京都ゆるり休日さんぽ

10人の“才人”がもてなす、今最も新しい京都の町家ステイ

  • 2017年4月21日

個性豊かな10棟の町家ホテル「四季十楽」は美しい格子戸とのれんが目印。(写真:八木夕菜)

  • 1号室。床の間の花は「花屋 みたて」、アートは写真家・小山泰介の作品。(写真:小山泰介)

  • 料理家・冷水希三子ディレクションの朝食は季節ごとにメニューが変わる。(写真:八木夕菜)

  • 建築家・田根剛による神秘的なサロン空間で食事やドリンクを楽しんで。(写真:八木夕菜)

  • 吹き抜けが心地よい8号室。各部屋はベットタイプ、和寝室とお好みに合わせて。(写真:八木夕菜)

  • 10の香りと10の技でリラックスできるスパは一部のお部屋で利用可能。セラピストの手島渚ディレクション

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 今や、京都ステイのスタンダードとなった「町家一棟貸し」のスタイルに、さらに新しい風が吹きはじめています。古き良き京町家の趣に、現代の才能豊かなクリエイターによるおもてなしが加わった町家ホテル「四季十楽(しきじゅうらく)」。築100年近い10棟の町家から成るこちらのホテルは、伝統を守り継ぎながらも常に「今」の感性を持ち続ける、京都という街のアンデンティティーを体現したような宿。滞在中、現在進行形の京都をきっと感じられるはずです。

 「四季十楽」の名の通り、ここで旅人を出迎えてくれるのは「十の才人」による「十の楽」。日本の中世において「楽」とは、たしかな自由が約束された特別な場所のことを意味したとか。日常のわずらわしさから解き放たれ、自由で豊かな心へとリフレッシュできる10のおもてなしが待ち受けています。印象的な門扉と紅に染まるサロン空間を手がけたのは、世界的に活躍する建築家・田根剛。季節の恵みを美しく調理する料理家・冷水希三子が朝食を、山野草を用いた独創的ないけこみが話題の京都の花屋「みたて」の西山隼人が花を、そのほかインテリアから庭、写真、ブックセレクトやスパにいたるまで、クリエイティブディレクター・後藤繁雄がキュレーションした今をときめくクリエイターらが空間を彩ります。100年前に作られた建物ながら、ここで体験できるのは、同時代を生きる私たちだからこそ見ることができる「アート」。新旧それぞれの美意識にふれ、そこから生まれるすがすがしさや心地よさに身をゆだねれば、身体の内から生まれ変わったような気持ちになれるはずです。

 路地に立ち並ぶ長屋は10棟に分かれており、広さ、間取り、インテリアや過ごし方まで全く異なる10通りの空間。床の間のしつらえや路地の眺めを楽しめ、ヒノキ風呂とキッチンも付いた1号室や、見事な梁(はり)や柱があらわになった吹き抜けが心地よい5号室など、好みの雰囲気や滞在のスタイル、予算に応じて選ぶことができます。従来の町家一棟貸しにはあまり見られなかった、レセプションのあるシステムもうれしいポイント。プライベートステイを満喫しながらも、ホテルのような安心感で町家泊を楽しむことができます。

 伝統や歴史を守り、伝え継ぐことを大切にする京都。その一方で、歴史上の偉人や文化人たちはいつも、新しいもてなしや芸術を取り入れて文化を発展させてきました。長い歴史と同時代性が同居する古くとも新しい町家ホテルで、最先端の「おもてなし」を感じてみてください。(文/大橋知沙)

【四季十楽】
075-417-0210
京都市上京区油小路下立売上ル近衛町165
チェックイン15:00、チェックアウト11:00
1室2名朝食付き37,000円(税・サービス込み)〜
地下鉄烏丸線丸太町駅から徒歩12分

http://shikijuraku.com

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