沿線ぶらり女子旅

横須賀、猿島、城ヶ島へ! 京急線で三浦半島日帰り旅

  • 文・写真 ライター 木下あやみ
  • 2017年9月12日

猿島から望む横須賀方面の景色。猿島のビーチは大学生や外国人を中心としたバーベキュー客で溢れていた

 ダイナミックな景勝地を有する三浦半島は日帰り旅行にぴったり。海辺の街を散策し、島へと渡り、名物料理に舌鼓を打つことができます。今回はそんな三浦半島にある街、横須賀から最南端に位置する城ヶ島まで京急線・京急バスに乗って、旅してきました。

 この旅で利用した「三浦半島1DAYきっぷ」は京急線品川駅から先の各駅の往復乗車券込みで(乗車駅によって金額は異なる)、京急バスフリー区間と京急線金沢文庫~浦賀間・逗子線・久里浜線各駅を自由に乗り降りできます。また観光名所の優待特典つきで大変お得です。

戦艦「三笠」が圧倒的な存在感を放つ、三笠公園へ

軍艦「三笠」と東郷平八郎の銅像。写真よりも実物はどちらも迫力がある。戦場に出た軍艦を目にして、色々と考えさせられた

 「品川」駅から約1時間、京急線に乗り「横須賀中央」駅で下車。そこから猿島へ渡るフェリー乗り場の隣にある三笠公園へ向かいました。

 「横須賀中央」駅から徒歩約15分で三笠公園に到着。すぐに目に飛び込んできたのは、戦艦「三笠」と連合艦隊司令長官だった東郷平八郎の銅像でした。現在、戦艦「三笠」は記念艦となっており、乗艦して海事に関する資料を見学できます。本物の軍艦を目にしたのは初めてで、その迫力に圧倒されました。激動の生涯を送った戦艦「三笠」、歴史を振り返りつつ、一度は見学したい記念艦です。

 しばらく園内を散策後、三笠公園のすぐ隣にあるチケット売り場で、猿島の往復乗船券(1,300円)を購入。フェリーに乗り込み約10分の短い船の旅を楽しみました。なお、チケット売り場で「三浦半島1DAYきっぷ」を提示すると、10パーセント割引の1,170円で往復乗船券を購入できます。

まるで「ラピュタ」のような景色が広がる、無人島・猿島

猿島の要塞エリアに入ると、生い茂った木々のおかげで涼しく、じっくりと弾薬庫などを見学できる

 フェリーを降り、猿島散策をスタート。桟橋を渡り、バーベキュー客で賑わうビーチを横目にぐんぐん坂をのぼっていくと、レンガ造りの要塞エリアに入っていきます。左右を高いレンガ造りの壁に囲まれたこのエリアは、木々が生い茂っていることもあり、静かで野鳥と蝉の鳴き声だけが響いていて、幻想的な雰囲気でした。

フランドル積みのレンガでできた天井がアーチ状の「愛のトンネル」。実際のトンネル内はもっと暗く、夏なのにひんやりしていた

 さらに歩みを進めると、天井のアーチが美しいレンガ造りの「愛のトンネル」に到着します。このトンネルをカップルで歩くと、自然と手をつないで歩くことから、そう呼ばれるようになったとか。確かに、薄暗くひんやりしたトンネルなので、カップルの距離が縮まりそうでした。付き合いたての人たちにおすすめかも。

レンガ造りのトンネルの上にうっそうと茂る木々。『天空の城ラピュタ』の世界観をもっとも堪能できるポイントだ

 「愛のトンネル」を抜けると、猿島の一番のフォトジェニックポイントが目の前に。まるでジブリ映画『天空の城ラピュタ』の世界の中にいるような景色です。映画の主人公、パズーとシータがラピュタを探検するシーンを思い出しながら、夢中でカメラのシャッターを切りました。猿島にはこの他にも、縄文土器や貝塚が発見された猿島洞穴(日蓮洞窟)、初代『仮面ライダー』のショッカーの基地の撮影に使われた展望台などがあり、1時間ほどで島内をくまなく散策できます。

 ここで猿島の歴史に少しだけ触れておきます。今でこそ海水浴やバーベキューを楽しむ人たちで賑わうこの島ですが、実は終戦まで一般の人の立ち入りは禁止されていました。猿島は幕末から第二次世界大戦まで東京湾の要塞だったのです。そのため、島内には砲台跡、兵舎、弾薬庫などが戦争遺産として残っています。

ボリューム満点! 横須賀グルメ「ヨコスカネイビーバーガー」を味わう

横須賀の街を歩いていると「海軍カレー」「ネイビーバーガー」の看板を頻繁に目にする。ミリタリー好きなら一度は訪れたい街だ

 横須賀グルメと言えば「ヨコスカネイビーバーガー」と「よこすか海軍カレー」が有名ですよね。どちらを味わおうか限界まで悩みましたが、今回は「ヨコスカネイビーバーガー」にすることに。横須賀米軍基地メインゲートの目の前にある「ハニービー」を訪れました。

レギュラーネイビーバーガーコンボ(1,600円)。牛肉100パーセントでつなぎ無しのパティがサンドされたボリューム満点なハンバーガーだ

 このお店は1968年創業以来、変わらぬ味を提供し続けているそうで、迷うことなく「レギュラーネイビーバーガーコンボ」を注文。ネイビーバーガーにフライドポテト、ドリンクがセットになっています。待つこと約15分、ネイビーバーガーが運ばれてきました。顔と同じくらいの大きさのハンバーガーにケチャップやマスタードを挟み、かぶりつくと、焼きたてのパティから肉汁がジュワっと溢れ出し、ジューシーでした。カリカリのバンズにパティとレタス、トマト、玉ねぎを挟んだシンプルなハンバーガーですが、ボリューム満点で、お腹いっぱいになります。店内もアメリカのダイナーのような雰囲気で、くつろげました。

自然がつくり出した絶景! 三浦半島の最南端、城ヶ島で太平洋を眺める

城ヶ島西端の小高い丘の上にある城ヶ島灯台。城ヶ島には他にも安房埼(あわさき)灯台、剱埼(つるぎさき)灯台があり、灯台めぐりを楽しめる

 ランチを済ませた後、再び京急線に乗り「三崎口」駅へと向かいます。約20分で到着して、京急バスに乗り込み「城ヶ島」を目指しました。バスを降り、お土産屋や食堂が並ぶ商店街の途中の階段をのぼると、城ヶ島灯台が現れます。この灯台はフランス人技師ヴェルニーが設計した西洋式の灯台です。灯台は一般公開日以外、内部を見学できませんが、小高い丘から太平洋の大海原を眺めることができ、清々しい気分になりました。

荒々しい岩場が広がり歩くのも一苦労な長津呂の磯。岩が太陽の熱を吸収して蒸し暑く、歩くだけで汗が流れてくる。遠くに馬の背洞門が見える

 次に向かったのは、長津呂の磯。波の浸食で削られた荒々しい岩場が広がる場所で、天気が良ければ富士山を拝むこともできます。磯釣りのポイントでもあるそうで、蒸し暑いこの日も、釣りを楽しむ人たちの姿がありました。また太平洋に向かって左手を見ると、侵食によってアーチ状にくり抜かれた馬の背洞門を望めます。都内から近い場所に、これほど雄大な自然があるとは驚きました。夏は日が長く、この場所から夕日を拝むことは叶いませんでしたが、晩秋や冬に訪れれば、早い時間帯に太平洋に夕日が沈む美しい光景を眺めることができるでしょう。

「横須賀中央」駅に滑り込む京急電鉄(新1000形)。真っ赤な車体でインパクトがある。京急電鉄は「金沢文庫」駅と「品川」駅で連結作業が見られる数少ない鉄道のひとつ

 三浦半島は魅惑的な観光スポットがいっぱいで、すべての名所を訪れることはできませんでした。しかし、日帰りで海、島、史跡をめぐれた今回の旅に大満足。都会の喧騒を離れたくなったり、自然を満喫したくなったら、ぜひ三浦半島を訪れてみてくださいね。

<アクセス・関連サイト>

三浦半島1DAY・2DAYきっぷ
京急電鉄

三笠公園

猿島

ハニービー
ここはヨコスカ(横須賀観光情報)

城ヶ島
神奈川県

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