おとな女子の一人旅

いくらあったら旅に出られる? 航空券・ホテル代編

  • 文 山田静
  • 2017年1月12日

アンコール遺跡観光の基地・シェムリアップは外国人旅行者が多く集まるにぎやかな町だ

  • シーズンオフが必ずしもよくない、というわけでもない。たとえばカンボジアは、雨期は緑も水も豊かで、アンコール遺跡もしっとりとした風情が美しい

  • シーズンオフが必ずしもよくない、というわけでもない。たとえばカンボジアは、雨期は緑も水も豊かで、アンコール遺跡もしっとりとした風情が美しい

  • シーズンオフが必ずしもよくない、というわけでもない。たとえばカンボジアは、雨期は緑も水も豊かで、アンコール遺跡もしっとりとした風情が美しい

  • アンコール遺跡では、さまざまな国の修復技術を目の当たりにできる

  • カンボジアは本来は自然に恵まれた豊かな国。市場に行くと実感する

  • カンボジアのトンレサップ湖は、雨期と乾期で面積が大きく変わる。周辺住民は湖とともに生きる

  • アンコール遺跡観光の基地・シェムリアップは外国人旅行者が多く集まるにぎやかな町だ

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 旅に出るにしても、先だつものはお金である。

「ボーナス出たら行こうかな……」

「お金に余裕が出たら行こうかな……」

 こんなことを考えていたら、たぶん一生旅立てない。このご時世、ぼんやりしていたら一生お金に余裕は出ないのである。まずはあなたの考える「旅」にどれくらいお金がかかるのか、予算を立ててみようではないか。

旅の予算は四つのパーツ

 旅行にかかる費用は、主に次の四つからなる。

1.航空券代

2.ホテル代

3.現地費用

4.その他個人的な費用

 もっとも金額の大きなパーツが1.の航空券代だ。航空券の購入テクニックについては別の項目で詳しく語りたいが、大雑把に言うと、「近場は安く、遠くは高い」「シーズンオフとピークシーズンで倍くらい値段が違う」という二つのポイントがある。つまりアジアなら安くて欧米は高い。雨期や真冬などのあまり人が動かない時期は安く、夏休みやお正月、あるいは旅先のベストシーズン(日本だと桜や紅葉の季節など)は高い。

 つまりはオフシーズンに近場に行けば安い……が、そう都合よくは休めないし、せっかく行くならまあまあいい季節に安く行きたい。となると狙い目は「ピークのちょっと手前かちょっとあと」に出発することだ。1日出発日が違うだけで、ヨーロッパ便などは往復9万円が15万円くらいに価格がアップしたりするので、検索サイトでは、第一希望前後の日程も確認してみよう。具体的に言うと、ヨーロッパならバカンスシーズン終了から冬が来る前まで=9月下旬から10月半ばまで(ただし10月は国際会議のシーズンとなり、ホテル代が高くなる)、東南アジアなら春節が終わり、雨期や酷暑の時期の前=2月下旬から3月あたりが比較的安い上、旅行にもいい季節だ。

 どうしても8月のピーク時にしか日程がとれない場合は、比較的安上がりになる乗り継ぎ便というチョイスもある。たとえば夏のヨーロッパなら、直行便だと15万円くらいするところを、中東やアジア乗り継ぎ便なら9万円台程度で行けたりする。ただし直行便より当然時間がかかるので、そこは覚悟すべし。ちなみにアジアでは、LCCが比較的料金のシーズン変動が少なく、旅人の強い味方となっている。アジア最大手のLCC・エアアジアは、成田空港からバンコクへの往復料金は年間だいたい3万円台から5万円台でおさまる上に、ちょいちょいセールを開催しているので節約旅には心強い選択肢だ。

 筆者の場合、だいたいの目安としては、ヨーロッパなら10万円ちょい、アジアなら5〜7万円程度で抑えるようにしている。オフシーズンだと直行便、ピークシーズンだと乗り継ぎ便を使ってだいたいこの価格に納める、という感覚だ。

 次に大きいのが2.のホテル代である。ひとり旅だとシェアできる相手がいない分、どうしても割高になる。旅のレベルをどこに持っていくかにもよるが、筆者は個室でシャワー・エアコン付きを最低条件として、欧米なら税込み100ドル以内、アジアなら50ドル以内を基準にしている。ただ世界じゅうどこでも都会の宿は高く、田舎は安いので、都会で110ドル、田舎で60ドルといった具合に調整して、全体でつじつまをあわせている感じだ。つまり6泊の旅なら、ホテルの予算は欧米では600ドル、アジアでは300ドルである。

 というわけで、1と2あわせると、ヨーロッパだと17万円程度、アジアだと10万円程度(ものすごくざっくりだが、予算構成なので今はこの程度でいい)。ここまで来たところで文字数が尽きたので、3と4については次回にお話ししよう。

PROFILE

山田静(やまだ・しずか)

女子旅を元気にしたいと1999年に結成した「ひとり旅活性化委員会」主宰。旅の編集者・ライターとして、『旅の賢人たちがつくったヨーロッパ旅行最強ナビ』(辰巳出版)、『決定版女ひとり旅読本』『女子バンコク』(双葉社)など企画編集多数。2016年6月中旬、京都に開業した小さな旅館「京町家 楽遊」の運営も担当。

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