きんゆう女子。お金の学校

<13>「ロボアド」って?

  • 鈴木万梨子
  • 2017年8月31日

  

 こんにちは! みなさん、夏休みはいかがお過ごしでしたか?

私は3日間ほどお盆休みを取ったのですが、夏風邪をこじらせてしまいました。いつも前向きに楽しくお金と向き合っているのですが、そんな時はつい働けなくなった時のことを想像して不安になりました。お金があればそれだけで幸せ!安心!とはいきませんが、やはり生活するためのお金はしっかり確実に作っていきたいと思います。
 と同時に、お金では買えない、一緒に生活を支え合う人や仲間がとても大事なんじゃないかなとも感じました。お金と向き合うと、自分の大切にしたいことが見えてきますね。

 さて、前置きが長くなりましたが、今回はロボアドバイザーについて書きます。

 まず「ロボアドバイザーとは何か?」に対する、きんゆう女子。的答えはこちらです。

1)インターネット上で、ロボットが自分に合う金融商品を提案、アドバイスしてくれるサービス

2)提案された商品をそのまま買うことができ、そのままお金を預けてロボットが運用してくれるサービス

 とってもシンプル。

 身近なものに例えると、骨格診断やファッションスタイリスト、パーソナルショッパーと似ています。自分に似合うコーディネートや服をおすすめしてもらい、さらにはお買い物代行もしてもらえる。ロボアドも一緒で、プログラミングされたAIが、自分の代わりに金融商品を目利きして選んでくれます。いくつかのロボアドは、お金を預けておくとタイミングを見計らって商品を売買し、運用してくれます。そう考えると、ファッションより進んでいるかもしれません!

  

 きんゆう女子。では、メンバーで投資に興味があり、新しいサービス(ロボアド)を体験してみたいという12人が5月から2カ月間、女子会などを通じて一緒に勉強、実践してきました。

 始めるまでに難しかった点は6つあります。

1)ロボアドには、お金の運用をしてくれるサービスと、シミュレーションやアドバイスだけのサービスがあり、日本国内だけで15社以上もある。選ぶところが難しいし、一番時間がかかる。

2)ロボアドはあくまでも「ツール」。ロボアドを通してどんな金融商品が買えるか(日本へ投資するもの、海外に投資するものなど)を気にする必要がある。

3)いざ、ツールを決めたところで手続きには口座開設が必須。マイナンバーや銀行口座などが必要。

4)取引や管理に対する手数料と、投資をして生まれた利益から税金が20.315%かかる点を忘れて、たくさんお金が増えるとカンチガイしてしまう。

5)投資経験者や100万円くらいのまとまった額の投資を考えている人は、税金がかからないNISA制度を活用する手もある。ロボアドはNISAに非対応のものもある。

6)ウェブサイトや資料に書かれている「単語」にそもそもなじみがないので、そこの意味から調べることになる。

  

 きんゆう女子。アンバサダー12人は、ロボアドのサービスを提供する会社に話を聞いたり、R&Iファンド情報という金融業界のミシュランのような格付け会社の資料を読んだりして、さまざまなサービスを試し、体験談や情報をシェアしていきました。

 その結果、つまずきポイントを乗り越えるためのヒントがこちらです。

1)一覧、そして個別のサイトを確認
 ロボアドのサービスが一覧になっている記事はいくつかありますので、とても参考になります。でも最新で正確な情報は、各社のサイトにいってしっかり確かめるべきです。選ぶときはサイトのおしゃれさで決めるのもいいですが、地味なサイトでも実はよいサービスかもしれません。複数のサービスをしっかり比較・検討してみたいところです。

 例えば「MSV LIFE」は、シミュレーション機能が充実していて、ウェブ上なのに人からアドバイスされている感覚。イベントで直接質問したときも、丁寧に担当者の方が答えてくれて好感が持てました。

2)投資が初めての人はお試し期間を設ける
 自分にはどのようなサービスが合うのか、お試し期間を設けるのもおすすめです。アンバサダーたちが支持したのは、100円から始められる松井証券さんの「投信工房」。ウェブサイトでの説明文が丁寧でわかりやすく、金額のハードルも低いです。お試し期間でもしっかり運用したいという方は、1万円から始められる「THEO」や「クロエ」が人気のようです。ロボアドではないのですが、クレジットカードや電子マネーのお釣り相当額を1円から投資する「トラノコ」もお試し期間としていいかもしれません。投資・運用をするという感覚がつかめます。

3)気になった金融単語をノートに書き留めておく
 難しい単語は、耳が慣れるまで時間がかかります。少しずつ気になったキーワードを検索することで、単語と単語をつなげていくのがよいと思いました。じぶん専用の単語帳なんかも役立ちます。女子会のゲストでいらっしゃったマネックス証券の大槻奈那さんによると、金融単語に耳が慣れるには1年くらい継続が必要とのこと。そうするとある日突然、言葉が分かるようになってくるんだそうです。外国語みたいです。

4)お金とじぶん自身を知るいい機会にする
 投資を始めようとすると、じぶん自身のお金について考える機会が増えてきます。ロボアドでの投資に合わせて、銀行口座やクレジットカードの整理、携帯代や電気代なども見直してしまうのがおすすめです。収入と支出のバランス、身の回りのお金について整えるチャンスかもしれません。

 ロボアドは、とてもシンプルで誰にでも使えるツールですが、活用するためには少しの知識と、全体像を見渡した上で自分に合うものを自分で選ぶことが大事だと感じました。

 次回は、株主優待編です。

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PROFILE

鈴木万梨子(すずき・まりこ)TOE THE LINE Inc. 代表取締役社長

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獨協大学外国語学部フランス語学科卒。新卒でH.I.S.に入社し、法人営業として団体旅行の企画・営業・手配・添乗を担当し、海外を中心に約8千人にツアーを提供。起業を目指し2015年、金融系ベンチャーに転職。金融業界に入ったことでお金の知識のなさに衝撃を受け、「きんゆう女子。」を立ち上げる。2016年3月に起業し、Webサイト立ち上げ本格的に「きんゆう女子。」をスタートさせる。旅と服をコーディネート・手配するサービス「FIT the Local」を企画準備中。https://kinyu-joshi.jp/

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