極上のワイルドジャーニー

固有種が多い、スリランカサファリの魅力

  • スリランカ ジェットウイング・テンテッドヴィラズ
  • 2016年12月27日

固有種のスリランカ・ナマケグマ ©Gehan de Silva Wijeyeratne

  • 夜の闇に佇むテンテッド・ヴィラズ ©Yumi Yamaguchi

  • 羽を広げたオスのクジャク ©Yumi Yamaguchi

  • スリランカの国鳥、セイロンヤケイ ©Yumi Yamaguchi

  • 白い斑点が特徴のスリランカ・マダラジカ ©Yumi Yamaguchi

  • ブロック5にある仏教遺跡 ©Yumi Yamaguchi

  • ヒョウはヤーラ国立公園を代表する野生動物 ©Gehan de Silva Wijeyeratne

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テントスタイルの宿に泊まる

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 野生動物の宝庫、ヤーラ国立公園に隣接するジェットウイング・テンテッド・ヴィラズJetwing Tented Villasは、いかにもサファリらしいテントスタイルの宿泊施設。グリーンがかったブルーの家具の色が独特で、アフリカンとはまた異なるスリランカらしさを印象づける。

 この色にスリランカらしさを感じるのは、クジャクの羽の色だからかもしれない。

 ちなみに、スリランカ航空のフライトアテンダントの制服もクジャク色とクジャク柄をあしらったサリーである。

 実際、ヤーラ国立公園でも頻繁に野生のクジャクに遭遇する。

スリランカの国鳥に出合う

 だが、スリランカの国鳥かと思ったら、クジャクを国鳥とするのはインドで、スリランカの国鳥は、セイロンヤケイという野生の鶏なのだとか。これもヤーラには多く生息する。

 ヒョウの遭遇率の高さを誇るヤーラだが、可愛らしいカワセミから大きなタカまで、鳥類も数、種類ともに多い。

 このほか、特徴的な動物として、いずれも固有種のスリランカ・ナマケグマ、スリランカ・マングーズなど。シカも頻繁に見かける。白い斑点が可愛らしいのはスリランカ・マダラジカ。これも固有種である。

手つかずの自然を求めて ダムや仏教遺跡もあるエリアへ

 ヤーラ国立公園は、全部で五つのブロックからなり、すべてが現在、一般に開放されている。一般的に多くの観光客が訪れるのは、宿にも隣接する「ブロック1」。今回は、より手つかずの自然を求めて「ブロック5」にも足を延ばした。公園入り口まで車で片道2時間余りの距離である。

 背の高い木が多く、うっそうとしたジャングルのような景観が続くのがブロック5の特徴。公園の入り口付近にはダムがある。

 ネイチャーガイドが盛んに「5000ルピー、5000ルピー」というので何かと思ったら、スリランカの5000ルピー紙幣にこのダムの図柄が印刷されていたのだった。

 公園内には約1500年前のものという仏教遺跡もひっそりとたたずんでいる。

 観察できる動物の種類は、ブロック1とほとんど同じ、動物の個体数はブロック1のほうが多いが、ヒョウとの遭遇率は変わらない。観光客が少ないぶん、いざ動物が出現すれば独占して、ゆったりとサファリを楽しむことができる。

 

<旅のデータ>

 日本からのアクセス:成田からスリランカ航空の直行便でコロンボまで約9時間。空港からヤーラまで車で約6時間。

<取材協力>

 ジェットウィング日本オフィス
http://www.jetwingtravels.com/

 株式会社セレンディピティ倶楽部
http://www.serendipityclub.jp/

 ジェットウイング・テンテッドヴィラズ
http://www.jetwinghotels.com/jetwingtentedvillasyala

PROFILE

Yamaguchi Yumi

山口由美(やまぐち・ゆみ、Yamaguchi Yumi)

1962(昭和37)年、神奈川県箱根町生まれ。慶応大学法学部卒。海外旅行とホテルの業界誌紙のフリーランス記者を経て作家活動に入る。旅を主なテーマにノンフィクション、紀行、エッセイなど幅広い分野で執筆。欧米、アジアのほか、南太平洋、アフリカなど、世界各地を取材旅行で訪れる。2012(平成24)年、『ユージン・スミス 水俣に捧げた写真家の1100日』で第19回小学館ノンフィクション大賞を受賞。主な著作に『箱根富士屋ホテル物語』(小学館文庫)、『世界でいちばん石器時代に近い国 パプアニューギニア』(幻冬舎新書)、『熱帯建築家 ジェフリー・バワの冒険』(新潮社)など。

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