楽園ビーチ探訪

世界最大のトカゲ・コモドドラゴンに出会える!インドネシア・コモド島へ

  • インドネシア・コモド島
  • 2017年3月16日

ギザギザとした稜線(りょうせん)のコモド島。乾燥したサバンナ気候ならではの植生が見られます

  • レンジャーと一緒に国立公園内をトレッキングしながら、コモドドラゴンを探します

  • この看板の近くに、コモドドラゴンの白いフンを発見。期待が高まります

  • 「あそこ!」とレンジャーが指さす先に、コモドドラゴンのベイビーが

  • 国立公園内のキッチン近くにいつもいるコモドドラゴン

  • しばらく観察していても、ほとんど動きません

  • コモド島のピンクサンドビーチ。合わせて訪れるツアーが多いようです

  • ボートで移動中に見かけた漁村。水源のない村ではラブハンバジョまで水を買いに行くそう

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 全長2~3メートル、平均体重約70キロ。鎧(よろい)のような皮で覆われた、生ける恐竜のようなコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)。どこか現実離れした存在のせいか、地球の裏側に行かないかぎり会えないイメージがあります。けれど、日本と同じアジアのインドネシアにいると聞くと、「行ってみようかな」と、興味が湧いてきませんか?

 世界最大のトカゲ・コモドドラゴンが生息しているのは、世界広しといえども、インドネシアのフローレス島西沖に広がる世界遺産のコモド国立公園内のみ。しかもコモド島、リンチャ島、モタン島(ギリ・モタン)、コデ島(ヌサ・コデ)の4島に限られます。推定約6000頭のうち、コモド島とリンチャ島にほぼ3000頭ずつが暮らしています。

 この二つの島への拠点となるのが、バリ島から国内線で約1時間30分のフローレス島西部の港町ラブハンバジョ。そこから2泊や3泊のダイブクルーズや、片道3~4時間かけた日帰りツアーで目指します。

 日帰りツアーに参加してみました。

 ラブハンバジョから出港すると、まず目に入ってくるのは、岩場のところどころに低木が茂る、サバンナ気候特有の乾いた島々。帽子のように盛り上がっていたり、ギザギザととがっていたり、それぞれの島のフォルムもユニークです。

 コモド島やリンチャ島の付近には、激しい潮流の海域があります。ボートのエンジンをフルスロットルで回しても、前にも後ろにも動かない、拮抗(きっこう)した状況が続きます。高い透明度の海をのぞくと、鏡のように穏やかな水面の下で、猛烈に潮が流れているのが見て取れます。場所によっては渦潮のところも。小さなボートでは、まるで大海に浮かぶ木葉のような気分。でも、さすが地元の海を知り尽くした漁師さん、みごとに切り抜けてくれました。

 コモド島、リンチャ島、どちらも行きましたが、ルールは共通しています。上陸したら、まず国立公園へ出向き、国立公園入園料やガイド料などを支払い、レンジャーと共にトレッキングに出かけます。

 レンジャーの手には、二股の細い棒が一本握られているのみ。敏感な鼻をたたけば、これで十分だと、言いますが、人を飲み込むというコモドドラゴン相手に棒切れで大丈夫かと、心配にもなります。

 丘の上に登って海を一望したり、森を抜けたり。トレッキングをしながら聞く、コモドドラゴンの生態の話も興味深いもの。たとえばイノシシなどの獲物を骨ごと食らうのでフンは白色、月に1~2回しか食事はせず、省エネのために日中はできるだけ動かないなど。そのため、コモドドラゴンに遭遇するなら公園事務所の朝の開門時間を狙った方がいいそう。

 日帰りツアーでは偶然に出会うことは難しいようですが、でも心配ご無用。どちらの島にもコモドドラゴンと確実に会える場所があります。食べ物の匂いに誘われた数頭がつねに集まっているのです。檻(おり)も、塀もない場所で、巨体がゴロゴロ。レンジャーが許す範囲なら接近できるのですが、やはりコワい。遠近法を駆使して記念写真を撮るのがお約束になっています。

 また、コモド島にはピンクサンドの小さなビーチもあります。コモドドラゴンの後に立ち寄るツアーが多く、一度で二倍楽しめますよ。

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PROFILE

古関千恵子(こせき・ちえこ)ビーチライター

リゾートやカルチャー、エコなどを切り口に、国内外の海にフォーカスした読み物や情報を発信する自称「ビーチライター」。ダイビング雑誌の編集者を経てフリーとなり、“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”を繰りかえすこと四半世紀以上。『世界のビーチ BEST100』(ダイヤモンド・ビッグ社)の企画・執筆、『奇跡のリゾート 星のや 竹富島』(河出書房新社)の共著のほか、ファッション誌(『Safari』『ELLE Japon』など)やウェブサイトに寄稿。http://www.world-beach-guide.com/では、日々ニュースを発信中。

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