クリトモのさかな道

広島に行ってきました

  • 文・写真 栗原友
  • 2017年6月13日
  • きのしたさんご夫婦。佇まいも素敵です

  • すてきな品ぞろえ。近所にあったらいいのに

  • おしゃれな洋服を着ているような魚、ギザミ(キュウセン)

  • がんす。ここのメーカーのがとびきりおいしいんだとか

  • 昔はもっと唐辛子多めだったんですって

  • アナゴの刺し身は皮目に脂が

  • おこぜのお味噌汁。だしやばい!

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 とある仕事で広島に行って参りました。訪れたのは東広島市の西条。本来ならば泊まった翌日はその土地の魚市場を見学させてもらいたかったのですが、あいにくその日は休市日。なので、ご案内してくださった方が地元の鮮魚店に連れて行ってくださいました。

 お邪魔させていただいたのは「きのした」さん。おいしそうなお魚がズラッと並んでいます。その中で見たこともない魚が。「ギザミ」です。関東では「ベラ」とよばれているとのこと。調べてみたら正式名称は「キュウセン」。スズキの仲間のようですね。きれいな色が特徴で、地元ではうろこをはがずに調理し、子供にも人気の魚だそうです。今回は食べることはできなかったですが、淡泊で身は柔らかく、主に煮付けや南蛮漬けで食べられるそうです。可愛い顔してるなあ!

 お店の片隅にパン粉で揚げたものが置いてあったので、気になって試食させていただきました。これが、うまいのなんの! 名前は「がんす」。簡単に言うと玉ねぎ入りのかまぼこを揚げたものです。何がおいしいって一味が入っていてちょっぴりピリ辛。これをカリッとトースターで焼いて、酒のさかなにしたらきっと絶品! もちろん、この後訪れたスーパーでたくさん買って家族と友人へのお土産に。あー、これまた食べたい!

 さて、この日の夜、魚好きの私のために案内してくださった方がお魚料理のおいしいお店に連れて行ってくださいました。お店の名前は「かつや」さん。こちらでいただいたお刺し身に驚き! 今まで食べたことのないアナゴのお刺し身です。食べてみると、身はしっかりモチモチ。噛むとだんだんアナゴらしいコクのある味わいがしてきて一切れでも食べ応え十分! その隣にはアナゴの皮の湯びき。これが甘くておいしい。ふわっとあなごの香りがして、もっともっと食べたかった!

 今回は1日半と短い滞在でしたが、今度機会があったらもっとゆっくり過ごせればいいな。その時は絶対魚市場に行かなくては! おいしいものに出会えた楽しい旅でした。

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PROFILE

栗原友(くりはら・とも)料理家

写真

東京都出身。趣味の旅行や留学中に出会った外国の味を、日本でも簡単にアレンジできるレシピを紹介すると共に、旅と食の楽しさを様々なターゲットに向けて提案している。2012年から4年間、築地の斉藤水産で修行。現在は料理教室を中心に活動する傍ら、魚料理の啓蒙や魚を用いた食育に力を入れている。近著に『クリトモの大人もおいしい離乳食』(扶桑社)、『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』(朝日新聞出版)。http://kuritomo.co.jp/

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