トルファンからマランへ、玄奘三蔵が歩いたシルクロードの旅(2)

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 トルファンはシルクロードの要衝。ここから北に向かい、天山山脈の北側を通る道が天山北路、天山山脈の南側を進む道が天山南路だ。玄奘三蔵ははじめ、北に向かうつもりだったが、高昌国の王のすすめで天山南路を西に向かった。西突厥(とっけつ=6~8世紀にかけてモンゴル、中央アジアを支配した遊牧国家で、後に東西に分裂)と東突厥の勢力争いのためだといわれる。トルファン近郊には玄奘三蔵が滞在した高昌国の城跡がある。世界遺産にも指定されている。[記事詳細]

旅のデータ
 トルファンの駅とトルファン市内は55キロほど離れている。満席になると出発する連絡バスが20元、約370元。ただし昼間の時間だけ。僕らは午前3時に着いたためタクシーを使った。タクシーは相乗りでひとり30元、約510円。トルファン市内にホテルは多いが、警備上の理由からか、外国人が宿泊できるホテルは限られている。僕らはホテルの予約サイトを通して「如家酒店」というビジネスホテルを予約したが、実際は泊まることができなかった。「高昌大酒店」は宿泊可能。ツインが138元、約2346円だった。

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    PROFILE

    下川裕治

    下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

    1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「『裏国境』突破 東南アジア一周大作戦」(新潮社)、「僕はこんな旅しかできない」(キョーハンブックス)、「一両列車のゆるり旅」(双葉社)など。「週末アジアでちょっと幸せ」(朝日新聞出版)に続く、週末シリーズも好評。最新刊は、「週末ソウルでちょっとほっこり」(朝日新聞出版)。

    中田浩資

    中田浩資(なかた・ひろし)

    1975年、徳島県徳島市生まれ。フォトグラファー。大学休学中の1997年に渡中。1999年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員を経て2004年よりフリー。旅写真を中心に雑誌、書籍等で活動中。Hiroshi NAKATA website

    BOOK

    ディープなベトナム旅

    「週末ちょっとディープなベトナム旅」(朝日文庫) 朝日新聞出版

    20年前のトラブルを思い出しながらハノイのロンビエン橋を渡る。ホーチミンではベトナム人のフォーへのこだわりに触れ、大音量のデタム界隈(かいわい)でアジアのエネルギーに脱帽。さらに、陸路で国境を越えてカンボジアへ。工業団地で変わる村、利権に揺れるアンコールワットを見つめる。756円(税込)

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