クリトモのさかな道

出水vs福岡、釣りアジの食べ比べ

  • 文・写真 栗原友
  • 2017年9月12日
  • 佐島のお気に入りのお寿司やさん

  • 左からカマス、むつ、あじ、いわし

  • これでかわはぎ1尾分。あっという間にぺろり

  • 鯵の食べ比べ。上が出水、下が福岡

  • 食べたらやっぱり違う。出水はすごいわ

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 またまた横須賀の佐島に行きました。佐島に行くときにほぼ行くおすし屋さんがあるのですが(以前も紹介した店)今回も食べたいネタが盛りだくさん。娘と半分こしながら旬のものをたくさんいただきました。カマスの炙(あぶ)り、むつの炙り、アジ、いわし、かわはぎ。

 そして娘はアジのお刺し身が食べたいとリクエスト。あとは納豆巻き。魚のおだしたっぷりのおみそ汁もサラダも平らげて、帰りの車で爆睡していました。カマスの炙りがものすごくおいしくて、こちらはアンコール。佐島は日曜日でも市場が開いているので、おいしいの食べられてとってもハッピーです。

 話はかわりますが、久しぶりに魚の食べ比べをしました。鹿児島は出水の釣りアジと福岡の釣りアジ。さて、何がどう違うのか。値段は出水が福岡の4倍以上。聞けばギョッとします。魚だけに。目をつぶって味覚を研ぎ澄まして、口の中に一枚ずつ運びます。1枚目、おいしい。2枚目、おいしい。かみ進めると、あれっ? 腹の肉の部分のかみ応えが違う! 少しサクサクしてる。脂の部分がそんな歯ごたえがするのかも。

 2枚目はアジの王様「出水」で正解。とはいえ、福岡のアジも全く引けをとらない。金額は違えど、味わいや身の質は互角。これを見つけてきた我が夫、なかなかの目利きなのかもしれない。これからもおいしいものたくさん食べさせてもらうことにしよう。

 そうそう、娘がいつもご飯を食べ終わる時に言わせている言葉があります。「パパ、今日もありがとう」です。父親が買ってきたお魚、父親が働いて食べさせてくれるごはんに感謝の気持ちを持つよう、娘に理解してもらうためです。

 最初はセリフだったかもしれませんが、今ではパパの顔を見ながらきちんとありがとうを伝えることができます。食育ってこういったところも食育なのではないかと思うのです。

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PROFILE

栗原友(くりはら・とも)料理家

写真

東京都出身。趣味の旅行や留学中に出会った外国の味を、日本でも簡単にアレンジできるレシピを紹介すると共に、旅と食の楽しさを様々なターゲットに向けて提案している。2012年から4年間、築地の斉藤水産で修行。現在は料理教室を中心に活動する傍ら、魚料理の啓蒙や魚を用いた食育に力を入れている。近著に『クリトモの大人もおいしい離乳食』(扶桑社)、『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』(朝日新聞出版)。http://kuritomo.co.jp/

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