カシュガルからトルガルトポート、玄奘三蔵が歩いた中央アジアの旅(1)

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 カシュガルから国境を越えてキルギスに抜けるルートは二つある。トルガルト峠とイルケシュタム峠だ。街の人の話では、新疆(しんきょう)ウイグル自治区から隣国に抜ける国境は1級から3級まであり、この二つは2級国境とか。突然の閉鎖は2級国境のためだというが。イルケシュタム峠越えはバスもあり、多くの人が利用する。トルガルト峠はトラックが多い輸送路で、車をチャーターするしか方法はない。
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旅のデータ
 東京からカシュガルまでは、中国国際航空を使った。しかし乗り継ぎはよくない。北京空港で夜をあかし、ウルムチで乗り換える。カシュガルはなかなか遠い街だ。カシュガルでは、前回も泊まった「新徳商務酒店」。新疆ウイグル自治区では、外国人が泊まることができるホテルの制限が強くなりつつある。ネットで予約しても泊まることができないことがある。覚悟しておいてほしい。

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    PROFILE

    下川裕治

    下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

    1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「『裏国境』突破 東南アジア一周大作戦」(新潮社)、「僕はこんな旅しかできない」(キョーハンブックス)、「一両列車のゆるり旅」(双葉社)など。「週末アジアでちょっと幸せ」(朝日新聞出版)に続く、週末シリーズも好評。最新刊は、「週末ソウルでちょっとほっこり」(朝日新聞出版)。

    中田浩資

    中田浩資(なかた・ひろし)

    1975年、徳島県徳島市生まれ。フォトグラファー。大学休学中の1997年に渡中。1999年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員を経て2004年よりフリー。旅写真を中心に雑誌、書籍等で活動中。Hiroshi NAKATA website

    BOOK

    ディープなベトナム旅

    「週末ちょっとディープなベトナム旅」(朝日文庫) 朝日新聞出版

    20年前のトラブルを思い出しながらハノイのロンビエン橋を渡る。ホーチミンではベトナム人のフォーへのこだわりに触れ、大音量のデタム界隈(かいわい)でアジアのエネルギーに脱帽。さらに、陸路で国境を越えてカンボジアへ。工業団地で変わる村、利権に揺れるアンコールワットを見つめる。756円(税込)

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