トラベル

「魅力的なタイの旅行商品を」 学生・社会人が企画競うビジコン開催[PR]

  • 日タイ修好130周年記念 タイ・ビジネスチャレンジ
    ~旅行商品企画コンペティション 決勝プレゼン大会 採録~
  • 2017年9月22日

課題:若い女性に響く、魅力的なタイの旅行商品を提案せよ

 日タイ修好130周年を記念し開催された「タイ・ビジネスチャレンジ」。主にタイ渡航未経験の女性(20代~30代)の渡航を喚起するような、魅力的なタイの旅行商品を企画し、最優秀賞を競うコンペティションだ。中部・関西・九州のビジネススクールおよび大学院で学ぶ学生・社会人が、観光ビジネスの視点から旅行商品づくりに取り組み、多数の応募から一次審査を通過した5チームが、決勝プレゼン大会に臨んだ。

2017年8月20日 会場/朝日新聞大阪本社アサコムホール
主催/タイ国政府観光庁 共催/朝日新聞社メディアビジネス局

優勝チーム

「Only one,Only you,Only us ~あなただけのタイへようこそ~」で最優秀賞を獲得した、グロービス経営大学院福岡校の(左から)梅﨑美加さん(31) 牧善之さん(33) 齋藤恭典さん(33)

 3人は今年4月、グロービス経営大学院福岡校に入校。梅﨑さんはメーカーのSE、牧さんはコーヒーチェーンの現場に立ち、齋藤さんは半導体メーカーのエンジニアと、異業種から集まりチームを結成した。データ収集力にたけた齋藤さん、マーケット調査やストーリー作りは、日々店頭でF1層と接する機会が多い牧さん。それを梅﨑さんがプレゼン資料にする役割を担った。ともにタイへの渡航は未経験。齋藤さんは「調べていくうち、タイがいかに身近で、魅力的な国であるかがわかった」。タイを知らないF1層に刺さる要素を集めるうち、提案のポイントとなった「タイシルク」「ルーフトップバー」にたどり着く。「それらの要素を行程内に当てはめ、魅力的なストーリーを作れた」と牧さん。さらにタイ観光大使を務める女性アイドルグループが、タイシルクに身を包み、ルーフトップバーでダンスを踊る動画を拡散するというプロモ案が浮かんだ時は「より整合性が高まり、ピースがはまっていく気持ち良さを感じた」という。梅﨑さんは「タイの情報をいっぱい教えてくれた、地元のタイ料理屋さんに一番に報告したい。私たちの会合場所なんですよ」と笑った。

商品化を強く意識 白熱のプレゼン時間

  

 最優秀賞に選ばれた提案プランは実際の旅行商品化に向け検討されることから、審査員にはタイ国政府観光庁関係者のほか旅行会社(エーアンドエー/トランスオービット)関係者も加わった。プレゼン後の質疑応答では、集客見込みをはじめ採算面に対する質問など、商品化を強く意識したリアルなやりとりが交わされ、どのチームの登壇時間も極めて高い熱を帯びたものとなった。

 関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科は、エネルギッシュに生活しながら、人生の選択を考えるF1層(20~34歳女性)の現状を分析しつつ、彼女たちが求める旅の価値を「高級感を備えつつ自然であること」などと定義。旅の価値を高めるパートナーとして「母親との旅」を提案した。オーガニックコーヒーをはじめとするタイの王室プロジェクトを盛り込み、最後は旅の間にしたためた手紙を母娘で交換する旅行のプレゼンを行った。

  

 同志社大学大学院ビジネス研究科は、タイ在住のメンバーが持つ情報網を活用したプランを提案。F1層の中でも年収が高いハイクラス層にターゲットを絞り、現地スクールでのタイ料理教室など「学び」のある行程を練り込んだ。自己投資への出費をいとわない彼女たちの潜在意識と、鮮度の高い現地情報を掛け合わせ「自分への最高の投資ができる国=タイ」という新機軸を旅行商品にまとめた。

  

 「タイシルク」を使ったオーダードレスを現地発注し、最終日にそれを着て「ルーフトップバー」で夜景を見ながら一生に一度の体験をしよう、と打ち出したのはグロービス経営大学院福岡校。「どこに行くか」は二の次、常にワクワクを求める女子を振り向かせるには「非日常」「未体験」「フォトジェニック」がキーワードであるとし、希少体験を写真で共有したいと願うF1層に響くプランを提案した。

 九州大学ビジネス・スクールは、旅行先としてタイが普及するにはどうしたら良いか?を、ロジャースの「イノベーター理論」を通じて考察。普及を阻む溝を埋めるには、インスタグラム投稿の増加を図り、タイへの共感を呼ぶことが必要と展開した。象乗り体験など、あえてオーソドックスな行程を組むことで投稿を促し、出国前には「女子会」での撮影練習会を盛り込むなど、細部の工夫も目立った。

  

 神戸大学大学院専門職大学院(MBAコース)は、子育て中の専業主婦とその子どもをターゲットに設定した。現地での病気や食事の不安を払拭(ふっしょく)し、子どもへの教育的側面も備えた行程にすることで、彼女たちの旅行に対する「精神的コスト」を解消することに重きを置いた。特に、子連れママ専用の座席エリアを機内に設け、気兼ねなく移動してもらおうとの提案は、審査員の関心を集めていた。

  

「ワクワク」を突き詰め 最優秀賞を射止める

 5チームのプレゼンが終了し、その後の審査を経て最優秀賞を決定。表彰前の全体講評で、トランスオービットの吉田雄一氏は「提案はどれも素晴らしく甲乙つけがたかったが、バーチャルな企画をリアルな商品に最も落とし込みやすいのはどれか?の観点で選んだ。日頃タイの旅行商品を売りつつも、わかっていなかったことがまだまだあることを、皆さんのプレゼンで気づかされた」と話した。サラッワディー所長から、最優秀賞にグロービス経営大学院福岡校の提案が選ばれたことが発表されると、同校メンバーの歓声と、他チームから大きな拍手が起こった。賞状と賞金50万円を受け取った3人は「ターゲットが今何を考え、どんなワクワクを求めているかを突き詰めた。その結果が出てうれしい」(梅﨑さん)。賞金の使い道を聞かれると「タイに行きます!」と即答。会場はこの日一番の拍手に包まれた。

タイ国政府観光庁公式サイト
https://www.thailandtravel.or.jp/
 

  

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