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“オランダらしさ”を満喫するアムステルダムで体験したい5つのこと

  • &TRAVEL編集部
  • 2018年3月14日

アムステルダム郊外にあるザーンセ・スカンスの風車村。かわいい風車が立ち並ぶ村でのんびり過ごすのも、ぜいたく

 「水の都」と呼ばれるオランダ・アムステルダム。世界遺産の運河地区、名画が堪能できる美術館など様々な魅力の詰まった街です。ヨーロッパのハブ空港・スキポール空港からアムステルダム市内に到着すると、優雅に流れる運河やオランダ黄金時代の面影が残るカナルハウス、さっそうと行き交う自転車に「ああ、オランダに来たんだな」とうっとり……。長期間滞在して、ゆっくり観光できるのが理想ですが、なかなかその時間がないもの。そして、せっかくならベストな体験をしたい。今回は、オランダに本社を持つ、ブッキング・ドットコムの協力を得て、アムステルダムに1日しか滞在出来なくても“オランダらしさ”を満喫できる5つの方法をご紹介します。
>>>【アムステルダムのホテル】個性派ホテル5選

1. 運河クルーズはマジックアワーを狙うべし

 アムステルダムの街を幾重にも流れる運河。水上を行き交うボート、石畳の小道を走る自転車、そして古い建物や花で飾られた橋までもが見事に運河と調和し、訪れる人たちは皆、その美しい景色から目が離せなくなります。

水の都アムステルダム。多くの船が街中に張り巡らされた運河を行き交う

 運河の街アムステルダムの始まりは今から約400年前。世界の貿易や芸術などの中心地として黄金時代を迎えていた17世紀、アイ湾を中心に扇型に運河が造られ、陸地からくみ上げた水の運搬やかんがいなどに使用されてきました。都市の一番外側の運河は防衛の役割もあったそうです。

 この街で体験したいのは、やはり運河クルーズ。頭上すれすれの橋をくぐり抜け、ハウスボートの横を走り、巨大な水門を間近に見ると、陸とは違った迫力があります。「ここは一直線上に橋が七つ連なっている珍しいスポット」など、同乗のガイドが水上でしか見ることができないポイントも教えてくれます。古いれんがの街並みはもちろん、東京駅のモデルとなったアムステルダム中央駅やレンブラントの家、聖ニコラース教会といった観光名所を水上から見るのも“オランダらしい”体験です。

運河から眺めるマジックアワーのアムステルダムの街並み。幻想的な風景にうっとりしてしまう

 そして滞在時間が限られているなら、参加する時間にこだわってみましょう。おすすめは夕暮れから夜にかけての時間。夕日に照らされた古い街並みは美しく、七変化する空と合わせ鏡のように、様々な表情を見せる水面の景色。その様子にうっとりしていると、徐々に街の明かりが灯り、陸も水上もきらきらと光り出します。星のように光る水面をかきわけ進むボートから見る夜のアムステルダムはより神秘的に見えました。

明かりが灯る時間帯の運河からの眺めは最高に美しい

 今回は取材のため、特別に手配された運河クルーズでしたが、多くの会社が運河クルーズを運航しています。

2. 王道+個性派美術館でアートざんまい

 アムステルダム観光で外せないのが美術館めぐり。オランダを代表する画家たちの名画をそろえる王道の美術館から、個性が光る美術館まで、様々なタイプの美術館が楽しめます。

国立ミュージアム。「I amsterdam」のモニュメント前は記念撮影をするひとでいつもごった返している

 まずは、王道コース。美術館が立ち並ぶミュージアム広場で、ひときわ目立つ“I amsterdam”のモニュメントの前に建つのが「国立ミュージアム」です。赤レンガの宮殿風のこの美術館はオランダ絵画の黄金期ともいえる17世紀の作品を多く所蔵。レンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女」は必見です。

 そして「国立ミュージアム」近くにある「ゴッホ美術館」も見逃せません。有名な「ひまわり」などゴッホの作品はもちろん、影響を与えたゴーギャンなどの作品も展示されています。オーディオガイドを借りると、ゴッホの作品からひもとかれる彼の人生や心の動き、人間関係などがわかり、鑑賞が一層楽しめるのでおすすめです。

 一方で、アムステルダムはユニークな個性派美術館も多い街です。「ハウス・ボートミュージアム」「猫の博物館(Katten Kabinet)」「ハイネケン・エクスペリエンス」……。名前を聞くだけで色んな想像が駆り立てられ、興味がわきますが、今回は「バッグ・ミュージアム(ヘンドリキェ・バッグ美術館)」に行ってみました。

ヘーレン運河沿いにたたずむバッグ・ミュージアム。17世紀の歴史的建造物

 「バッグ・ミュージアム」はヘーレン運河沿いにたたずむバッグと財布ばかりを集めた美術館。美術館の建物自体17世紀の歴史的建造物で、元アムステルダム市長邸宅だったそうです。コレクションは中世から現代まで約5000点。まずその数に驚きます。現在、実用的な日常アイテムとして、またファッションの一部として、日々バッグを使っている人が多いと思いますが、その歴史や変遷をひもとくと結構おもしろい。バッグは元々は男性がお金や書類などを運ぶ実用品として使っていたそうで、美術館で最も古いコレクションは16世紀の男性用バッグ。18の隠しポケットがついたヤギ革のポーチのようなバッグです。展示品を見ていると、留め具の形や素材、デザインや装飾も時代ごとに特徴があります。また、女性の社会での役割変化や地位の向上、ライフスタイルの多様化などに応じて、バッグも変化していくのを感じ取ることが出来ます。ほかにも、マドンナが使用したベルサーチのハンドバッグや、映画「セックス・アンド・ザ・シティ」に登場したクラッチバッグ“カップケーキ”など、あこがれのバッグも展示されています。

おしゃれに興味がある人は、センスのいい展示も必見

 今回は残念ながら体験できなかったのですが、次回ぜひ体験したいと思ったのが、館内にあるお城の一室のような場所で楽しむハイティー。おとぎ話から出てきたような、暖炉が備わった、ぴかぴか光る豪華絢爛(けんらん)な部屋は、美しい絵画に飾られた天井を見上げながら「わー」とため息をもらさずにはいられない空間。笑い声にふと目を向けると、窓際の席に女性が2人。運河を眺めながらお茶を楽しむ姿に、思わず「いいなあ」とつぶやいてしまいました。

ハイティーが楽しめるカフェは、城の一室のような豪華なつくり。おとぎ話に出てくるような空間に、テンションが上がります

 アムステルダムの美術館めぐりは、王道と個性派ミュージアムの組み合わせで。一つの街でこれだけ多様な美術館を味わえる環境がデザインの国をつくる源だと感じる経験でした。

3. 可愛い風車村で、の~んびり過ごす

 オランダといえば?という質問で必ず出てくる回答の一つが「風車」。短い滞在の中で風車のある“オランダらしい”風景を楽しみたいなら、アムステルダム郊外のザーンセ・スカンスがおすすめです。アムステルダムから北へバスで約40分。風車の村として知られるザーンセ・スカンスは村全体が博物館のような場所です。

 ザーンセ・スカンスに到着して車を降りると、目の前に広がるのは、イメージ通りの風景。ザーン川に沿って巨大な風車が並び、ゆっくりと羽根を回しています。手前の小屋ではヤギがエサを食べていたり、水辺でカモが羽を休めたりしていて、とても牧歌的な雰囲気です。

ザーンセ・スカンスの風車

 17世紀のザーンセ・スカンスは西欧初の工業地帯でした。当時、村周辺には600基以上の風車が建てられ、香辛料の製造や材木の伐採などに使用されてきました。現在は11基の風車を見ることができ、一部は内部見学(有料)も可能です。

カモやヤギなどの動物と風車の組み合わせが何とも牧歌的な雰囲気

 敷地内を進むと木造のかわいらしい建物が並びます。オランダの伝統衣装に身を包んだ女性に招かれ中に入ってみると、チーズがずらり。試食をしながら、それぞれのチーズの特徴を説明してもらえます。そのほかにも、パン屋や雑貨店、木靴を売る店もあり、お土産選びにもぴったりな場所です。

4. チーズ好きにはたまらない!「チーズ・ミュージアム」で珍しいチーズをゲット

 アムステルダムで初めての朝食で驚いたのが、チーズの種類の多さとそのおいしさ。酪農王国オランダらしく、スーパーでも手頃な値段で色々な種類のチーズを購入できますが、現地の人に「おいしいチーズがそろうお店に行きたい」とリクエストしたところ、紹介してもらったのが、「チーズ・ミュージアム」。アンネ・フランクの家近くにあり、観光の合間に立ち寄るにも便利です。

チーズ専門店「チーズ・ミュージアム」では、入り口でかわいらしい牛とチーズがお出迎え。ここで、記念撮影はいかが?

 店の前には、かわいい牛さんがチーズと一緒にお出迎え。思わず写真を撮ってしまいます。そして、店内に入ると、目の前に広がるチーズの数にびっくり。ゴーダ、エダムなど有名な産地のチーズが高く積み上げられています。ここの特徴は試食可能なこと。自分が気に入るチーズを舌で確かめてから、じっくり選べます。熟成期間の短いチーズをヤング、長いものをオウデと呼ぶそうで、値段も違います。ぜひ超熟成のチーズを試してみて。濃厚で舌にいつまでも残るその味は、味の記憶として忘れられない思い出になるはずです。

日本ではあまり見かけない珍しいチーズに目を奪われます

 店員さんに聞いたおすすめは、トリュフが入ったチーズ。そして、人気商品と紹介されたのは、日本ではみたことのない鮮やかな赤と青のチーズ。見た目では味が想像出来ませんが、赤はレッド・ペスト、青はラベンダーのチーズとのこと。「珍しい!」と買う人が多いそうです。実際のお味は……。ぜひ現地で試してみてください。お土産で持ち帰る場合、その旨を店員に伝えると、真空パックの商品を紹介してくれます。

 ここは、チーズ関連の包丁や調理グッズなどもそろっています。また、地下にはチーズづくりの歴史が学べる博物館があります。

5. 地元の暮らしをのぞいてみよう!人気のオーガニック食品市へ

 市をのぞいて、そこに暮らす人たちの衣食住をのぞいてみるのも、旅のだいご味。ペイプ地区の日用品市やワーテルロー広場ののみの市などアムステルダムでも様々な市が開かれているので、日程が合えば足を運んでみるのもおすすめです。今回はヨルダン地区の北教会(ノールデルマルクト)で土曜日に開催されているオーガニック食品の市へ行ってみました。

色とりどりのオーガニック野菜。見ているだけで楽しくなる

 ヨルダン地区はかつてレンブラントも住んだオランダの下町。おしゃれなカフェやレストラン、ショップが点在しており、気になる店をのぞきながら北教会へ向かうのも楽しいです。

オーガニック食品市のチーズ売り場も見逃せません

 北教会に到着すると、人・人・人。オーガニック野菜、ワイン、花、食欲をそそられる香りが漂うパンがところせましと並び、買い求める人たちであふれています。新鮮なオーガニック食材だけでなく、絵画や手作りのアクセサリー、おしゃれな古着など手頃な値段で売られています。掘り出し物を見つけるのも楽しそうです。

絵画も売られています。色彩が鮮やか!

 思わず足を止めたのが、ぎっしりカキが詰まった箱が並ぶ店。カキの箱の横には、ワイン。その場でカキ(とワイン)が味わえるとあって、訪れる人が絶えません。筆者ももちろん、購入。ぷりぷり大きなカキの身と、白ワインの組み合わせは、文句なしのおいしさでした。

思わず「かわいい」と手に取ってしまう品がずらり

 アムステルダムにはこの他にもたくさんの見どころがあります。取材時は秋だったため、見ることは出来ませんでしたが、もちろん、春にはチューリップなどの花畑も見逃せません。1日でも“オランダらしさ”を楽しめるのがアムステルダムの魅力と言っても過言ではないかもしれません。アムステルダムに立ち寄るか迷ったら、ぜひ、短い滞在時間でも訪れてみて下さい。(&TRAVEL 編集部)

■取材協力:

ブッキング・ドットコム
 227以上の国と地域に150万軒以上の宿泊施設を取り扱うブッキング・ドットコム。ホテルの予約はもちろんですが、予約後、無料で現地の観光情報や空港からのアクセスなどの情報が送られてくるサービスがとっても便利です。さらに、スマートフォンから簡単に観光スポットやオプショナルツアーを検索、予約できる機能「Booking Experience」も大活躍。旅行先のアクティビティーを割り引き料金で申し込めたり、人気の美術館の事前予約ができたり、旅行をスムーズに楽しめる機能が満載です。
オランダ政府観光局

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