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暑さを逃れて北海道へ 函館・元町のレトロな街並みを歩く 

  • &TRAVEL編集部
  • 2017年7月14日

 幕末に諸外国との貿易の場として開かれた港町・函館。今も海沿いにはレンガ造りの旧倉庫が立ち並び、海から函館山へ伸びる坂を上れば、異国の影響を残す街並みに出会える。食べ歩きも楽しい函館朝市のバラエティ豊かな海鮮や北海道産の農産物など、港町ならでは、北海道ならではのグルメも魅力たっぷり。

 これからの季節、うだるような暑さに疲れたら、涼しい風吹く港町を訪れてみませんか?

魅惑の異国情緒 元町のレトロ建築を巡る

 

 函館といえば、海を望む「八幡坂」の上からの風景。きっと、ドラマやCM、写真などで一度は見たことがあるはず。函館港を見下ろすこの坂があるのが元町エリア。港から函館山へと続く坂に広がる元町には、領事館やキリスト教会のほか、開港の影響を受けた洋風や和洋折衷の建築が多く残り、末広町など周辺のエリアとともに、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている。

 

 ふと視界に入ってくる民家や店舗の建物にも、外国の影響を受けてきた港町での暮らしを感じることができる元町エリアは、お散歩にぴったり。代表的な見どころを巡りながら、海へと開けた眺望と伝統的な建造物が織りなす、自分だけのビュースポットを探してみよう。

>元町の人気スポットをフォトギャラリーで見る

 そして、坂の町の散策に疲れたら、こんなひと休みスポットがおすすめだ。

大正の生活を感じながらひと休み 「茶房 菊泉」

 

 酒問屋が別邸として使っていた家屋と調度をいかした「茶房 菊泉(さぼう きくいずみ)」。大正10(1921)年築の平屋建ての家屋は趣たっぷり。囲炉裏がそなえつけられた畳敷きの座敷にたたずんでいると、まるで古くから続く親戚の家に来たような気分で落ち着ける。

 今回の取材で訪れたのは平日の午前10時台。入店してからしばらくの間、客は私ひとりだけ。大きな窓から優しく自然光が差し込む店内には静かな朝の時間が流れていた。

  

 こちらのお店では、和の雰囲気にあわせて、絹ごし豆腐で練りあげたモチモチ食感の「とうふ白玉」を使ったぜんざいやパフェ、ごまアイスを、抹茶とともにいただくのがオススメ。落ち着いた明かりの空間で、古いフィルムカメラや漫画雑誌、何げない小物を見ながらお茶を飲んでいると、居心地の良さについつい長居してしまうかもしれないので注意しよう。

>「茶房 菊泉」の店内の様子をフォトギャラリーで見る

函館の家々から集めた一期一会のレトロ雑貨 「1107物語」

 元町エリアでは、散歩の道すがら、気になった雑貨屋に立ち寄ってみるのも楽しい。たとえば、明治から続くカトリック元町教会のほど近くにある、民家のようなたたずまいの「1107物語(いちいちぜろななものがたり)」を訪ねてみよう。

 

 元々は芸者小屋の離れとして使われていた建物を改装したという「1107物語」。ぎっしりと並ぶ、切手やグラス、時計などの小物は、店主の阿部めめ子さんが、函館の家々から引き取りセレクトした調度や、海外で自ら買い付けたもの。そのときしか出会えない品ばかりだ。

 また、老人ホームに入るために家を空けるお年寄りの自宅の家財を引き取ることも多いというめめ子さんは、そこで手に入った毛糸を自ら手編みし、ぬいぐるみなどの小物として新たな命を吹き込んでいる。手編みのため、1週間に四つしか作られない「クマ」と「ウサギ」のぬいぐるみ。新たに買う毛糸にはない懐かしい風合いと、とぼけたような表情が可愛く、どれも毛糸の組み合わせが異なる一点ものだ。

 

 20年近く続く「1107物語」では、特に最近、散歩中の若い女性が「かわいい」と言って買っていくことが増えたという。函館の人々に使われてきたモノと旅人の、一期一会の場になっている。

食の魅力満載 レンガ造りの倉庫が並ぶベイエリア

©Getty Images

 元町エリアの街並みを味わったら、坂を下り、レンガ造りの旧倉庫が並ぶ海沿いの「ベイエリア」でショッピングやグルメを楽しもう。函館に来たら外せないご当地ハンバーガーチェーンの「ラッキーピエロ」もベイエリアに2店舗があり、函館産牛乳を使用したジェラートを提供する「ミルキッシモ」も食べ歩きにオススメだ。家族や友人との旅行なら、イカの塩辛の手作り体験教室も楽しい。

>SNS映えする「バラ盛り」ジェラートも!ベイエリアのグルメスポットをフォトギャラリーでチェック

函館初の外資系ブランドホテルもチェック

JR函館駅(右)から徒歩1分のフォーポイントバイシェラトン函館

 北海道新幹線が開通1周年を迎え、今年5月に運行が始まったJR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」も函館に停車する。さらに、大型のクルーズ船が接岸できる新しい埠頭も函館駅の近くに整備されることになっている。

 多様なスタイルで函館へ旅することができるようになるなか、5月1日には函館初の外資系ブランドホテル「フォーポイントバイシェラトン函館」がグランドオープンした。マリオット・インターナショナルが世界40カ国で220軒を展開するブランドだ。

 函館駅へも朝市へも徒歩1分という立地は、観光の拠点にうってつけ。函館市の花「つつじ」や「五稜郭」など函館をイメージした和紙テイストの壁紙が特徴的な、落ち着いた雰囲気の部屋が用意されている。最上階の夜景バー「エステラード」では、函館山に向かって広がる夜景を眺めながら、北海道限定のビール「サッポロクラシック」やオリジナルカクテルを飲むことができる。

夜景バー「エステラード」 画像提供:フォーポイントバイシェラトン函館

■取材協力

フォーポイントバイシェラトン函館

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