南部の草原をひた走る 世界の長距離列車・テキサスイーグル編(2)

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 セントルイスを発車した列車は、ミズーリ州、アーカンソー州を抜け、2日目の朝、テキサス州に入る。サンアントニオに着くのはその日の夜。週4日はサンアントニオまでの運行だが、この列車がテキサスイーグルと名づけられた理由がよくわかる。テキサス州を走る区間が最も長いのだ。乾燥した車窓風景を想像していたが、線路の周囲は灌木(かんぼく)と少し黄色がかった草原が延々と続く。[記事詳細]

旅のデータ
 セントルイスから南部のサンアントニオに向かって進むテキサスイーグル。途中駅の乗り降りは思った以上に多い。僕らは一気にロサンゼルスまで乗ったが、途中下車をして、翌日の列車という旅も十分に可能だ。メキシコ国境に向かい列車だから、スペイン語が飛び交う世界になるかと思っていたが、メキシコ人は1割もいない。

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    PROFILE

    下川裕治

    下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

    1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「裏国境突破 東南アジア一周大作戦」(新潮社)、「僕はこんな旅しかできない」(キョーハンブックス)、「一両列車のゆるり旅」(双葉社)など。「週末アジアでちょっと幸せ」(朝日新聞出版)に続く、週末シリーズも好評。最新刊は、「週末ソウルでちょっとほっこり」(朝日新聞出版)。

    阿部稔哉

    阿部稔哉(あべ・としや)

    1965年岩手県生まれ。「週刊朝日」嘱託カメラマンを経てフリーランス。旅、人物、料理、など雑誌、新聞、広告等で幅広く活動中。最近は自らの頭皮で育毛剤を臨床試験中。

    BOOK

    ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行

    「週末ちょっとディープな台湾旅」 (朝日文庫)

    連載がはじまった「週末ちょっとディープな台湾旅」。内容や写真はだいぶ違いますが、台湾の旅は本にもなっています。『台湾の味「滷味(ルーウェイ)」の世界に分け入り、変わりゆく街で安宿をみつけ、僕がビールを飲むべき場所にたどり着く。そして、少数民族に助けられて温泉へ。何十回と訪れた島にディープに入り込むと出合う台湾のねじれの前で、また考え込む。これが、僕の台湾歩き。きっと台湾がいとおしくなる』

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