クリトモのさかな道

京都産vs琵琶湖産。土用の丑に、自宅でウナギ

  • 文・写真 栗原友
  • 2017年8月1日
  • 左が京都、右が琵琶湖のウナギ。正直全然わからない

  • でっかい! ずっしり

  • 捨てるところがない

  • 肝は酒のいいアテですな

  • 下に敷いているのはイチョウの葉です

  • 焼き台、網、鉄串。うちのキッチンどうなるんだろう

  • 最高の蒲焼。あざっす!

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 先日は土用の丑(うし)の日でしたね。我が家では毎度のことながら、夫が張り切っていました。友人を呼んで、なかなかお店では出てこないような金額の立派なウナギを2本用意していました。琵琶湖産と京都は天橋立産。

 なぜ2本用意したか聞いてみたところ、値段が1万円以上違うから食べ比べてみたかったとのこと。用意したのは1本約1キロの大物。やっぱり大きいと味もダイナミックでおいしさもひとしおなんだとか。あくまでも夫の好みですので、他の方はどう感じるかわかりません。大味で脂が乗り過ぎて苦手な人もいるかもしれませんね。

 昨年末、「炭火の焼き台が欲しいんだけど」と相談され、「置くところないし、使わないし、全然欲しくない。必要ない」とバッサリ切っていたはずなのに黙って買っていた焼き台。やっと出番がきましたね。ついに活躍するときがきました。調理する前日、張り切って炭を買ってきて、入念に準備。ウナギの頭と骨を使って、タレをじっくり煮詰めていました。気合入ってるな~。

 そして当日。この日はラッキーなことに、夫がほとんど調理してくれました。まずは白焼き。皮目パリッと中はふかふか。一緒にギンナンを合わせて。この時期のギンナン、食べるのは初めてですが、シャキッとみずみずしくてとてもおいしいです。旬に食べているものよりも癖がないかもしれません。築地で買ったそうです。

 次はタレにくぐらせて焼いた肝焼き。なかなか滋養がありそうです。最後はかば焼き。一度焼いてから緑茶、酒、塩で20分蒸したそうです。知らない間に手間かけてる! なぜ緑茶か聞いたところ、緑茶のカテキン成分がウナギを柔らかくするとどこかで習ったのだそうで。へー知らなかった。

 味はもちろん、おいしかったです。ですが、2種類のウナギの食べ比べ、正直自分にはわかりませんでした。感想は一言、「今までで一番おいしかった」ということです。夫に言わせると、癖がちょっと違うとのこと。ははは。やはり私は繊細な舌は持っていないようです。残念。でも、ごちそうさま!

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PROFILE

栗原友(くりはら・とも)料理家

写真

東京都出身。趣味の旅行や留学中に出会った外国の味を、日本でも簡単にアレンジできるレシピを紹介すると共に、旅と食の楽しさを様々なターゲットに向けて提案している。2012年から4年間、築地の斉藤水産で修行。現在は料理教室を中心に活動する傍ら、魚料理の啓蒙や魚を用いた食育に力を入れている。近著に『クリトモの大人もおいしい離乳食』(扶桑社)、『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』(朝日新聞出版)。http://kuritomo.co.jp/

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