クルーズへの招待状

子供代金無料! 夏休みはお得なクルーズで家族旅行はいかが?

  • コスタネオロマンチカの日本海周遊クルーズ(その1)
  • 2017年6月9日

金沢港のコスタネオロマンチカ

  • 食堂入り口の料理サンプル

  • 縁日ナイトのダンス大会

  • とっとり花回廊フラワートレイン

  • ヒスイカズラ

  • 由志園の牡丹の館

  • 雨に濡れた由志園の紅橋

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 いよいよ夏休みが近づいてきました。

 そこで今回は、お子様連れにもうれしいクルーズのご紹介です。

 船の名前は「コスタネオロマンチカ」。イタリアの客船ですが、2017年4月からたくさんの日本発着クルーズを行っています。

 このクルーズの魅力の一つは、手ごろな乗船代金。なんと1泊当たり1万円台からという設定で、この中には、船上での基本的な食事代、ショーやイベントの観覧料や参加費用も含まれているのです。

 さらに耳寄りな情報は、大人2人と同室の13歳未満の子供は2人まで乗船代金無料(港湾税などは別途必要)という画期的な設定です。つまり、13歳未満のお子様がいると、とてもお得にファミリークルーズが楽しめるわけです。

 では一体コスタネオロマンチカの日本発着クルーズはどのような旅行なのでしょうか?

 その魅力を探るべく、5月8日金沢発のクルーズに乗船してきました。

 今回のコースは石川県の金沢をスタートし、境港(鳥取県)、釜山(韓国)、博多(福岡県)、舞鶴(京都府)を訪ね、再び金沢に戻る5泊6日のコース。日本海に面した景勝地を巡るルートになっていました。

 まず、北陸新幹線に乗り東京駅から約2時間30分のレールの旅を楽しみ金沢駅に到着。港までは車で約10分程度の距離ですが、コスタネオロマンチカの乗客用シャトルバスも駅前から運行していました。

 そして、金沢港では、バトントワリングの妙技に見送られ、日本海に船出するクルーズならではの華やかな出港シーンが展開されました。

 コスタネオロマンチカは、総トン数57000トン、全長220.6m、全幅30.8m、乗客定員1800名の客船です。実は、1993年コスタロマンチカという名前でデビューしましたが、2012年に大幅な改装を施し、コスタネオロマンチカと名前を変え、一段とモダンでおしゃれな船に生まれ変わりました。

 ところで、外国船のクルーズは言葉のハードルが高いと感じる方がいるかもしれません。しかし、コスタネオロマンチカの日本発着クルーズには、言葉のハードルを下げる工夫が色々と凝らされていました。

 例えば、船内新聞やメニューの日本語訳はもとより、船内放送も日本語で行われました。

 そして夕食、メインダイニングのボッティチェリレストランに行くと、そこにもうれしい仕掛けがありました。食堂入り口に、今日の夕食の料理サンプルと各料理名と番号を書いた札が立っていたのです。乗客たちは、ここで実際の料理を見て、どれとどれを食べようか決め、テーブルでウェーターに「ワン、ツー、スリー」といった具合に番号を言えばよいという簡単なシステムとなっていました。それでも心配な乗客は、サンプル台にあるカードに番号を書き込み、それをウェーターに渡すという方法もありました。初日の夜は、白身魚のカルパッチョ、タリアッテーレのボロネーズ、ローストビーフ、ヌガーパルフェを注文しましたが、さすがにイタリア船らしくパスタは出来立て熱々のおいしさでした。

 夕食が終わると今日は縁日ナイト。そして今夜の服装のテーマは浴衣です。コスタネオロマンチカでは、服装にテーマのある夜は、船内新聞のドレスコードの欄に記載されますが、強制ではなく、あくまでも「もし浴衣をお持ちなら今夜はそれを着て縁日気分で盛り上がりましょう」といったアドバイス。会場は浴衣の人も、そうでない人も、和気あいあいと、ゲーム大会やダンスに参加していました。

 翌朝は、鳥取県の境港に到着しました。

 今回のクルーズの魅力は連日船上で食べて、遊んで、眠っていると次々と寄港地へ運んで行ってくれるところ。まさに「目覚めれば新しい町」となるのです。

 境港は漫画家・水木しげるの故郷であり、ゲゲゲの鬼太郎やねずみ男の像が立つ「水木しげるロード」や「水木しげる記念館」など漫画ファンにはうれしい場所です。さらに足を延ばせば、松江城や出雲大社などに行くこともできます。

 今回は花のシーズンだったので日本最大級のフラワーパーク「とっとり花回廊」へ。ここは、オランダのキューケンホフ公園とも交流のあるチューリップの名所。色とりどりのチューリップ、アイスランドポピーが咲き乱れる花の丘などをフラワートレインに乗って見物しました。さらに周囲1キロの回廊があるので雨にぬれずに園内を展望できます。訪問日には、ちょうどフィリピン原産のヒスイカズラも開花中。名前通りヒスイ色をした不思議な植物でした。とっとり花回廊は、夏になると、自由研究などのために地元の子供たちもたくさん訪れるとのこと。船旅の合間に家族で植物観察も夏休みの旅行にぴったりです。

 一方、島根県の大根島にある由志園は、牡丹(ぼたん)の名所として有名な落ち着いた日本庭園です。黒松を配した築山。清らかに流れ落ちる雄滝と雌滝。夏にはスイレンが見ごろを迎えるそうです。そして、由志園の自慢は牡丹館。徹底的に温度や湿度を管理し、季節を問わず大輪の牡丹が咲く屋内庭園です。

 境港では、「ゲゲゲの女房」の主題歌でもあった「ありがとう」の演奏に見送られて出航となりました。そして、次に訪れるのは、このコースで唯一の海外寄港地・韓国の釜山です。

 韓国で2番目に大きな町・釜山には果たして何が待っているのでしょうか。(次回へ続く)

     ◇

 このクルーズについてはお近くの旅行会社にお問い合わせください。

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PROFILE

上田寿美子(うえだ・すみこ)

sumiko ueda

クルーズライター、クルーズジャーナリスト。日本旅行作家協会会員、日本外国特派員協会会員。クルーズ旅行の楽しさを伝え続けて30年。外国客船の命名式に日本を代表するジャーナリストとして招かれるなど、世界的に活動するクルーズライター。旅行会社等のクルーズ講演も行う。著書に「豪華客船はお気に召すまま」(情報センター出版局)、「世界のロマンチッククルーズ」(弘済出版社)、「ゼロからわかる豪華客船で行くクルーズの旅」(産業編集センター)、「上田寿美子のクルーズ!万才」(クルーズトラベラーカンパニー)など。2013年からクルーズ・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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