写真のツボ

眠らせたままはもったいない!望遠レンズの活用法

  • 文・写真 LockUP大塚
  • 2019年2月12日

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各社から発売されている入門デジタル一眼には、ズームレンズが2本セットになったものも多い

一眼デジカメのダブルレンズキットを買うとついてくる望遠レンズ。でも、運動会の時しか使わずにしまいっぱなしになっている……というお宅も多いのではないでしょうか。写せる範囲が狭くて使いにくい印象のある望遠レンズですが、コツをつかめばいつものシーンをもっと美しく撮れるとても優れたレンズなのです。今回は、そんなレンズキットの望遠レンズを使った効果的な撮影のコツをご紹介します。

人物を撮るなら望遠レンズ!

【写真:1】望遠レンズで人物を撮影する時は5~6mは離れるのがポイント

いわゆる「ポートレート」らしい、人物がフワッと浮き上がり背景がボケた写真を撮るなら、実は望遠レンズがおすすめです。普段スマホで撮っている時と比べると「ちょっと離れすぎかな?」という感じでモデルと向かい合うことになりますが、この距離がポイント【写真:1】。望遠であればあるほど、背景がボケやすくなるのです。また、望遠レンズはその名の通り、遠くの景色を大きく切り出すことができます。この特徴を理解して使うと、背景を選びやすくなるのです。

【写真:2】背景の写る範囲に注目すると、望遠レンズの特徴がわかりやすい

【写真:2】は、標準ズームレンズの広角(ワイド)側で撮ったものと、望遠レンズで撮ったものを並べてみました。人物のサイズはほとんど同じなのに、写っている背景の範囲がまったく違うことがわかります。スマホなどの広角タイプのカメラで撮ると、背景に無駄なものが写りがちですが、望遠タイプのレンズなら不要なものをそぎ落として、簡単に人物だけを浮き立たせることができるのです。

子供の撮影にも大活躍

普段の公園遊びで子供を撮るのにも、望遠レンズはおすすめです。遊具の上で遊ぶ姿や一生懸命走る姿など、動き回る子供を写すには、むしろ望遠レンズのほうが使いやすいくらいでしょう。ある程度離れたところから撮ることになりますので、カメラを意識しすぎない自然な表情が狙えるのもポイントです。

ただ、望遠レンズは手ブレしやすいのが欠点。動き回る子供を撮るとブレブレになってしまうことがあります。そんな時は、「スポーツモード」などのシャッタースピードが速いモードを選んで、とにかく連写してしまいましょう。失敗写真が増えても気にせずたくさん撮るのが、いい表情を撮るコツです。キレイに撮れた写真だけを選んで、失敗写真のデータは消してしまえばいいのですから。

【写真:3】いちご狩りのような通路が狭い場所でも望遠レンズが役に立つ

余裕があれば、旅行などでも望遠レンズを持ち歩きたいもの。例えば、いちご狩りのワンシーンなども雰囲気よく撮影できます【写真:3】。背景がボケることで、人物が多い狭い場所でも被写体がはっきり目立ちますね。

花や動物にもおすすめ

【写真:4】望遠レンズは花や動物をクローズアップする時に活躍する

望遠レンズは、目立たせたい主題を景色の中から抜き出すのが得意なレンズです。この特性を生かせるのが、花や動物の写真でしょう。【写真:4】では、同じ花を望遠レンズと、標準ズームレンズの広角(ワイド)側で撮ってみました。望遠レンズで撮ったものは手前のボケた花やシンプルな背景の効果で花が浮き上がって見えますが、標準ズームで撮影したものは背景まで全部細かく写って記録写真のようです。雰囲気よく撮れているのは、断然、望遠レンズのほうですね。

【写真:5】動物が警戒しない距離から自然な表情を撮れるのも望遠レンズならでは

また、旅先で見かけた猫を自然な空気感のまま切り取るなど、遠くから撮影できることが有利な場合もたくさんあります【写真:5】。望遠レンズは、こういった雰囲気のいい写真を簡単に撮れる便利アイテムなのです。

望遠レンズを持って、動物園に行こう!

【写真:6】動物園は望遠レンズが大活躍、子供たちと写真を見返す時にも盛り上がる

動物園も望遠レンズが大活躍する場所のひとつです。スマホでは撮れない迫力ある動物の姿を記録しておけば、子供たちと思い出を振り返る時にも盛り上がりますよ。【写真:6】のような金網がある場所でも、望遠レンズは活躍します。レンズの中央が金網のすき間の中央にくるようにして、金網ギリギリまでレンズを近づけます。すると、金網がボケてほとんど気にならないほどに消えてしまうのです。金網のサイズや動物の位置によって使えないこともありますが、覚えておくとより動物園での撮影が楽しくなるテクニックです。

このように、いろいろ遊べる望遠レンズですが、残念ながら暗い室内で使うのにはあまり向きません。レンズキットで発売されている望遠レンズは入門用のものがほとんどで、ズームしてしまうと手ブレしやすくなってしまうのです。また、被写体が近すぎるとピントが合わなかったり、写る範囲が狭かったりするため、慣れが必要になります。まずは明るい屋外で望遠レンズに慣れてから、チャレンジするのがおすすめです。

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