おとな女子の一人旅

旅のはじまりは「朝ラー」で 1万円台で行ける喜多方・会津若松の旅

  • 1万円台で行ける国内おすすめひとり旅2
  • 2017年12月21日

コシのある麵が喜多方の自慢。写真は『まこと食堂』

  • のどかな自然に包まれた喜多方は散策が楽しい

  • 会津若松の街を歩くと歴史を感じる建物に出会える

  • 歴史ある建物や蔵がそこかしこに残る

  • 威風堂々の鶴ケ城

  • 冬の旅は雪国ならではのこんな商品も見かける

  • あつあつの味噌田楽は最高のごちそう

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 前回から、ひとり旅で、かつできる限り節約しつつ遠くに行きたい、という方におすすめの旅先を紹介している。東京発着で、想定予算は1万円台。夜行バスや電車を組み合わせて使えば意外とどこまでも行ける。

 2回目は、蔵と豊かな自然が魅力の福島県喜多方市と会津若松市を取り上げてみよう。

アクセスはバスが便利

 高速バスで東京から会津若松・喜多方へは所要4時間半、平日片道3000円程度から。喜多方まで行くバスは本数が少ないが、会津若松まで行けば、喜多方へはJRで20分程度。郡山まで東北新幹線で行き、磐越西線に乗り換え会津若松・喜多方に行く鉄道ルートもあるが、新幹線を使ってもトータルで3時間以上はかかり、運賃は片道9000円あまり。旅行日程にもよるが、バスのほうがお得感がある。夜行バスを使えば、夜行日帰りも可能だ。なお、新宿発の会津バスを利用すると、会津路線バスが半額に、会津タクシーは500円割引という特典がある。

はじまりは「朝ラー」

 東京発の夜行バスで会津若松に到着すると朝6時前。そこからJRで喜多方に移動したとしても、朝7時ごろになる。手持ちぶさたになりそうだが、さっそく喜多方ならではの体験をしてみよう。

 「朝ラー」である。

 喜多方を代表するグルメ・喜多方ラーメン。太めの麺によくからむしょうゆベースのスープが特徴で、市内では100軒以上の店がそれぞれの味を競っている。喜多方っ子にとってラーメンは日常食で、朝7時すぎから開店するお店で「朝ラー」をキメる人も珍しくない。あっさりめの味つけが多い喜多方ラーメンは見た目よりさっぱりしているので、朝からでもいける。寒い冬の早朝にふうふうしながら食べるラーメンは旅気分を盛り上げてくれるはず。ラーメン店マップは駅の構内や、「喜多方老麺会」などのホームページからもダウンロードできる。個人的なおすすめはもちもちとした麺と昔ながらのスープが絶品の『まこと食堂』。ここも7時30分から営業している。

 どの店にも、ひとり客も観光客も多く訪れるので女性ひとりでも気兼ねはいらない。余裕があれば食べ比べにも挑戦してみたい。

蔵巡りをのんびりと

 街はさほど大きくないので、主なところは徒歩で回れる。モーツァルトの名曲が流れる酒蔵『小原酒造』をはじめ蔵造りの建物が並ぶ「おたづき蔵通り」、素朴なせんべいが美味な『山中煎餅本舗』などがある「ふれあい通り」が人気の散策スポット。外歩きで身体が冷えてきたら、駅前にある、米蔵を改造した『珈琲専門店煉瓦』でひと休みするのもいい。

 

歴史探訪も散歩も楽しい会津若松

 喜多方を堪能したあとは、会津若松へ。鶴ケ城、近藤勇や白虎隊の墓所、蒲生氏郷ゆかりの地など歴史スポットを巡るのもよし、二重らせん構造の珍しい「さざえ堂」を見物するのもよし。ぶらぶらと街並みを散策するなら、レトロな建物が並ぶ七日町通りがおすすめ。おしゃれなカフェを併設した『末廣酒造』、カラフルでモダンな漆器の『鈴蘭』などすてきなお店が多い。食品から工芸品まで会津の製品がずらり並んだ『会津ブランド館』はお土産を買うのにも便利だ。

 前回ご紹介した仙台もそうだが、寒さが厳しい北国は、冬に行くと一段と味わい深い。街歩きをしていると寒さをしのぐ工夫に出会えたり、温かい食べ物が豊富で滋味豊かだったりするからだ。街歩きの途中で食べる、ローカルグルメの味噌(みそ)田楽は忘れられない思い出になるはず。

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PROFILE

山田静(やまだ・しずか)編集者・ライター

女子旅を元気にしたいと1999年に結成した「ひとり旅活性化委員会」主宰。旅の編集者・ライターとして、『旅の賢人たちがつくったヨーロッパ旅行最強ナビ』(辰巳出版)、『決定版女ひとり旅読本』『女子バンコク』(双葉社)など企画編集多数。2016年6月中旬、京都に開業した小さな旅館「京町家 楽遊 」の運営も担当。

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