アクスからカシュガルへ、玄奘三蔵が歩いたシルクロードの旅(5)

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 カシュガルは広い中国の西端に近い大きな街。新疆(しんきょう)ウイグル自治区の中心であるウルムチは漢民族が増えたが、カシュガルはウイグル人の街らしい雰囲気を残している。駅周辺は漢民族向けの投資マンションが多いが。ここから西と北に向かうとキルギス、南に向かうとパキスタン。さまざまな文化が交差する街でもある。日本から眺めると中国の西端に映るが、街からはシルクロードや中央アジアの歴史が伝わってくる。[記事詳細]

旅のデータ
 アクスからカシュガルまでは列車の2等寝台、硬臥を選んだ。72元、約1224円。ウルムチから一気にカシュガルまで行く切符は確保するのに苦労するが、アクスからカシュガルといった区間は比較的簡単に手に入る。乗客の乗り降りが多いということだろう。カシュガルは旅行者が多い街。外国人が泊まることができるホテルやゲストハウスは何軒かある。僕らは市内の「新徳商務酒店」に泊まった。ツインが1泊188元、約3196円。ホテル名の商務は日本流にいうビジネスホテルの意味。

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    PROFILE

    下川裕治

    下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

    1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「『裏国境』突破 東南アジア一周大作戦」(新潮社)、「僕はこんな旅しかできない」(キョーハンブックス)、「一両列車のゆるり旅」(双葉社)など。「週末アジアでちょっと幸せ」(朝日新聞出版)に続く、週末シリーズも好評。最新刊は、「週末ソウルでちょっとほっこり」(朝日新聞出版)。

    中田浩資

    中田浩資(なかた・ひろし)

    1975年、徳島県徳島市生まれ。フォトグラファー。大学休学中の1997年に渡中。1999年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員を経て2004年よりフリー。旅写真を中心に雑誌、書籍等で活動中。Hiroshi NAKATA website

    BOOK

    ディープなベトナム旅

    「週末ちょっとディープなベトナム旅」(朝日文庫) 朝日新聞出版

    20年前のトラブルを思い出しながらハノイのロンビエン橋を渡る。ホーチミンではベトナム人のフォーへのこだわりに触れ、大音量のデタム界隈(かいわい)でアジアのエネルギーに脱帽。さらに、陸路で国境を越えてカンボジアへ。工業団地で変わる村、利権に揺れるアンコールワットを見つめる。756円(税込)

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