きんゆう女子。お金の学校

<2>結婚前に考える「金融」のこと

  • 鈴木万梨子
  • 2017年3月9日

撮影/山田秀隆

  • 撮影/山田秀隆

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 みなさん、こんにちは。お金のことワカラナイ女子のためのコミュニティー「きんゆう女子。」で代表をつとめている、鈴木万梨子です。この連載では、お金や経済にまつわるキーワードを毎回ひとつ選んで、その意味や、それが私たちに実際どう関係してくるのかをわかりやすくお伝えして、みなさんとシェアしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

 今回のキーワードは、ずばり「金融」です。

 金融って何? まずは検索してその意味を調べてみましょう。

 上位に出てくるのは、びっくりするほどたくさんの消費者金融の広告!「審査なし」「急いで借りたい」「最短1週間」……。

 なんだか怖くて、近寄りがたい雰囲気です。こういう広告は、「金融」のイメージが良くなくなってしまうのでやめていただきたいですね……。

 次は、きちんと辞書でも調べてみます。

きんゆう【金融】

(1)お金が「ある」ところから「ない」ところに融通させること

 なるほど。お“金”を“融”通させるから「金融」なんですね。余っているところから、足りていないところに運ぶこと。誰かのためにお金が動くことで、新しい何かが生まれる可能性を秘めている。 そういう意味での「金融」の役割って、とても魅力的で重要だなあと思います。

(2)個人の家計から世界経済まで、お金のこと全般

 一般的なこういう意味もありますね。「きんゆう女子。」でいつも勉強しているのは、この(2)についてです。毎週木曜、金融街である兜町のカフェにさまざまなゲストを招いて、(2)の意味での「金融」をいろんな角度から考えています。

 「わたしたちにとって身近な金融って何?」ときんゆう女子。のメンバーに聞くと、「お給料」「カードでの買い物 」「貯金」「携帯電話代」、そして「結婚資金 」という答えが出てきます。結婚式という人生のビッグイベントは、お金の話を抜きにして考えるわけにはいきません。それから、そのあとの人生を一緒に歩んでいくパートナーと「お金」についてオープンに語れると良いですよね。何をするにも関わる「お金」のことを気兼ねなく話せることで、良い関係もキープできると思います。

 先日の「きんゆう女子会」では、ウェディング業界のプロをゲストに招いて、結婚とお金の話をうかがいました。

 359.7万円。

 これが、挙式・披露宴にかかる費用の全国平均だそうです。うーん、結構高い ……。

 約半数の人が「お金がかかるから」という理由で、挙式や披露宴をしないそうです。式場、食事、衣装、写真の前撮りなど、想像するだけでもいろいろお金がかかりそうです。

 でも実際は、招待客からのご祝儀や親からの援助で、ほとんどの部分がまかなえてしまうケースも多いとのこと。10万円くらいの支出で済んでしまうというデータも!?

 一生に一度だけの結婚式。お金のことで悲しい思いをしないために、最低でも150万円くらいは貯金を用意したほうがいいとのアドバイスをもらいました。

 ほかにも「二人でしっかり話し合いをして、どんな結婚式にしたいのかをじっくり考えることが大切」「複数の会社に相談して、内容や金額を比較してみるべき」「専用の銀行口座を開いて、結婚式に向けて二人で少しずつ貯めていく」「ブライダルローンの活用」 などなど、コツを教えていただきました。

 きんゆう女子。のメンバーにもいる人生の先輩、すでに子育てをしている働くママたちからは、「あんなに結婚式にお金をかけるんじゃなかった~!」とか、「結婚式の前にお金のことをもっと勉強して準備すればよかった」、さらには「二人の貯金、全部なくなったの。でもいい思い出よ」といった声が聞こえてきます。人生でかかる大きなお金の一つは「教育費」のようですから、確かに「結婚式」自体にお金をどのくらいかけるべきか、よく考えたいものです。

 結婚と金融は、切っても切り離せない関係、、、私も改めてそう気づきました。そして一人で決めることができないことでもあります。パートナー同士が金融の本質を知っているかどうかで、結婚資金をどうするのか、それぞれが後悔しない答えを出すことができると思います。

 金融って、その言葉の響きから「ビジネスの世界に限られたもので、私たちの生活からは遠いものだ」と思っていましたが、じつは、すごく近いところにあるお金のこと、むしろ生きるために必須の知識なんだと、勉強会を通じていつも感じます。「きんゆう女子。」のメンバーが感じることが、難しく縁遠いイメージの金融を変えていける可能性があるかも、なんて思ったりしています。

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 次回は「株式会社」をテーマにお届けします!

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PROFILE

鈴木万梨子(すずき・まりこ)TOE THE LINE Inc. 代表取締役社長

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獨協大学外国語学部フランス語学科卒。新卒でH.I.S.に入社し、法人営業として団体旅行の企画・営業・手配・添乗を担当し、海外を中心に約8千人にツアーを提供。起業を目指し2015年、金融系ベンチャーに転職。金融業界に入ったことでお金の知識のなさに衝撃を受け、「きんゆう女子。」を立ち上げる。2016年3月に起業し、Webサイト立ち上げ本格的に「きんゆう女子。」をスタートさせる。旅と服をコーディネート・手配するサービス「FIT the Local」を企画準備中。https://kinyu-joshi.jp/

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