おとな女子の一人旅

1万円台で行ける国内おすすめひとり旅

  • 文 山田静
  • 2017年12月7日

仙台を見下ろす伊達政宗公の騎馬像 (c)仙台観光国際協会

  • 大崎八幡宮の社殿正面。創建は伊達政宗 (c)仙台観光国際協会

  • 焼き加減に店ごとのこだわりがある牛タン (c)仙台市観光課

  • ずんだ餅も食べたい。仙台駅構内の「ずんだ茶寮」はさまざまなずんだスイーツが食べられる(写真はイメージ) (c)仙台市観光課

  • けやき並木に囲まれた定禅寺通 (c)仙台観光国際協会

  • 冬の風物詩、光のページェント (c)仙台市観光課

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 さて、今回からは、ひとり旅で、かつできる限り節約しつつ遠くに行きたい、という方におすすめの旅先をご紹介していこう。

 東京発着で、想定予算は1万円台。夜行バスや電車を組み合わせて使えば意外とどこまでも行ける。

 第一回は、杜(もり)の都・仙台だ。

 夜行バスで東京から仙台までは6時間程度、平日は片道3000円程度から。新幹線だと1時間半から2時間程度、通常料金で1万円程度。往復新幹線を使うなら1泊くらいはしないともったいない気がするが、往路夜行バス、復路新幹線というルートにすれば身体も比較的ラクだしお財布にも優しい。1万円台で旅の費用をおさめるなら、往復交通費を除いた6000円程度が食費や観光の費用になる。ちなみに仙台市内の移動の足は、地下鉄と観光路線バス「るーぷる仙台」乗り放題の1日パス900円がお得だ。

松島へのショートトリップも

 散策のスタート、あるいは締めくくりは「仙台朝市」がおすすめ。朝市といいながら朝8時ごろから夕方6時近くまで開いているローカルな市場で、仙台駅すぐの立地。三陸の海の幸、仙台の地野菜や果物などの生鮮食料品はもちろん、笹かまぼこなど加工食品のお土産も調達できる。食堂や惣菜(そうざい)も充実しており、なかでも甘みがあってほくほくの「じゃがじゃがコロッケ」は人気の市場グルメだ。

 街全体の雰囲気をつかむなら青葉城(仙台城)へ。伊達政宗の騎馬像がある展望台からは仙台市内を一望できる。そこからは、伊達氏の足跡を訪ねて政宗の墓所・瑞鳳殿や社殿が国宝指定の大崎八幡宮などを巡ってもよいし、ひと足延ばして松島に行くのもいい。JR仙石線で仙台から松島海岸駅まで片道410円、所用40分程度。駅からは徒歩10分程度で名刹(めいさつ)・瑞巌寺に行ける。同じ仙石線で本塩釜で下車し、松島行きの遊覧船(片道1500円)で船旅を楽しむというチョイスもある。

年末のライトアップは必見!

 仙台で食べたいものといえば牛タン。もともとは昭和20年代、街おこしのために盛り上げたグルメだというが、いまや仙台を代表する味のひとつ。街なかにもたくさんの店舗があり、同じ牛タンでも店ごとに切り方や焼き加減などこだわりが違う。グルメに的を絞るなら、発祥の地ともいわれる『味太助』や大手『利久』『伊達の牛たん』など、味比べにチャレンジするのも面白いだろう。

 散策の途中で立ち寄れる個性的なカフェも多い。五つの店舗それぞれ異なる顔をもつ、のんびりできるご当地カフェ『モーツァルト』、古本とカフェの名店『火星の庭』など、きっと気になるお店が見つかるはず。

 と、ここまで書いてみたが、仙台のいちばんのおすすめの過ごし方は、街を気ままに歩き回ることかもしれない。緑が多く、広々した印象のある街は散策が楽しい。なかでもけやき並木が美しい定禅寺通りは、12月31日まではライトアップイベント「SENDAI光のページェント」が楽しめる。歩き疲れたら、図書館やギャラリーが入った集合ビル「せんだいメディアテーク」に立ち寄ろう。1階のカフェは21時すぎまで営業している。

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PROFILE

山田静(やまだ・しずか)編集者・ライター

女子旅を元気にしたいと1999年に結成した「ひとり旅活性化委員会」主宰。旅の編集者・ライターとして、『旅の賢人たちがつくったヨーロッパ旅行最強ナビ』(辰巳出版)、『決定版女ひとり旅読本』『女子バンコク』(双葉社)など企画編集多数。2016年6月中旬、京都に開業した小さな旅館「京町家 楽遊 」の運営も担当。

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