飛鳥Ⅱアジアグランドクルーズで行くベトナム&マレーシア ~アジアの情趣を感じる 潤いを湛えた絶景~[PR]

  • 文 江藤詩文
  • 2018年3月23日

水墨画のように幻想的なベトナムを代表する景勝地ハロン湾

 目の前に広がるのは、静かな美しさに満ちた幽玄的な光景。自然が織りなす大小1600もの島々や岩と、キラキラと光を乱反射する穏やかな海とが描く、ベトナムを代表する景勝地ハロン湾だ。

 飛鳥Ⅱアジアグランドクルーズで2カ国目に訪れるベトナム。首都ハノイから165km、北部クアンニン省に位置するハロン湾は、4万3400ヘクタールという広大なエリアに、石灰岩でできた大小さまざまな島や岩がそそり立つ独特の景観美で、世界中の旅行者を惹(ひ)きつけている。雨や波といった自然が、長い年月をかけて作り出した島や岩の造形美は、人知の及ぶはずもなく、ひとつとして同じものがない。まるで水墨画の中に身を置いたかのような世界観から「海の桂林」と称されることもある。

 地名の由来は、ハ(降り立つ)ロン(龍)、つまり「龍が降り立った場所」。その昔龍の親子が降り立ち、放出した宝玉が奇岩となって海面に突き刺さり、その後も長きにわたってこの地を守ったという言い伝えがある。そんな伝説が似つかわしい神秘的な風景だ。神々しささえ感じる日の出やジャンク船が悠々と行き交う日中、幻想的な夕日と、刻一刻と表情を変える景観は一日中眺めていても見飽きることはないが、小舟に乗り換えてより間近に奇岩を見たり鍾乳洞を探索したりするのも楽しい。

ハロン湾の名所ティエンクン鍾乳洞には小船で接近できる

 そんなハロン湾を後にしてツアー11日目。船はマレーシアのマラッカに到着する。古都マラッカは、かつて大航海時代に「海のシルクロード」の要衝地として「マラッカ王国」が誕生し、東西交易でおおいに繁栄した。その後、ポルトガル、オランダ、イギリスという欧州各国の支配下で500年以上にわたって繁栄を繰り返した歴史的背景から、ヨーロッパの影響と地元マレーの伝統とが融合した独特の文化を形成している。

古都マラッカのイメージを象徴するマラッカ キリスト教会

 街歩きの拠点となるのは、青空を背景に真っ赤な壁と純白の十字架が印象的なキリスト教会があるオランダ広場。ビクトリア女王噴水やフランシスコ・ザビエル教会など、歴史を繁栄したユニークな建築様式は他に類を見ない。観光の足となるのは三輪自転車タクシー「トライショー」。造花やイルミネーションをふんだんに使い、運転手が思い思いに装飾を施した華やかなトライショーは色彩豊かな街並みによく似合い、それ自体がマラッカ名物のひとつになっている。

 航路の発展と共に歩んできた港町らしく、マラッカ海峡に面して開けたマラッカ。そんな土地に陸からではなく、海からアプローチするのはひときわ感慨深く、船旅の醍醐味(だいごみ)を味わえるだろう。

マラッカ川からの街並みを楽しめるリバークルーズの観光船

飛鳥Ⅱでアジアの魅力をもっと アンコールワット

 聖なる池が水鏡となって「クメール建築の最高傑作」とたたえられる美しい姿を映し出す。「世界三大仏教遺跡」のひとつといわれる巨大遺跡群アンコールワット。ペルーのマチュピチュ遺跡や中国の万里の長城などと共に、誰もが一度は訪れたいと憧れる世界遺産だ。あの印象的な全貌(ぜんぼう)を一望する遠景もすばらしいが、ヒンドゥー教の神ビシュヌに捧げられたこの寺院の内部には、ヒンドゥーの宇宙観がいまも息づいている。石造りの回廊を埋め尽くす浮き彫りは、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」や「マハーバーラタ」といったヒンドゥーの神話を題材にしたものが多い。立体的に描かれた物語の世界は圧巻で、各所にたたずむ女神の表情もなまめかしく、非現実の世界に誘い込まれそうな心もとなささえ感じる。悠久の異空間から抜け出して現実に戻ると、池のほとりでは金茶色の袈裟(けさ)をまとった僧侶たちが談笑し、その足元で犬が昼寝をしていた。

 飛鳥Ⅱアジアグランドクルーズのランドツアーでは、そんなアンコールワットの神秘の世界を体験できる。それぞれの体力に合った無理のないコース設定で、参加者だけの貸し切り会場でのカンボジア舞踊の鑑賞つき。いつかは訪れたい。そんな憧れを実現するのは、いまだ。

飛鳥Ⅱアジアグランドクルーズ

https://www.asukacruise.co.jp/2019asiagc/

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PROFILE

江藤詩文(えとう・しふみ)

トラベルジャーナリスト、フードジャーナリスト。これまで日本発着のクルーズのほか海外発着のフライ&クルーズ、リバークルーズなどを取材。著書に電子書籍「ほろ酔い鉄子の世界鉄道〜乗っ旅、食べ旅〜」全3巻(小学館)など。

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