「ダイバーシティー」の意味を、渋谷で考える。Dive Diversity Summit Shibuya[PR]

  • 2017年11月7日

  

  • 渋谷区観光協会 理事長 金山淳吾さん

 文化の生まれる場所として常に注目を集める渋谷から、「ダイバーシティーというカルチャー」を発信する新たな取り組みがスタートする。仕掛け人の金山淳吾さんに、企画の狙いと見どころを聞いた。

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社会に新たな価値を生み出す
ダイバーシティーという可能性

 東京・渋谷区は2016年に、区の基本構想を20年ぶりに一新しました。「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」というのがそれです。一人ひとりの違いを認め、包摂し、多様性を生かした社会を渋谷から生み出していこうという強い思いが、この言葉には込められています。以前の基本構想ができた時には、2020年に世界中の人が東京に集まってくることも、テクノロジーがこんなに進歩することも、誰も予想していませんでした。新しい時代には新しい街のビジョンが必要ですし、そのなかで渋谷らしさを生かすとしたら、多様性、つまりダイバーシティーを軸にするのが最もふさわしいだろうと思います。

 そこで一度、ダイバーシティーの意味を再確認し、その可能性について考える場を持ちたいと長谷部健・渋谷区長と話し合い、「Dive Diversity Summit Shibuya」という一種のイベントを開催することにしました。メインカンファレンスには、学識者、政治家、経営者からメディアアーティストまで、文字通り多様性に富んだパネリストに参加していただきます。僕自身が話を聞きたい、このメンバーで議論してもらいたい、という人たちを集めました。それぞれ大まかなテーマだけは伝えていますが、そこから先がどうなるのか、僕にもまったく見えていません。彼らの話がどこに行き着くのか、あるいは行き着かないのか(笑)、みなさんにもぜひ注目してもらえたらと思います。

 1日目は「多様化する働き方・価値観」、2日目は「未来をつくるソーシャルイノベーション」、3日目は「多様性の時代を生きる」とゆるやかにテーマを分けています。もちろん3日すべて来場していただければうれしいですが、どこか1日だけでも通して聞いていただけると、ダイバーシティーの可能性についてかなりイメージがつかめるのではないでしょうか。

答えを出すのではなく
可能性を提示したい

 日本ではダイバーシティーというと、女性管理職の登用や障がい者雇用の促進とイコールで捉えられがちです。しかし、仮に男女比率が50パーセントずつの会社があればダイバーシティーの理想形かといえば、決してそうではありません。重要なのは100人の100の個性が存分に生かされることであり、その時初めて何か新しいことが起こるのだろうと思います。ダイバーシティーを「解決すべき課題」ではなく、「可能性創造のキーワード」と位置付けた時、この国の社会はもっと強くなれるのではないでしょうか。

 丸の内はビジネスの街、新宿はショッピングの街、そして渋谷は文化の街として長く発展してきました。その渋谷から「ダイバーシティーというカルチャー」を発信することには大きな意味があると感じています。LGBT映画の上映会、シェアリングエコノミーを考えるセッション、Eスポーツの体験パビリオン、高校生だけのカンファレンスなど、期間中は渋谷の街全体で多くのサテライトプログラムも実施します。テーマも形式も実に多彩ですので、どれかひとつでも足を運んでみてください。

 DDSSは、答えを出すための場所ではありません。その代わりに、できるだけ多くの可能性をここから提示したい。参加したみなさんの頭がグチャグチャになって、ヒントと刺激をたくさん持ち帰ってもらえたらうれしく思います。初めての試みですので不十分な点があるかもしれませんが、このイベントの精神に照らせば何が起こってもそれは失敗ではなく、多様性の一部なんだと受け止めてもらえると幸いです(笑)。個性と多様性がもたらす価値について、ぜひ一緒に考えましょう。(談)

    ◇

金山淳吾(かなやま・じゅんご)
一般財団法人渋谷区観光協会 理事長
1978年生まれ。電通、OORONG-SHA、ap bankでの事業開発プロデューサーを経て、クリエイティブアトリエTNZQを設立。「クライアントは社会課題」というスタンスから様々なクリエイター、デザイナー、アーティストと企業との共創で社会課題解決型のクリエイティブプロジェクトを推進。2016年より一般財団法人渋谷区観光協会の代表理事として渋谷区の観光戦略・事業を牽引し、渋谷区をステージに様々なプロジェクトをプロデュース。2017年、クリエイティブファームEVERY DAY IS THE DAYの設立メンバーとして参加。

「DIVE DIVERSITY SUMMIT SHIBUYA 2017」メインカンファレンス

日程:11月13日(月)〜11月15日(水)
時間:10時~15時半 (予定)
会場:明治神宮会館(東京都渋谷区代々木神園町1−1)
公式サイト :www.ddss.tokyo

登壇者
岩村水樹(グーグル 専務執行役員)
梅澤高明(A.T. カーニー日本法人会長)
岡島悦子(株式会社プロノバ代表取締役社長)
軍地彩弓(株式会社gumi-gumi代表)
小池百合子(東京都知事)
後藤太一(リージョンワークス合同会社代表社員)
齋藤精一(株式会社ライゾマティクス代表取締役)
齋藤貴弘(弁護士)
佐藤夏生(クリエイティブディレクター)
澤邊芳明(株式会社ワン・トゥー・テン・ホールディングス代表取締役社長)
中村貞裕(株式会社TRANSIT GENERAL OFFICE代表取締役)
中山俊樹(株式会社NTTドコモ代表取締役副社長)
夏野剛(慶應義塾大学特別招聘教授)
Neal Gorenflo(co-founder and Executive Director of Shareable/一般社団法人シェアリングエコノミー協会)
Haiyan Zhang(マイクロソフトリサーチ イノベーションディレクター)
長谷川敦弥(株式会社LITALICO代表取締役)
長谷部健(渋谷区長)
浜田敬子(Business Insider Japan統括編集長)
林千晶(株式会社ロフトワーク代表取締役)
古田大輔(BuzzFeed Japan創刊編集長)
水口哲也(Enhance代表 / EDGE of, Co-founder)
村上敬亮(内閣府地方創生推進室次長)
別所哲也(俳優/ショートショート フィルムフェスティバル & アジア代表/渋谷区環境協会名誉理事)
小泉秀樹(東京大学 まちづくり研究室教授)
留目真伸(レノボジャパン株式会社 代表取締役社長)
尾形武寿(日本財団 理事長)
佐藤可士和(株式会社サムライ クリエイティブディレクター)
Nanette Schippers(アムステルダム市政府 経済局 スタートアップ・アムステルダム事業 プロジェクトマネジャー)
南章行(株式会社ココナラ 代表取締役社長)
りゅうちぇる
小笠原治(株式会社ABBALab 代表取締役社長)
落合陽一(筑波大学 学長補佐/図書館情報メディア系 助教/デジタルネイチャー研究室主宰)
レイ・イナモト(Inamoto & Co. Founding Partner)
Astrid Klein(クライン ダイサム アーキテクツ 代表取締役)
島原万丈(株式会社LIFULL LIFULL HOME’S総研 所長)
根本かおる(国連広報センター 所長)

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