卵・乳製品を使わない、かんたんおやつ

「卵・乳製品なしの、かんたんおやつ」を食卓に ~菅野のなさん

  • 2017年3月27日

菅野のなさん

  • IT企業勤務経験、産業カウンセラーの資格、自らの子育て経験等から生まれた独自の料理教室が人気を集めている。プロフィールは記事の最後に

  • 来週は「ブロッコリーのパウンドケーキ」のレシピをお伝えします/おやつ撮影・南雲保夫

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 来週から始まる新連載「卵・乳製品なしの かんたんおやつ」のレシピを作った、料理家の菅野のなさん。実は約1年あまり前に、&wフォトギャラリーでご紹介した『時短おやつ』の作者で、現在、神奈川県武蔵小杉でオーガニック料理教室「ワクワクワーク」を開いています。菅野さんに、かんたんおやつのポイント、なぜ卵、乳製品を使わないレシピなのか、などなど、お話を伺いました。

    ◇

 菅野さんは、管理栄養士で料理教室の先生でもあった母と一緒に、2007年にオーガニック料理教室「ワクワクワーク」を開いた。現在「食と心のバランス講座~家族の毎日ごはん・丁寧な生活入門編」「卵乳製品なし滋養おやつ教室」など6クラス以上、働く母親向けの時短入門講座や、常備菜アレンジ講座など、通信コースを含めると、20近いクラスを開いている。

 開講以来、ずっと満席の教室があるほどの人気の理由は、「初心者でも作れる、実践しやすいメニューを意識している」ことに加え、「食と心の振り返りワーク」を行うからでもある。ほぼ全てのクラスで、独自に作った専用シートを使って、食と心のつながりについて考える機会を設けている。

 「日々の中での『食べること』について振り返りながら、まず、自分と食との関係を見つめ直していただきます。たとえば『食と心のバランス講座』の場合、昨日の夕食について。どんな状態だったか、疲れていたか、どんな気持ちだったか、味わえていたか……。最初は家族に作るので精いっぱいだったというところから、最後には、『自分が味わって食べていなかった』ことに気づく……」。そこから、まずは自分で1杯のお茶を味わってみることを意識したり、日ごろの悩みを打ち明け合ったりしながら、料理の基本を学んでいくうちに自信がついてきて、台所に立つのが楽しくなってくる――。

 「そうやって毎日の食事作りの基盤がしっかりすると、生活を支える軸ができる。それが自分を支える力にもなります」

“毎日手軽に作れる、ほっとする味”を追求したら

 小さい頃から、菅野さんの家の中には、有機栽培の農家を応援するために母が共同購入していた野菜や米俵が大量にあった。美大を卒業後、IT企業に就職。

 「IT企業で同僚たちが夜遅くまで働き、不規則な生活をしながら、コンビニでお弁当とかを買って、買ったものも見ずに食べている(笑)。その様子を見ながら、『幸せな仕事をしたいな』とよく思っていました」

 その頃、産業カウンセラーの資格も取り、「なぜ働くのか、みたいなことをよく考えていましたね」。教室で使う「食と心の振り返りシート」は、その経験が形になったものだ。

 菅野さん自身、教室での経験を通して、自分たちが伝えたいのは「誰でも簡単に作れる、シンプルで毎日のための料理」だということに気づいた。その延長線上で生まれたのが、2015年12月に出した、卵や乳製品を使わないレシピ本『子どもと食べたい時短おやつ』。それから1年ほどの間に、「毎日簡単に作れる、食べてほっとするおやつへの興味が広まってきたのではと思います」。

 そこで作られたのが、今回の「卵・乳製品なしの かんたんおやつ」。卵・乳製品なしおやつのほか、「NO小麦おやつ教室」などでも反響の多い、小麦粉を使わず、米粉などを使ったおやつのレシピが増えた。

 レシピを開発して試作すると、まず7歳の長女と4歳の長男が食べる様子を見ながら、材料や分量を調整する。

 「子どもは正直だから、出してみておいしそうに食べるか食べないかが基準になりましたね。食べないものは改良しながら作っていったら、『食べてほしいものだけが入っている、食べてほしくないものは入っていないおやつ』になりました。毎日のおやつであってほしいから、家にあるもので簡単に繰り返し作れる、素朴なおやつをお伝えしています。でもぎりぎりまでシンプルにしているので、まずはレシピ通りに作ってみて下さいね(笑)」

    ◇

 『卵・乳製品なしのかんたんおやつ(仮)』は、6月に朝日新聞出版から書籍化される予定です。発売に先立ち、来週から10回にわたって「かんたんおやつ」レシピをご紹介します。どうぞお楽しみに。

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PROFILE

菅野のな(すがの・のな)

菅野のな

神奈川県横浜育ち。川崎市在住。モンテッソーリ教育系幼稚園出身。東京造形大学デザイン学科卒。2007年、「初心者でも簡単に作れるメニュー」と「心のバランスを整えるワーク」を行う料理教室として「ワクワクワーク」を設立。スタッフは8名に増え、これまで延べ1200名以上が教室に参加している。教室運営の傍ら、「大地宅配」協賛セミナー開催、「Oisix」へのレシピ提供、「湘南ゼミナール」サイトでのコラム執筆、料理教室講師の育成、オーガニック商品の開発支援など、食とオーガニックを軸に多岐にわたり活動。
著書に『子どもと食べたい時短おやつ』(辰巳出版)。7歳の女の子、4歳の男の子の母でもある。
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