東海道新幹線のような看板列車でジャカルタへ戻る インドネシアの鉄道制覇旅(4)

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 スラバヤとジャカルタを結ぶ列車は多い。そのなかでも最も短時間で結ぶ列車がアルゴ・アングレック。インドネシアの看板列車で、約9時間で二つの都市を結んでいる。インドネシアで、一度は乗ってみたい列車かもしれない。車内は特急型の椅子でゆったりとしている。乗客も家族連れや子供が減り、ビジネスマンが増えてくる。日本の特急と変わりがない。将来、さらにスピードアップされる列車の計画などがあるが、この路線を軸にして、インドネシアの列車は進化していくはずだ。[記事詳細]

旅のデータ
 アルゴ・アングレックの切符は、乗車2日前、スラバヤ・グブン駅の自動券売機で買った。シーズンにもよるだろうが、それほど混み合ってはいない。直前でもうまくいけば買うことができそうだ。運賃は48万1250ルピア、約4524円。インドネシアの列車では別格に高かった。アルゴ・アングレックの現在の運行は、スラバヤ駅を朝の8時発と夜の8時発という2便。ジャカルタには夕方5時と朝5時着。わかりやすい運行時間になっている。 

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    PROFILE

    下川裕治

    下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

    1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「『裏国境』突破 東南アジア一周大作戦」(新潮社)、「僕はこんな旅しかできない」(キョーハンブックス)、「一両列車のゆるり旅」(双葉社)など。「週末アジアでちょっと幸せ」(朝日新聞出版)に続く、週末シリーズも好評。最新刊は、「週末ソウルでちょっとほっこり」(朝日新聞出版)。

    中田浩資

    中田浩資(なかた・ひろし)

    1975年、徳島県徳島市生まれ。フォトグラファー。大学休学中の1997年に渡中。1999年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員を経て2004年よりフリー。旅写真を中心に雑誌、書籍等で活動中。Hiroshi NAKATA website(http://nakata-photo.jp/)

    BOOK

    ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行

    「週末ちょっとディープな台湾旅」 (朝日文庫)

    連載がはじまった「週末ちょっとディープな台湾旅」。内容や写真はだいぶ違いますが、台湾の旅は本にもなっています。『台湾の味「滷味(ルーウェイ)」の世界に分け入り、変わりゆく街で安宿をみつけ、僕がビールを飲むべき場所にたどり着く。そして、少数民族に助けられて温泉へ。何十回と訪れた島にディープに入り込むと出合う台湾のねじれの前で、また考え込む。これが、僕の台湾歩き。きっと台湾がいとおしくなる』

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