くらべて選んで

あたためも自動調理も充実! 最新オーブンレンジはこれを買う

  • 文・栗山琢宏
  • 2018年12月27日

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パナソニックの「NE-BS1500」は、人気の高いビストロシリーズの最上位機種、グリル性能の高さが売りで、自動調理のメニューも豊富

  • パナソニックの「NE-BS805」は、買いやすい価格の中級モデル。グリル焼きや時短調理のメリットを継承し、コスパがいい

  • 東芝の「ER-SD7000」は、独自の石窯ドーム形状とオーブンの最高温度は350度の高火力で、オーブン機能に優れるのが特徴

  • 東芝の「ER-SD3000」は、オーブンの最高温度は300度だが、石窯ドーム構造によるムラのない焼き上がりを手軽にかなえる中級機

  • シャープの「AX-XW500」は、「あぶり豊潤焼き」やインターネットと連動したメニュー選びも可能なヘルシオの最上位機種

  • シャープの「AX-AS500」は、上位機種には機能は劣るが、基本の過熱水蒸気によるヘルシー調理ができる買いやすい価格のモデル

  • 日立の「MRO-VW1」は、電子レンジを使った自動メニューが豊富で、オールマイティーに使えるモデル。上位機種ながら価格も抑えめ

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オーブンを使ったホカホカのメニューがうれしい季節。パーティーメニューを作るのにもオーブンは大活躍する。また最近のオーブンレンジは、特別な料理でなくても日常的に使いやすいように、手間のないおまかせ調理機能が充実している。忙しい共働き家庭などに便利な、同時調理の機能を備えたものや、メニューを提案してくれるものもある。進化した最新オーブンレンジの選び方を解説しよう。

メーカーによる方向性の違いが大きい

オーブンレンジはオーブン+電子レンジで、電子レンジのあたため機能に、オーブンの焼き機能を加えたものというのが基本だ。高機能モデルでは、このオーブン機能にスチーム機能を加えたものが搭載されており、これによってさまざまな調理や自動調理なども可能になってきているのが今のトレンドだ。

オーブンというとグラタンを作ったり、パンを焼いたりといった使い方が思い浮かぶが、スチーム機能を搭載しているモデルなら、蒸し器を出さなくても、しゅうまいや中華まんなどを蒸したり、蒸し野菜を作ったりすることができる。加熱するだけの低価格モデルよりも、スチーム機能のあるモデルを購入した方が、用途が多彩で結果的に利用頻度も高くなるだろう。今回はスチーム機能を搭載した製品について紹介することにする。

「スチーム機能」を備えたものは、一般的な水蒸気を使った蒸したり茹(ゆ)でたりといった使い方ができる。その水蒸気をさらに加熱すると、過熱水蒸気という水を含んだ気体になり、高温で食材を焼くことができるのだ。高温の過熱水蒸気で焼くことによって、脱油や減塩もできると健康志向で一気にシェアを伸ばしたのがシャープのヘルシオだ。現在は他社の製品でも過熱水蒸気に対応しているモデルもあるが、機能や使い方はシャープとは違いがある。このあたりは個別のメーカーごとの機能で紹介する。

最近の製品は、常温のおかずと冷凍ごはんなどを同時に温めるなど、温度の違うものを同時に温める機能や、蒸し料理と焼き料理など種類の違う調理を同時にするものが増えている。自動調理機能も進化しており、食材を入れてメニューボタンを押すだけで、量による加熱時間の設定をしなくても完成する機能なども増えている。各社ともに自動調理や時短調理に力を入れているが、メーカーごとにアプローチの仕方がいろいろと異なっている。機種ごとの機能差というよりも、まずメーカーによる特色の違いから見ていく方が、自分の使い方にあった最適なモデルを購入できるだろう。

グリルにこだわるパナソニック

パナソニックのビストロシリーズは、機能の豊富さとラインナップの豊富さで人気の製品。「NE-BS1500」は最上位機種で、庫内容量は30Lで上下2段の調理に対応。グリル性能の高さが売りで、上火は大火力極め焼きヒーター、下火はマイクロ波を吸収して発熱するグリル皿により、予熱や裏返しも必要なく食品の両面を焼き上げる。少ない材料のときはグリル皿の中央に集中して加熱する「スピードエリア加熱」機能で、わずか8分で揚げ物もできる「こんがり8分」対応などの時短メニューも用意されている。また上段でグリル、下段で煮物などの合わせ技も可能だ。

レンジ性能も高く、64眼スピードセンサーと、マイクロ波をらせん状に放射するサイクロンウェーブ加熱によって加熱ムラが少ない。解凍する食品も分量や種類を見分け適切に加熱でき、冷凍食品と常温おかずの同時調理などもできる。吹きこぼれを抑制するので、ボウルに材料を入れて加熱するだけで、パスタやカレーなどを完成する機能も持つ。自動メニューも豊富で、スチーム料理も得意。グリル機能と時短ではこの製品が抜き出ているだろう。

中級機の「NE-BS805」は、庫内容量30Lで2段調理に対応したモデル。電子レンジのセンサー精度とグリルのヒーターが上位機種よりは劣るが、グリル焼きや時短調理のメリットは本機でも生きている。コストと性能のバランスのいいモデルだ。

パンやお菓子作りに人気の東芝

東芝は独自の石窯ドームという形状を採用したオーブン機能に定評があり、とくにパンやお菓子作りをするユーザーには人気。「ER-SD7000」は同社のハイエンドモデルで、庫内容量は30Lで2段調理に対応。オーブンの最高温度は350度の高火力で、ドーム状に設置された遠赤外線ヒーターと熱風ファンで、食材を包み込むように調理できる。食材の中までムラなく加熱できるので、パンはきれいにふくらみ、ピザは表面がカリッと中はふわっとした焼き上がりになる。なおトースターとして利用する場合には途中で裏返す必要がある。

高精度トリプルセンサー搭載で、1025カ所で食品や庫内の温度を検知するので、異なる食材の2品同時加熱などもできる。自動メニューは470あり、正面についたカラータッチ液晶から簡単に操作できる。スチームによる調理も得意で、30~100度で設定できるので、プリンや茶わん蒸しなどの低温スチーム料理もきれいに作れる。300度の過熱水蒸気調理もでき、フルスペックの性能を持つ。オーブン機能を重視するなら候補の筆頭になる製品だ。

もう少し買いやすい価格の「ER-SD3000」は、庫内容量は30Lで熱風2段オーブンという点は同じ。オーブンの最高温度は300度だが、石窯ドーム構造による包み込むムラのない焼き上がりは同等。電子レンジのセンサーは「8つ目赤外線センサー」の採用で、上位機種ほどの精度はないが、自動メニューも113あり必要十分な機能。熱風2段の石窯ドームを手軽に購入するならこのモデルがおすすめ。

独自路線で進化するヘルシオ

シャープのヘルシオといえば、もともと業務用のウォーターオーブンを家庭用に転じたもので、過熱水蒸気が最大のポイント。他社の商品は、レンジやオーブンを併用して、スチームや過熱水蒸気を利用しているが、ヘルシオは過熱水蒸気のみで調理ができるのだ。過熱水蒸気で満たされた低酸素状態の庫内で調理されるので、酸化作用を防ぎ栄養素の流出を抑えられる。また過熱水蒸気が食品の油分を溶かし、食材の塩分も落とすと、シリーズ名のとおり健康を気にする人におすすめの機能が詰め込まれている。

AX-XW500」はヘルシオの最上位機種で、庫内容量は30Lで2段調理にも対応する。低温の食材に、より多くの熱を与える過熱水蒸気の特性を生かした「まかせて調理」を搭載。冷凍と常温など温度帯や、分量に関係なく火加減や調理時間を自動で調節する。上段で調理しながら下段で総菜を温めるといった、同時調理も可能。またこのモデルでは「あぶり豊潤焼き」も搭載。かたまり肉などを通常の熱風オーブンの8倍の熱量を持つ過熱水蒸気で一気に表面を焼き、そのあとに低温でじっくり加熱するという調理方法で、ローストビーフなどをおいしく仕上げる。また自動メニューも豊富で、インターネットを活用しレシピを増やしたり、材料から検索したりできるのも好評の機能だ。とにかくヘルシーさを重視して、多彩な調理を楽しむならこのモデルが最適だ。

AX-AS500」は、買いやすさを重視したスタンダードモデル。あぶり豊潤焼きや2段調理、ネット対応などの機能は搭載しないが、過熱水蒸気によるヘルシー調理はできる。基本の機能がしっかりしていればいいという実利派におすすめ。

オールマイティーに何でもできる手軽さがポイント

日立のヘルシーシェフシリーズは、電子レンジ性能に定評がある。「MRO-VW1」は庫内容量30Lの2段調理ができる上位機種。食品の分量にあわせて火加減をオートでコントロールできる「W(ダブル)スキャン調理」を搭載している。重さと温度をはかるため、ローストビーフをはじめとした多彩なメニューを火加減はおまかせで調理できる。分量に合わせて加熱時間を調節し、少ない分量ならより早く仕上げる機能も搭載。10分以内でできる50オートメニューもあるなど、手間なく簡単に使える機能が豊富だ。オーブン機能も充実しており、加熱性能の高いダブル光速ヒーターを採用し、最高300度を実現し、過熱水蒸気にも対応する。フル機能を持った上位機種ながら、価格も抑えめで購入しやすい。オールマイティーに何でもできる手軽なモデルといえる。

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PROFILE

栗山琢宏ライター

パソコンや家電製品などのほか、調理器具やベビー用品などモノ全般を得意とする雑食ライター。調理家電のレビューを行ううちに料理に目覚め、料理道具への偏愛もはじまる。料理道具は実際に料理してみた、リアルな使い勝手を重視する。Windows以前からパソコンを使いはじめ、デジタル機器や家電の動向を追い続けている。商品を買うときに比較検討しているときが至福。

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