世界美食紀行

便利すぎるショッピングセンターでハワイグルメをまとめて食べ歩き

  • 文・写真 江藤詩文
  • 2018年1月9日

マカデミアナッツチョコレートはハワイ土産の定番ですが、「ワードビレッジ」で見つけたのは、「ハワイで最高品質のショコラティエ」を目指して創業した「ホノルル・チョコレート・カンパニー」のチョコレート。添加物や防腐剤などは使用せず、店舗奥の工房で手づくりしているものもあるそうです

「ハワイに来た人は必ず訪れる」とガイドブックにも書かれているほど、旅行者にとって定番スポットが、ハワイ最大のショッピングセンター「アラモアナセンター」です。ハワイ初心者の私がいまさら言うまでもないですが、ひとり旅で(車を運転しないので)足がなくても、ワイキキの中心からクレジットカード提示で利用できる無料のトロリーがバンバン出ているし、郊外へ行く路線バスが発着するのもここ。ハワイでもっとも高級なファインダイニング「Vintage Cave Club(ヴィンテージ ケイブ クラブ)」だって、ここに店を構えています。

「ナル・ヘルスバー&カフェ」のアサイーボウル。本店は、オアフ島でもっとも美しいといわれる「ラニカイ・ビーチ」があるカイルア地区で、若いカップルがゆるっと始めたカフェだそう。オーガニック野菜を使ったボリュームのあるサンドイッチなども人気です

 しかし初心者とはいえ1年で2回ハワイに来たのだから、もっと足を延ばしたい。もちろんおいしいもののあるところへ。こんなとき頼りになるのが、現地在住の同業者です。ハワイのフードライターいわく、食べものが目的なら、いま注目はトレンドエリア「カカアコ」地区にある「ワードビレッジ」とか。トロリーでアラモアナセンターの先まで乗っていればいいだけ、とアクセスも簡単。義妹から「キャメロン・ハワイのアロハポーチを買いにワードビレッジへ行くように」という指令も来たため、トロリーでのんびり行ってみました。それにしても、ハワイに来たことがない人でさえ、話題のブランド情報をしっかり把握しているなんて、若い女子の情報収集能力の高さを差し引いても、やっぱりハワイって日本人にとって特別な旅先ですね。

店名通りレンガ造りの釜で、注文ごとに高温で一気に焼き上げる「ブリック・オーブン・ピザ」のピザ。厚めの生地はもちもちした食感で食べ応えがあり、20種類以上から選べるトッピングもしっかり。クリーム&チョコレートたっぷりの甘いピザが充実しているのがハワイらしい

 まず行ってみたのは、「ワードビレッジ」の一角に2016年秋にオープンした「サウスショア・マーケット」というエリア。前出の「キャメロン・ハワイ」をはじめ、ここでしか買えないブランドや、ホノルルではここにしか出店していないカフェ、レストランなどが集まっているそうです。さっそくハワイらしい「アサイーボウル」を発見したのは「ナル・ヘルスバー&カフェ」。アサイーはブラジル原産のアマゾンの植物ですが、いまやすっかりハワイの名物。このカフェでは厳しい基準で選ばれた高品質なアサイーのみを使用して、オーガニックや低農薬のヘルシーなフルーツと合わせているそうです。

「ルーシーズ・ラボ・クリーマリー」のアイスクリームは“インスタ映え”抜群。私はアイスクリームは「フルーツ ループ ウォッカ」というフレーバー、トッピングは「レインボースプリンクルス」をチョイス。店員さんも慣れたもので撮影ポイントを教えてくれました

 そこから通路を挟んですぐ隣にあるのが、ユニークなフレーバーのホームメイド・アイスクリームで有名な「Lucy’s Lab Creamery(ルーシーズ・ラボ・クリーマリー)」。全18種類のアイスクリームとシャーベットは、時期により一部入れ替わるそうで、私が行ったときには「ベーコンウィスキー」「キャラメルあずき」「パンプキンスパイス」「コーヒー&ドーナツ」といった「なるほど」と納得の個性的なフレーバーがたくさん。これに10種類から選べるトッピングを組み合わせると、味わいは180通りものバリエーションになります。

 2階にあるのは、窯焼きピザの「ブリック・オーブン・ピザ」。カウアイ島で創業し、オアフ島にいくつか出店していますが、ここがもっとも新しくアクセスも便利だそうです。

「ワードビレッジ」にある「アイランド オリーブオイル カンパニー」は、オリーブオイルとバルサミコ酢を中心に、世界中から高品質なオイルとビネガーを集めた専門店。全種類テイスティングが可能で、どんな料理に向くといったアドバイスもしてくれます。ハワイ産マカデミアナッツのオイルはお土産用に購入

 とまぁ、夜には「ハワイ フード&ワイン フェスティバル」で食べ&飲み放題が控えているというのに、「サウスショア・マーケット」だけでも食べるべきものがこんなにたくさん。「ワードビレッジ」自体は映画館やスーパーマーケットまで併設した大型複合施設で100店舗以上のお店(松下信久シェフの「ノブ・ホノルル」もここへ移転オープンしたそうで行きたかった!)があり、1日では回りきれないほど広いのですが、1店舗あたりの面積が広いせいか、「アラモアナセンター」ほど、わっと押し寄せるような密集感がなく落ち着く感じ。次に来たときには、きっとまた新しいラインナップになっているのでしょう。

ハワイのファッションセレブとして有名な女性デザイナー、ヴァレリー・ジョセフさんが、「私らしくておしゃれなコーヒータイム」を演出するためにプロデュースしたハワイ産のフレーバーコーヒーとパンケーキミックス。グルテンフリーなのがいまっぽい

ヴァレリー・ジョセフさんがオーナーの「ポッシュド by ヴァレリー・ジョセフ」はファッションやランジェリー、アクセサリー、雑貨までトータルでライフスタイルをプロデュースするコンセプトショップ。オリジナルのコスメも扱っています

 私のように特にショッピングに興味がなくても、ファインダイニングからストリートフードまでなんでもあって食べ歩きを楽しめる大型ショッピングセンター。便利すぎてクセになり、後日さらに別のショッピングセンターにまで行ってしまいました。

本文では紹介できませんでしたが、ワイキキの中心にあるショッピングセンター「インターナショナルマーケットプレイス」も便利。ハワイのコナコーヒーとサンフランシスコの有名ベーカリーがコラボした「コナ・コーヒー・パーベイヤーズ/ビー パティスリー」や、ロイ・ヤマグチさんの新店もこちらにあります

本文では紹介できませんでしたが、2016年にオープンした新しいショッピングセンター「カマカナアリイ」もいま話題とか。ちょっと遠いのですが路線バスで行けます。ハンバーガーとシェイクが有名な「ファイブファイブ・ガイズ・バーガー&フライズ」など、ここはB級グルメが充実していました

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■MEMO:旅とお金

 ハワイではクレジットカードが浸透していて、現金を使うケースはほとんどありません。今回ご紹介したお店は、全店でクレジットカードが使用できました。クレジットカードの使用控えは紙に印刷されるのではなくメールで送付され、1度メールアドレスを登録するとクレジットカード情報とひも付けられ、同じカードで決済すれば、メルアド入力の手間なしで領収証がメールで届きます。便利な時代ですね。

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PROFILE

江藤詩文(えとう・しふみ)トラベルジャーナリスト

江藤詩文

トラベルジャーナリスト、フードジャーナリスト、コラムニスト。その土地の風土や人に育まれたガストロノミーや歴史に裏打ちされたカルチャーなど、知的好奇心を刺激する旅を提案。趣味は、旅や食にまつわる本を集めることと民族衣装によるコスプレ。著書に電子書籍「ほろ酔い鉄子の世界鉄道~乗っ旅、食べ旅~」シリーズ3巻。「江藤詩文の世界鉄道旅」を産経ニュースほかで連載中。

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