京都ゆるり休日さんぽ

「京都国際マンガミュージアム」で、マンガざんまいの夏休み

  • 2017年8月4日

芝生でのびのびとマンガを楽しむ人々。屋内外含め、館内の好きな場所でマンガを読むことができる。

 日本が世界に誇る文化「MANGA」の魅力を集めた、日本初のマンガ博物館が京都にあることをご存じでしょうか? 閉校になった古い小学校を利用し、近現代のマンガの魅力にどっぷりと浸ることができる「京都国際マンガミュージアム」。マンガの大好きな子どもたちはもちろん、美・芸大生から外国人観光客まで、世代や国籍を超えて夢中になることができるミュージアムです。

仏像彫刻の技法を用いて作られた「火の鳥」の巨大オブジェ。(C)Tezuka Productions

 館内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、吹き抜けの壁面に舞う、マンガの神様・手塚治虫氏のキャラクター「火の鳥」。約11メートルもの横幅に羽を広げた火の鳥は、京都の伝統産業でもある仏像彫刻の技法を用いて作られました。2階の渡り廊下に上がるとオブジェを間近に見ることができ、寄せ木造りや玉眼(ぎょくがん)といった職人の技を、よりリアルに感じられます。外壁はガラス張りのため、外の芝生からも火の鳥の姿が。ミュージアムのシンボルとして訪れる人を出迎えてくれています。

メインギャラリーの常設展では、マンガ史や制作背景を知ることができる。

 常設展では、マンガの歴史や絵柄・ストーリーの分析、マンガ家ごとの作風など、日本のマンガ史を体系的に知ることができる展示を展開。大人は、子どものころにハマったマンガを懐かしく思い返したり、子どもたちはマンガの描き方や素朴な疑問の答えを見つけたりと、それぞれに楽しむことができます。

館内の壁に配架されたマンガは5万冊! 長編を読み始めると、閉館までに読み終わらないかも……。

 館内の壁を埋め尽くす、約5万冊のマンガが配架された「マンガの壁」は、どれでも読み放題。1970年代から現代までに発行されたマンガが収蔵され、中には翻訳版や絵本もあるので、誰でもお気に入りの作品を見つけることができるはず。元小学校の面影が残る階段に座っても、外の芝生に寝っ転がって読むのも自由。本当の学校なら叱られてしまうようなシチュエーションでマンガが読み放題だなんて、それだけでワクワクする人もいるのではないでしょうか?

下描きやペン入れなど、制作工程の実演が見られる「マンガ工房」(土日祝日11:00〜17:00)。

「ニガオエコーナー」(金土日祝日11:00〜17:00)で、好みのタッチの作家さんを見つけてみては。

 「読む」「見る」以外にも、プロのマンガ家が下描きから完成までを実演してくれる「マンガ工房」、マンガ風のタッチで似顔絵を描いてくれる「ニガオエコーナー」など、体験できる楽しみも満載。目の前で描き上がっていくイラストに、見入ってしまうこと間違いなしです。

紙芝居師による昔ながらの紙芝居(平日2回、土日祝3回開催)など、その場で楽しめるエンタメも。

 神社仏閣でも四季折々の風景でもない、京都の意外な観光スポット。けれど、目を輝かせてマンガに夢中になる子どもたちや外国人の旅行客を見ると、日本のマンガの求心力に、改めて驚かされるはず。夏休みは時間を忘れて、マンガの世界にトリップしてはいかがでしょうか?(画像提供/京都国際マンガミュージアム 文/大橋知沙)

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【京都国際マンガミュージアム】
075-254-7414

京都市中京区烏丸通御池上ル(元龍池小学校)
10:00~18:00(最終入館17:30)
水曜定休(祝日の場合は翌日)、年末年始・メンテナンス期間にも休館あり
大人800円、中高生300円、小学生100円
地下鉄烏丸線・東西線烏丸御池駅から徒歩2分
https://kyotomm.jp

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