なコーヒーを手軽に楽しみたいと考えるなら有力候補のひとつになりそうだ。

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PROFILE

コヤマタカヒロフリーライター

小学生の長女を筆頭に幼稚園児、未就学児の3女を育てるパパライター。専門分野はデジタル製品と家電機器なので、家事や子育てにもそれらを駆使して奮闘中。自宅事務所で働くフリーランスで、子育てにも積極的に参加中。

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