楽園ビーチ探訪

シドニー郊外のボンダイビーチは海辺のライフスタイルがかっこいい

  • オーストラリア・ボンダイビーチ
  • 2017年10月12日

海沿いを走るメインストリートのキャンベルパレード。1920年創業の老舗、ホテル・ボンダイより

  • 海辺のカルチャーが早くから芽生えたボンダイビーチ。ライフセーバーの発祥の地でもあります

  • シドニーからバス1本でアクセスできるボンダイビーチ。ここに滞在しなくても日帰りで十分楽しめます

  • ボンダイビーチがフラッグシップのファッションブランド「THE PEOPLE Vs」。デザイナーのベンさんも遊びにきていました

  • グレンエアーアベニュー沿いの理髪店は、通りからも見えるインパクトの大きなインテリア。ヘアスタイルの仕上がりも気になります

  • マースバーのフライがメニューに並ぶ「The Traditional CHIP SHOP」。オーソドックスなフィッシュ&チップスがおすすめです

  • 「ボンダイ・アイスバーグ」の海沿いのプール。メンバー制のスイミングクラブですが、ビジターとしての利用や食事のみに訪れるのもOK

  • コースタルウォークを、海の眺めと潮風を楽しみながらウォーキング。都心近くでこんなライフスタイルが送れることに憧れます

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 シドニーのCBD(ビジネスの中心地)から東へ約7キロ。都心から住宅街を抜け、海辺の街ボンダイビーチへ、バスに乗ること20~30分。中心地の慌ただしさから、わずかの移動で、流れる時間や空気感が変わります。「都会で働きながらも、暮らしは海の近くで」というライフスタイルは、どこか湘南と共通するものを感じます。

 ボンダイビーチはアボリジニーの言葉で“岩に砕ける波”という意味があります。その名のとおり、大きな波が次々に打ち付けるビーチが、大きな弧を描きつつ約1キロ続いています。メインストリートは海に沿って走るキャンベルパレード。ホテルや土産物店、レストラン、ファストフードなどが並んでいます。この風景はビーチリゾートでは珍しくないのですが、ボンダイビーチの醍醐味(だいごみ)は内陸に入ったストリートにあります。

 内陸のストリートには書籍が壁一面に並んだ本屋を改装したカフェや、アンティーク家具でまとめた理容店など、コンセプトや店構えにこだわりを感じる店が並びます。オーガニックな食材のレストランやカフェ、ヨガスタジオなども多く見かけ、ライフスタイルへの意識の高さがうかがえます。

 ちなみに、オーストラリアのヘルシー志向のファストフード店「オポルト」はボンダイビーチが第一号。その一方、激甘チョコレートの“マースバー”(マース社製のチョコレート・バー)をフライにする超ジャンクなメニューもあるフィッシュ&チップス店があったりもします。ウェルネス一辺倒ではなく、遊び心のアクセントもひとふりしている感じでしょうか。現地で知り合いになった、イタリアからワーキングホリデーで訪れているという女の子いわく「ボンダイビーチは男性も女性も、ビューティフルな人ばかり!」。若者の憧れの街のようです。

 ボンダイビーチからスタートし、いくつかのビーチを結ぶ遊歩道“コースタルウォーク”の散策も、おすすめの過ごし方です。

 歩き始めてすぐに目に入るのは、ボンダイビーチの南端にある「ボンダイ・アイスバーグ」。1929年に設立された歴史あるスイミングクラブで、海に隣接したプールの眺望の素晴らしさと、時に大波がザブーンと流れ込むことで知られています(ダイニングスポットとしても評判)。

 岬を越えると、芝生エリアやプレーグラウンドがあるファミリーに人気のタマラマビーチや、サーファーが沖で波待ちをしているブロンテビーチなど、いくつかのビーチめぐりが楽しめます。コース上には見晴らし台やベンチなどが設置されていて、読書をしている人やパソコンを操作している人と並び、しばし海辺の人間ウォッチング。ジョギングをする人や、犬の散歩をする人、フラフープの練習をする女の子、波と追いかけっこをする子供……、誰もが思い思いに海辺の時間を楽しんでいます。

 日が暮れた頃、路線バスに乗っていたら、ボードを抱えたウェットスーツのままのサーファーが乗り込んできました。びっくりして見入ってしまいましたが、周囲は誰も気にしていない様子。ひょっとして、当たり前の風景? ボンダイビーチは海との距離感が近い街のようです。

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PROFILE

古関千恵子(こせき・ちえこ)ビーチライター

リゾートやカルチャー、エコなどを切り口に、国内外の海にフォーカスした読み物や情報を発信する自称「ビーチライター」。ダイビング雑誌の編集者を経てフリーとなり、“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”を繰りかえすこと四半世紀以上。『世界のビーチ BEST100』(ダイヤモンド・ビッグ社)の企画・執筆、『奇跡のリゾート 星のや 竹富島』(河出書房新社)の共著のほか、ファッション誌(『Safari』『ELLE Japon』など)やウェブサイトに寄稿。http://www.world-beach-guide.com/では、日々ニュースを発信中。

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