おとな女子の一人旅

海外ひとり旅デビュー、シティーリゾート・ニューヨークがおすすめな訳

  • 文 山田静
  • 2017年9月14日

タイムズスクエア。一日中観光客でにぎわっている

  • 標識がとても細かく、迷子になることがあまりない

  • 地下鉄では次の列車の到着時間も表示される

  • こんなカフェが街のいたるところにある

  • 深夜のひとりメシはダイナーもおすすめ

  • ロビーが立派でも部屋がとても狭かったりする。写真はミートパッキングエリアの『ザ・ジェーン』

  • 『ザ・ジェーン』の部屋はクラシカルで居心地はいいがスーツケースを広げるスペースもない。1室125ドル、バス・トイレ共同

  • 公園でゆっくり過ごすのもいい

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 ひとり旅におすすめなスポット紹介。前回 に続き、シティーリゾートを取り上げてみよう。

 今回は一度は行ってみたい大都会・ニューヨーク。

 ポイントは「季節」と「泊まる場所」だ。

ニューヨークのススメ

「ニューヨークはアメリカであってアメリカでない」

 そんな言葉を聞くことがある。さまざまな肌の色や服装の人が行き交い、英語以外の言葉もぽんぽん耳に飛び込んでくる。世界のトップカルチャーや最新の流行が集まり、それにひかれてまた世界から旅行者が集まってくる。エネルギーのるつぼのようなこの街は、滞在しているだけでなんとなく元気になってくる不思議な場所だ。

 ニューヨークのような規模の大都市がひとり旅にちょうどいいのも、そこに理由がある。多国籍な人々が集まるシティーリゾートは、外国人の女性ひとりがぽつんといてもあまり違和感がない。多少英語がいいかげんでも、相手の耳が「ネイティブではない英語」に慣れているので意思を通じさせやすい。

 また、ニューヨークの中心となるマンハッタンは、面積でいうと東京の山手線の内側くらい。この小さいエリアにほとんどの見どころが集まっていて、地下鉄でほぼカバーできる。さらに碁盤の目のような道路は、南北はAvenue、東西はStreetと呼ばれ、住所表記も番号や東西で示されるので非常に歩きやすい。

 食事にも困らない。高級レストランはもちろん、ファミリーレストラン感覚で使えるアメリカンダイナーやカフェ、テイクアウトもイートインもできるデリも多数。中華料理やインド料理のデリバリー店も選択肢に入る。

 朝から晩までどこかの店が開いているし、女性ひとりでも気兼ねなく食事できる。なんでもかんでもボリュームがありすぎる上に高いのが難点ではあるが。

ポイントは宿代!

 ニューヨークに行くときには、まず季節に気をつけたい。ベストシーズンは好天が続く9月から10月だが、特に10月は国際会議が集中することもあり、ホテルがとれない上に価格が3倍くらいになる。5月もいい季節だが、同じくホテル代が高い。ホテル代が安い時期を狙うなら、年末から2月くらいまで。ただし気温はマイナス10度くらいになる。ともかく、出発日が選べるなら10月は避けるべし。

 シーズンオフの時期でも、宿代はおおむね高く、だいたい東京の1.5倍くらいと考えていい。個室に泊まりたいなら1泊1万5000円は見込んでおこう(それでもバス・トイレ共同だったりする)。ちなみにニューヨークの場合、1日14.75%の税金と、1泊につき3.5ドルの客室占有税がかかる。ホテルサイトの料金より支払額はぐんと高くなるので、そこも予算に組み込んでおく必要がある。

 宿代を少しでも節約するには、マンハッタン中心部から離れるという手はある。おしゃれなショップも増えて近ごろ人気のブルックリン、長期滞在者が多いクイーンズあたりまで行くと、ぐんとホテル代も安くなる。1週間滞在で割引になるようなアパートメントタイプのホテルだと、暮らしている気分に浸れる。1泊か2泊はマンハッタンのど真ん中に宿をとり、あとは郊外で節約旅、というのもアリだろう。ただし毎日夜遊びする予定の人には、帰り道が夜中の移動になるのでおすすめできない。

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PROFILE

山田静(やまだ・しずか)編集者・ライター

女子旅を元気にしたいと1999年に結成した「ひとり旅活性化委員会」主宰。旅の編集者・ライターとして、『旅の賢人たちがつくったヨーロッパ旅行最強ナビ』(辰巳出版)、『決定版女ひとり旅読本』『女子バンコク』(双葉社)など企画編集多数。2016年6月中旬、京都に開業した小さな旅館「京町家 楽遊 」の運営も担当。

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