使ってわかった

クルッと変身! 360度&3D撮影を楽しむスティックカム

  • 文・コヤマタカヒロ
  • 2018年11月9日

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KANDAO社製の180度3D&360度VRカメラ「QooCam」

  • 本体に搭載する魚眼レンズと各種設定ボタン類。非常にクールなデザインだ

  • 「QooCam」を立てかけるのにも使えるレンズカバー。持ち歩く時はレンズを保護する

  • 360度VRモードカメラで撮影した映像。スマートフォンの位置や角度を変えると、ぐるぐると一緒に回って見られる

  • 180度3Dモードで撮影した写真。スマホを簡易ヘッドマウントディスプレーなどに装着して見ると奥行きがあるように見える

  • 180度3Dモードの「Depth map Technology」。左右二つのレンズで撮影した写真から差を認識し、深度を検知する

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最近では日常的な写真撮影はスマートフォンを使う人がほとんどだろう。スマートフォンのカメラ機能は日々向上しており、コンパクトデジカメはもちろんのこと、デジタル一眼レフよりも手軽に高画質で撮影できるシーンも多い。

そんな中スマートフォンでは撮れない映像が注目を集めている。それが周囲360度の映像を一枚の写真に収められるVRカメラだ。360度のVRカメラというとリコーの「THETA」シリーズが有名だが、最近では民生用からプロ用までさまざまな製品が登場している。

今回取り上げるのは、KANDAO社製の180度3D&360度VRカメラ「QooCam」。2018年のイノベーションアワードやデザイン賞などを海外で数多く受賞している注目の製品だ。日本市場では三友株式会社が正規販売代理店として取り扱っており、8月末から販売がスタートしている。

携帯性の高いコンパクトなスティック状のボディーを採用

まずはボディーと基本仕様からチェックしていこう。「QooCam」の本体サイズは横幅2.5cm×奥行き3.1cm×高さ19.9cmのスティック形状を採用している。正面に魚眼レンズを二つ、背面にもひとつ搭載しており、三つのカメラで周辺360度撮影できる仕組みだ。本体質量は170gでポケットに入れても気にならないサイズと質量だった。

内蔵バッテリーの連続駆動時間は最大3時間。これは連続撮影時なので、実際に持ち歩いている時はもう少し長く使うことができた。撮影した画像はmicroSDメモリーカードに記録する仕組みとなっており、最大256GBまで利用可能。設定やカメラ映像のプレビューはWi-Fiで接続したスマートフォンのアプリで行う仕組みだ。

360度モードでは、4320×2160の静止画と3840×1920の動画(30/60fps)の撮影に対応。また、1920×960/120fpsのスローモーション撮影もできる。

そして「QooCam」が面白いのは360度VR映像の撮影ができるだけではないことだ。カメラ部が90度回転して、180度3D撮影用に切り替えられる。これは正面の二つのレンズで撮影する仕組みで、左右のレンズの視差を使って深度マップを作り、あとからフォーカスを変えることなども可能だ。

180度3Dモードも同じサイズの静止画と動画が撮影できる。

各種撮影設定はスマホアプリから行う

「QooCam」を早速使ってみた。360度映像の撮影は簡単だ。本体背面にある電源ボタンを押したら準備はOK。シャッターボタンを押すだけで静止画の撮影ができる。長押しすると動画の撮影がスタートする。

動画設定の変更などはスマホアプリから行う。電源ボタンを長押しするとWi-Fi機能が起動し、スマートフォンから「QooCam」にアクセスできるようになる。あとはアプリを起動して、各種設定の切り替えができるというわけだ。

360度映像は、静止画と動画が撮影できるほか、タイムラプス動画にも対応。動画は前述の通りフレームサイズやフレームレートが設定できる。スマートフォンとWi-Fi接続した状態ではカメラが映し出している映像を見ながら撮影が可能。撮影時は本体のシャッターボタンだけでなく、スマホアプリ上のシャッターボタンも使える。

撮影した画像はすべて本体のmicroSDメモリーカードに記録され、スマホで編集する場合はWi-Fi通信でアプリに転送する必要がある。

360度だけじゃない多彩な機能を用意

「QooCam」の機能として面白いのが180度3Dモードで撮影した時に利用できる「Depth map Technology」だ。これは二つのレンズで撮影したわずかにずれた写真から深度を検出して、撮影後にフォーカスを変更できる機能。そのまま撮影すると手前から奥まですべてにピントのあった写真になるが、「リフォーカス機能」を利用することで、手前や奥などにピントを合わせられるのだ。

こういった3Dカメラを利用した独自の機能は、さらに強化される予定がある。今後、「Depth map Technology」と色識別技術を利用することにより、空などの背景だけを入れ替える「スカイチェンジ機能」の搭載を予定しているという。

さらにPCと接続することでライブストリーミングカメラとして使うこともできるようになる予定だ。また、カメラとしては手ぶれ防止アルゴリズムを搭載しているため、歩きながらの動画撮影でも安定した映像の撮影ができた。マットブラックの本体はスタイリッシュで大人の雰囲気。レンズカバーをスタンドにできるのも便利な仕組みだ。

もちろんまだ課題は少なくはない。アプリの使い勝手はまだまだ発展途上という段階で、360度映像のSNSへのシェア機能を搭載しているが、残念ながらFacebookへは現在、360度の動くVR映像としては投稿できなかった。アプリのさらなるバージョンアップが求められるだろう。

しかし、数多くの360度VRカメラがある中でも、「QooCam」は非常に注目できる製品だといえる。これから360度カメラを購入するなら選択肢としてぜひ検討したい製品だ。

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PROFILE

コヤマタカヒロフリーライター

小学生の長女を筆頭に幼稚園児、未就学児の3女を育てるパパライター。専門分野はデジタル製品と家電機器なので、家事や子育てにもそれらを駆使して奮闘中。自宅事務所で働くフリーランスで、子育てにも積極的に参加中。

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