おとな女子の一人旅

無事、空港に到着! 街に出る前に気をつけること

  • 文 山田静
  • 2017年5月18日

同じ空港や駅でも、過ごしやすいところと過ごしにくいところがある

  • たとえばクアラルンプール空港は、寝るためにできているようなベンチの配置がすばらしい

  • たとえばクアラルンプール空港は、寝るためにできているようなベンチの配置がすばらしい

  • ボストン駅も、長時間過ごしやすい場所のひとつ

  • いっぽう、ため息がでるほど美しいニューヨークのグランド・セントラル駅はベンチもほぼない。人々が足早に行き交う

  • いっぽう、ため息がでるほど美しいニューヨークのグランド・セントラル駅はベンチもほぼない。人々が足早に行き交う

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 さて、もう1回だけ空港で起こるピンチについて考えてみたい。ひとり旅が陥りがちな、「到着空港でのピンチ」についてである。

いつもの自分を早く取り戻す

 長時間フライトによる寝不足、つらい足のむくみ、旅に出るために大急ぎで片付けた仕事の疲労、未知なる土地への期待と緊張感……。こんな状態が混じり合い、到着した空港ではいつもと違うテンションになりがちだ。

 ターンテーブルで荷物を受け取ったら、市内に飛び出す前に「いつもの自分」を取り戻す行動をとるのはおすすめだ。たとえばトイレに行って、歯を磨いてメイクを直す。あるいは到着ロビーのカフェでひと息入れる。身なりを整えるだけで気分がしゃっきりするし、座って熱いコーヒーを飲めば、周りを見渡す余裕も出てくる。

 まずはいつもの自分の目線で、周囲を見る。これが大事なのは、空港という場所では無用なトラブルに巻き込まれがちだからだ。

交通機関と両替は油断できない

 最初のトラブルの種は、市内への足。

「詳しいことは着いてから調べればいいや」

 そんな大ざっぱな旅も悪くはないが、空港から市内への交通機関と、両替事情だけは予習しておいたほうがいい。この2つはぼったくりが発生しがちだからである(もちろん空港にもよる)。見るからに不慣れ&寝ぼけ顔の旅行者は、悪いヤツらにとっては格好のターゲット。無許可のタクシー(白タク)、お得なレートを持ちかけてくるうさんくさい両替商、親切な日本語ガイドを装った客引き、市内までタクシーの相乗りを持ちかけてくる人のよさげな商売人やナンパ師。実際にいい人もいるかもしれないが、到着したばかりのタイミングでは、こっちが用もないのに、向こうから声をかけてくる相手は基本的にスルーしよう。

 とりあえず数日間ぶんの現地通貨を確保したら、バス・空港公認タクシー・鉄道など、最適な交通機関に乗り換えるべく迷いのない足取りで歩き出そう。

 どっちに進むか分からなくなったら、上を見る。「BUS」「TAXI」などの方角サインがあるはずだ。自信がなかったら、「TOURIST INFORMATION」へ行ってみよう。私営でなく(単なるホテルの客引きだったりする)、空港の案内ボードにも記載されている、空港公認のツーリストインフォメーションに行くべし。交通機関に関するアドバイスのほかにも、市内地図やイベントの予定などさまざまな情報が得られる。

 ホテルで送迎を手配している場合は、ガイドまたはドライバーと指定された場所で落ち合おう。早くホテルに行きたいと気持ちは焦るが、偽ガイド・ドライバーの可能性もなきにしもあらず。相手が自分の名前と行き先のホテルをちゃんと言えるかどうか、確認してから同行しよう。送迎は無料なのか、高速道路の料金だけ払うのか、支払いがある場合誰に払うのか。これも要事前チェックだ。

夜は空港から動かない

 到着したのが真夜中で、ホテルが決まっていない場合は、動かない、つまり空港内で夜明かししたほうが安全な場合もある。治安が悪い都市だと、安全なのは市内より空港の中だ。さらに空港内のベンチよりも、レストランやカフェに入って過ごすのが安心だし、空港内のトランジットホテルやマッサージルームもおすすめ。到着直後は節約気分が高まっているとは思うが、安全は、ある程度お金で確保できるものである。

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PROFILE

山田静(やまだ・しずか)編集者・ライター

女子旅を元気にしたいと1999年に結成した「ひとり旅活性化委員会」主宰。旅の編集者・ライターとして、『旅の賢人たちがつくったヨーロッパ旅行最強ナビ』(辰巳出版)、『決定版女ひとり旅読本』『女子バンコク』(双葉社)など企画編集多数。2016年6月中旬、京都に開業した小さな旅館「京町家 楽遊 」の運営も担当。

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