離島の異空間、「池島全景」

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 九州で最後まで残った炭鉱の島「池島」(長崎県)。絶海の孤島でありながら、最盛期には数千人が住んでいました。炭鉱閉山後は人口が激減しましたが、炭鉱アパートや店舗など一部廃墟もあるものの、炭鉱施設の多くがいまだ現存する貴重な島です。しかも、その多くが被写体としても、とても魅力的。同じく炭鉱の島として栄えた軍艦島は現在は無人ですが、池島は似たような道をたどりながらも、両者は異なる点が多数あります。
 そんな池島の姿を捉えた『池島全景 離島の《異空間》 』(三才ブックス)。軍艦島の炭鉱施設やアパートを、豊富な写真とともに解説した『軍艦島全景』の筆者・黒沢永紀さんによるビジュアルブックです。非公開エリアを含む大量の写真と的確な解説で池島を紹介した本から作品の一部を紹介します。

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    PROFILE

    黒沢永紀(くろさわ・ひさき)

    音楽家、著作家、軍艦島伝道師、長崎市長崎伝習所塾長、産業廃墟映像制作集団<オープロジェクト>メンバー。21世紀の初頭に訪れた軍艦島に感銘を受け、以来、軍艦島をはじめとした、国内の歴史的“感考”地をテーマに、多数の著書や映像作品(オープロジェクト制作)を発表。著書に『軍艦島全景』(三才ブックス)『軍艦島入門』(実業之日本社)『誰も見たことのない世界遺産軍艦島』(宝島社)『東京ディープツアー』(毎日新聞出版)『東西名品昭和モダン建築案内』(洋泉社)、映像作品に『軍艦島』三部作、『廃道』三部作、『鉄道廃線浪漫』(以上日活)『三池炭砿掘り出し物語』(大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ)など。

    BOOK

    池島全景 離島の《異空間》

    池島全景 離島の《異空間》(三才ブックス)
    黒沢 永紀(著)

    ロングセラーとなっている『軍艦島 全景』と同じ筆者による第二弾、初の本格的な池島ビジュアルガイドブック。とかく「第二の軍艦島」「ネコと廃墟の島」と喧伝されがちですが、完全に廃墟と化した軍艦島と異なり、実は池島には巨大な重機や選炭工場、坑道、炭鉱電車、発電所などが廃アパート群とともに今も現存しています。炭鉱見学ツアーが開催されるなど、貴重な炭鉱施設が公開中。ピーク時に8,000人近くいた島民も現在は150人程ですが、島で生活を営まれています。そんな池島の魅力を、非公開エリアを含む400点以上の写真と豊富なイラストで紹介していきます。B5変形・オールカラー・160ページ 価格:本体2,300円+税

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