野菜

<3>そら豆わんたん 

  • 細川亜衣 写真・在本彌生
  • 2017年4月21日

 細川亜衣さんの新刊『野菜』から、細川さんおすすめの野菜料理をご紹介します。

 今週は「そら豆わんたん」。台湾で食べたわんたんのあまりのおいしさに、「今までわんたんを食べずに生きてきたことを少し後悔した」という細川さんが、鹿児島のお友達の家で思いついて作った、という一品です。

    ◇

■材料(約50個分)
そら豆 約40粒
豚肩ロース肉かたまり 100g
新玉ねぎ 中1/2個
わんたんの皮 50枚
酒 大さじ1
ごま油 大さじ1

こしょう
<仕上げ>
青唐辛子酢
しょうゆ

■作り方
・そら豆は薄皮までむく。
・4分の1は半割りにし、残りは粗く刻む。
・豚肩ロース肉は薄切りにしてから刻み、軽くたたく。
・新玉ねぎは粗みじん切りにする。
・ボウルに刻んだそら豆と豚肉、玉ねぎを入れ、塩、こしょう、酒、ごま油を加えて混ぜる。
・わんたんの皮の中心に具をのせ、三角にたたんで閉じる。
・鍋に湯をたっぷりと沸かしてゆでる。
・透明感が出てきたら、半割りにしたそら豆を加えてさっとゆでる。
・湯をざっと切り、温めた鉢に盛る。
青唐辛子酢としょうゆで食べる。

●そら豆を塩ゆでにする。熱々を手に取り、皮を前歯で齧る。中から飛び出した豆をほお張るとどこか肉を思わせる匂いが立つ。皮があるからこそ、中の豆をよりおいしく感じるのだろう。だから、わんたんの他、ラヴィオリや春巻きなど、小麦粉で作った皮で生の豆を包み、湯や油を通して中の具材を加熱する料理との相性がとてもよいのだと思う。
●食べる時は爽やかな青唐辛子酢(本書中に掲載)をかけると、きりりと引き締まるのでぜひ。ディルやコリアンダーなどの香草を刻んで添えるのもいいだろう。

    ◇

BOOK

写真

野菜(リトルモア) 細川亜衣 著

旬の野菜50種。
それぞれがもつ特別な味を、最高の美味しさで味わうレシピ。
素材を活かしきることを信条とする料理家・細川亜衣が熊本の日常、
そしてイタリアの地からたどりついた、いまもっとも伝えたい野菜料理の数々。

たけのこ、キャベツ、じゃがいも、枝豆、とうもろこし、白菜 ――
身近な食材を使い、毎日の食卓に、ご馳走に手軽に作れる料理を厳選して収録。
ひと皿にまつわるエッセイや、作り方のコツも満載。
税込2160円

[PR]

この記事を気に入ったら
「いいね!」しよう

PROFILE

細川亜衣(ほそかわ・あい) 料理家

細川亜衣

1972年生まれ。大学卒業後、イタリアに渡り、帰国後、東京で料理教室を主宰するかたわら料理家として各メディアで活動。2009 年、結婚を機に夫・細川護光氏の故郷である熊本に移住。料理教室を主宰するほか、各地で料理会を行っている。著書に『スープ』『食記帖』(ともにリトルモア)、『イタリア料理の本』(アノニマスタジオ)、『わたしのイタリア料理』(柴田書店)、『愛しの皿』(筑摩書房)など

今、あなたにオススメ(PR)

Pickup!