安室奈美恵が生んだ潮流 引退発表、貫いた「自分らしさ」女性たちに影響
- 2017年10月4日
歌手の安室奈美恵が来年9月の引退を発表した。1990年代にはファッションや髪形、メイクをまねた「アムラー」と呼ばれる女性が社会現象となるなど、若い女性のファッションリーダーでもあった。
ストリートファッションに詳しい共立女子短大の渡辺明日香教授によると、アムラーが登場したのは95年ごろ。70年代調のぴたぴたのTシャツとベルボトム、ミニスカート、厚底のロングブーツ、へそを出した服装が特徴だった。97年、安室が結婚発表の記者会見ではいていたバーバリーチェックのスカートは大ブームとなった。
服だけでなく、日焼けした肌や茶髪にシャギーを入れたストレートのロングヘア、アーチ状の細い眉毛やタトゥーなど、髪形やメイクでも大きな潮流を生んだ。
渡辺さんは「男性にこびることなく、自分らしいファッションと主張をきちんと持っていた」と指摘。「ファッションアイテムやコーディネートをはやらせただけではなく、身体そのもののファッション化という点でとても影響が大きかった」と話した。(長谷川陽子)
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